挫折からの大学3年次編入
白衣を着て仕事をしたい
それを夢見て大学受験に臨んだが大敗
浪人が許されなかったので、私はバイオ系の専門学校へ進学した。
そこでは、2年間学び、卒業後は会社に就職するのが王道だった。
しかし、「3年次編入」という道があることを知り、それにかけてみようと思った。
生物学科 3年次編入という道だ。
さて、当時は大学3年次編入をしようと思ったら
◎大学で◎◎単位取得 もしくは
◎短大卒 でなければ受験できない
専門学校卒業の身分では受験できない。
そこで「短大の通信教育」を取ることになった。
専門学校のカリキュラムは、厳しい
朝から晩まで実験とレポートと講義
土日は、通信教育のスクーリングやレポート
資格試験の勉強等
バイトなにそれ?状態である
専門学校2年目
私は突然やる気を失った
単位的には大丈夫だが、受験勉強をする気力が失せてしまった
就職も受験も嫌だ
そんなモヤモヤしているときに、学外の研究所へ
卒業研究生として行かせて貰えることになった
このまま、ここで就職しちゃおう♪と
易きに流れかけたとき
研究所で雇用されないことが決定
当然だ、私は何もかもが未熟だった
そのときは、就職活動時期を過ぎており、且つ編入試験も終わっていた
「浪人ダメ」と言っていた父に
「大卒じゃないと、任せてもらえる仕事も給与も違う」と説き伏せ
浪人を許してもらった
専門学校の卒業式、進路が決まってないのは、たぶん私を入れて1人か2人
学校側とちょっと対立的なことになっていた自分は
先生がニヤニヤしながら「就職どうすんの~」と言ってきたときには
心底腹が立った
私に実力がないからだ
学校の力を借りないと何もできないのは嫌だ
絶対に大学に行かなければ
炎のようなやる気がでた
卒業して3か月後に編入試験があった
大学受験と違い、資料がほとんどない
半ばカケのような勉強をしていたが
専門試験を解き、面接で素直に自分の思いを打ち明けることが出来た
合否は気にしない
やれるだけやったな
と
思った1週間後
合格通知が来た
私にとって初めての成功体験
8人受けて、受かったのが自分だけだった
母と泣いて喜んだ
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
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