どうして僕はベンチャー企業に移ったのか、少し考えてみた。

1 / 2 ページ

世間はGW。僕はそんな中、せっせと仕事をしている。

普通だったら「ブラック企業だ!」とかなんとか言って、twitterやfacebookに不満をぶちまけていることだろう。

でも不思議とそれがない。

会社でmacを支給されているからなのか。

普段から自由に働いているからなのか。

はたまたやり手の社長にだまされているだけなのか。

というのは冗談だけど、、、

ある程度守られた、そして給与も頑張れば水準以上もらえそうな会社にいた僕が、どうして何も整っていないベンチャー企業に行こうと思ったのか。

新しい仕事について3ヶ月が経った今、自分の思考を整理する上でもこれまでを少し振り返ってみようと思う。


1.そもそも、なぜベンチャーというリスクを選んだのか?


最初に親にこの転職の話をした時、思いっきり反対された。



基本的には僕の伝え方が悪かったのだけれど、とにかく反対された。



ある程度収入も安定していて、土日も基本的には休めて、ボーナスも出る。



そういう会社から、ボーナスがとか以前に、月給も固定されない(必要最低限は保証されているが)会社に行くと息子が言うもんだから、止めるのもよくわかる。



ベンチャーは、リスクがつきものだ。



もちろん、普通の一般的な会社でも、大企業でもビジネスをやる上では色々とリスクはつきまとう。



それでも、圧倒的にベンチャー企業の方がリスクがつきまとう。と、僕は思っている。



そもそも経営基盤的に資本が少ないとか、そういうこともある。



トラブル対応だって自分たちでしなくてはいけないし、上司が責任を…とかいうこともあまりない。



そして何より、会社がパタッとつぶれることもある。自分がそこで路頭に迷う可能性がある。そこが一番のリスクだと思う。




現代では、大手企業も簡単に勢いを失い、倒産する。



でもその確率からいうと、当たり前だがベンチャーの方が高い。例えば前にいた会社は、倒産、ということはまずあり得ないと思う。



物事において絶対は無いが、前の会社は超大手巨大企業の子会社だったので、ほぼ絶対倒産はしない。(吸収合併とか、組織改編とかあるかもしれないけれど。)



今いる会社はどうか?



たぶん、明日や明後日にははつぶれない。でも、仮に大きな賠償金を支払わなくてはならない問題が起こったり、急にマーケットの情勢が変わり、うちの提供しているサービスに誰も見向かない状況が来たら、すぐに終わってしまうだろう。そのくらいの規模だし、そういう会社なのだ。




少し前置きが長くなったけれど、じゃあどうして僕がわざわざベンチャーに行こうと思ったのか。



結構答えは単純で、「今のタイミングでチャレンジしないと後悔するかも」と、直感的に思ったからだ。



どうでもいいかもしれないが、僕の直感は良いものも悪いものも含め、結構当たる。



下手な占いよりは当たる。そこに従った、ということ。もう少し理由を考えてみると



まずは、周囲に沢山のサンプルがいたこと。



サンプルと言うと失礼だけど、周囲に沢山楽しそうにベンチャーで働く友人がいたからというのもある。彼らを見ているとものすごくエネルギーを感じたし、「ああ、仮にこいつらの会社がつぶれたとしても、こいつらは頑張ってまた何かを始めて(or企業に入って)活躍していくんだろうな」と感じたのだ。そこに何となく自分を重ね合わせていたのもあるかもしれない。



そして、今の会社の自由さ、それに伴う責任。それが自分を大きくするのではないかと思った。



これが一番大きい。



スマートに仕事をするのもカッコいい。けれど、20代のうちに、がむしゃらに働く時期も必要だ。



ここならがむしゃらになれるかも、頑張れるかも、という直感。それがあった。



だから、半分親を押し切る形でベンチャーの門をたたいてみた。


まあ周囲からすると、やっぱりチャレンジングだとうつるらしい。

そらそうだよね。

年を重ねるに連れて自動的に給料が上がっていく訳でもないし、将来的なプランは一般的な大企業とは違い、想像しにくい。

将来的なプランが想像しにくいというか、そもそも会社の未来さえも分からない、という方が正しいのかもしれないけれど。


2.実際に3ヶ月働いてみてどう感じているのか?


章のタイトルと話がずれてしまうが、うちの会社がどんな会社なのか、少し書いておく。

基本的な業務は不動産の仲介業務。(その他もあるが、とりあえず割愛。)

一応の勤務時間は9時〜18時。

普通の不動産業者さんとは違い、店舗は無い。集客はネット上だけ。

ネット上に物件の写真や記事をアップし、問い合わせが来たら日程を調整し、内覧する。という流れ。

もちろん括りは不動産の仲介であるから、やることは街の不動産屋さんに近い。形上の違いはインターネットだけでしか集客していないこと、店舗が無いこと、営業車もないこと。

お客さんのニーズを内覧前に把握するのはなかなか大変だ。(と思っている。)

内覧前にやる気がなさそうでも申込をくれたり

逆に問い合わせ物件に決める気満々でも、内覧後に音沙汰がなくなったり。笑

とはいえ、これだ!これはいい!と思った物件を取材して、ホームページ上に掲載する。

そして反響が来て、お客さんに住んでもらう、というのは自分のおすすめを受け入れてもらえた気がして何だか誇らしい。


そんな僕らの働き方は、ものすごく自由だ。

一応月曜日のミーティングは全員出席義務があるけど、それ以外は自由。

直行直帰ももちろん出来るけど、出勤時間も退社時間も割とフレックス。8時に来たら17時に帰ってもいいし、逆に21時から契約の仕事があれば12時に出勤しても良い。

朝も「自宅作業」してから取材や内覧に行ってもいい。

最初のうちはこのやり方にも戸惑ったが(そもそも慣れていないので当たり前)、今では自分の思ったように仕事を進めることが出来る。

別に夜遅くの方が集中できるのであれば、早めに家に帰ってそこで仕事をしても良いし、天気の良い日はカフェのテラス席で仕事してても良い。(たぶんね。みんなオフィスにいることも多いけど。)

そこらへんの許可は、一切必要ない。メールをちゃんと出して報告しておけばOK。特に、ここ3ヶ月でそれに関して何かを言われたことはない。

ということは

裏を返すとタイムマネジメントは自分次第。ここでの経験をどれぐらいプラスに出来るのかは、自分の裁量次第だ。

著者の堀 正斉さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。