高校中退後に住んだ京大吉田寮

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いつ頃の話ですか?

2000年~2002年の話です。

何が起こりましたか?

当時、大阪で共学のスパルタ進学校を中退した私は、大検取って大学に入ろうと思いつつも、生活費稼いで自立することにも興味があって、ふらふらしていました。
そこで巡りあったのが京大吉田寮。とあるきっかけで知り合った応援団員の方に案内してもらい、辿りつきました。
ちなみに、その応援団員の人はめっちゃいい人で、吉田寮の住人に麻雀に誘われていたついでに、日本最古の大学寄宿舎を見せてあげようというノリで僕を案内してくれたのだと思いますが、その後、住むようになるとは思いもしなかったでしょう。
http://kyo-dark.sakura.ne.jp/member/index.html
(参考:応援団HP)
最初に見たのが吉田寮の「麻雀部屋」
休みが出来たら全国の雀荘を渡り歩くアカギみたいな人がいました(笑)麻雀はたまに混ぜてもらう程度でした。
古い漫画も含めて数千冊置いてある「漫画部屋」
めぞん一刻、寄生獣、ジゴロ・・・片っ端から読み漁りました。
寮内LANでの対戦が楽しいオンラインゲーム「エジパイ部」
この部での活動がメインでした。ドワンゴ会長の川上氏も学生時代にハマってたらしいAgeofEmpiresというゲームがあるのですが、当時、インターネット回線が細かったので、この種のオンラインゲームをがっつりやれる環境は大学の寮内LANしかなかったのですよね。
このゲームに出会ってからの半年間は毎日6時間はやってました。修行に近いですね(笑)
元々、学校帰りにゲーセンに行って格ゲー(スト2、KOF、ガンダムなど)をやる戦闘民族だったので、ゲームには自信があっったんですよ。格ゲーの大会で優勝したりもしてました。
にもかかわらず、経験ある猛者達には勝てず、寮内では真ん中くらいの強さでした。
ちなみに、AgeofEmpiresは今AgeofEmpires3(AOE3)まで出ているんですが、大学時代に趣味としてまた始めて、チーム戦世界NO.1になりました。
最近は、退役軍人ぎみなのですが、3vs3のチーム戦大会でここ最近の成績は、準優勝、準優勝。 まだまだ強いみたいです。
全く一般では通じないのですが、Microsoftに勤める友人などには、「AOEめっちゃ強い人でしょ?」と覚えてもらえるという特典があります。
そういった活動をしながら、仕事もしながら、勉強もしながらで、高校中退後2年間、住んだり、離れたり。寮生(新入生達)との共同生活の経験も良かったですね。
DTな新入生もいる中で、キスマーク付けて朝帰りしたりなんかすると、疎まれたり、煙たがられたり、羨ましがられたり、特に何の態度の変化もなかったり、色んな反応があるんだなぁと。

今振り返ると?

9.11も吉田寮で経験しまして。
「飛行機がビルに突っ込んだ―。テロでしょ。世界はどう変わるんだろう」とかっていう話を、寮生達がしてるわけですよ。
当時のノータリンの私は、ビルに飛行機が突っ込んだことがどう世界と繋がっていくのか全く理解が及ばなかったのですが、普通の高校生だとまぁ、そんなものなのかもしれません。
寮生と社会情勢やら哲学的なテーマやら、社会をどうよくするかに関して議論したりしてるうちに、色んなモノの見方があるのだということを急速に学べたのは良い経験だったなぁと思います。
しかしながら、当時、この人、理論的ですげーなぁ、将来社会を大きく変えるだろうなぁと思った人も、どうやって稼ぐか?という領域や、資本主義社会のルールの中でどのように社会を良くしていくかという領域に関しては、no ideaだったんだろうなぁと今は相対化出来るようになりました。
京都は特にそうなのですが、嫌儲的な思想も強かったように思いますし、何事も、実際に経験/実践しないと知恵が血肉化していかないものなのだなぁというのは、20代ずっと東京でベンチャーやってたので気付きましたね。博識なだけだと何にもならなくて実行が重要なのだと。
そしてどんな問題意識を持っていようと、ソリューションのアイデアを持っていようと、実際に自分がコミット出来る問題は限られているので、今では慎重にコミットする問題を選ぶようになりました。
色んなテーマに関して、語れるは語れるのですが、積極的に語ることに意義を見出さなくなった。だって、語っても、ソリューションを見出しても自分ではやらないですもん。
やらない=経験/実感しない中での机上のソリューションなんて全く使い物にならないわけで、そういうのって実際に現実に適用させて、磨き続けることで初めて使い物になるんですよね。
賢い大学生はえてして語るもので、語らない大人の頭の中にはそんな“語らない理由”や“語るまでのプロセス”があることを知る由も無かった当時の私は、
京大生=この人達頭いい!崇高な理想持ってるし、素敵!
社会人=思想もビジョンもなく社会の歯車だし、儲けることばかり考えててダメダメだなー
という認識でしたね。
ベンチャーごっこやってる若者達を見下している感じというか(笑) そんな雰囲気だったのですよ。
でも何事も、知らないと、相対化出来ないので、ありとあらゆるテーマに関して語り合ってみたあの頃はとても有意義だったし、逆に、実行命で、マーケットあるところにベンチャー立ち上げて泥臭く生きていた20代はそれはそれで良いものでした。
今はハイブリッドですね。
バランス型というか中庸が良いというか。
社会の問題解決のために自身の時間やスキルは使うことにしていて、自分の感覚で感じられる価値や、自分の目で見た問題に対して、資本主義社会の因果律を活用することで、いかにうまく解決できるか?というところに取り組んでいます。
吉田寮での生活は、後の自身の生き方にベクトルを与えたという意味で、とても貴重な体験でした。
たぶん吉田寮に住んでなければ、事業家やってたとしても、
「事業家は稼げるだけ稼げばいいんだよ。稼いだ分税金払うんだから、資本主義の仕組みで解決出来ない問題、民間が参入しにくい不採算領域は、国が担うっていう風に社会は設計されてるんだよ」
という風に割り切った考え方、多様な価値感覚を持たない効率厨になってたんじゃないかと。
そんな吉田寮での生活。
10代後半の思い出ストーリー。
読んでよかった
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お金と社会的価値の問題は、いつも考えますが、なかなか難しいですね!
寮に入ったことがないので羨ましいです。
最近は個人的にシェアハウスに住んでみたいな〜と思っています!

シェアハウス、おすすめですよ~。 僕も学生ん時、20代中ごろ、やってましたけど、楽しかったです。  にしても、Storys、細かく見てるんですけど、センスいいっすねー。 私は、おでかけ系のサービス作ってるんですけど、この下の書きかけの○○ってやつ、コンテンツ以前のモチベーション喚起&ニーズの可視化っていう観点で次実装予定にしてて。 お、こういう形もあるのか!と関心してしまいました。 また、機会あれば意見交換させてください~。

ちょっとしたきっかけがあり、 リバ邸@池袋を立ち上げることにしましたー。2015年5月OPEN予定。 入居者(ラボメン)募集中ですー。

http://liverty-house.com/ikebukuro/

宮川 耕

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