私には「身体を売る」しかない。

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「お母さんだけだったら、よかったのに。」力なく言う彼女は16歳から、繁華街にある性風俗店で働いている。

 家族は、両親と妹2人弟1人。父は、昔から厳しく周囲から虐待を疑われる程、暴力でしつけをする人だった。中学生の時、父が友人に「こいつは、将来ソープでしか働けないような女だから遊ばない方がいいぞ」とよく言っていた。凄く悔しかった。

 中学卒業後、居酒屋のバイトを始めるも、父はギャンブルに狂い、母は酒浸り。

家のライフラインが切れ、冬でも水風呂は当たり前だ。ガスと電気が切れている時は、まかないを持って帰り妹達に食べさせていた。バイト代は、父のギャンブルと母のお酒代に消えていく。


 父が季節労働で本土に行くことになった。「これでしばらく殴られない。父が仕事をしたらライフラインが切れる事もないはずだ」と思ったが、そんな期待は簡単に崩された。

父からの仕送りは無くなり、バイト代を送るよう電話してくるようになった。

仕送りを拒めば「帰ってきたら殺してやる」等と、罵倒される。

中学生の時、父に言われた言葉が頭をよぎった。「私が風俗で働けば良いのかもしれない。私は、どうせまともな仕事なんてできない人間なんだ」。

彼女は、迷うことなく体を売る道を選んだ。


 仕事を始めてからは、沢山稼げるようになった。妹や弟には、普通に生活させてあげたいと考え、出勤する日数を増やした。しかし、彼女の思いは届かなかった。妹は高校にも行かずニート。弟は、バイトすらしない。

本格的に、萌の収入だけで家族が生活し始めたころ、父親は帰ってこなくなった。

母は、体が弱いのを気にかけずお酒を飲み入院。


萌の考える普通の生活は、叶わなかった。

「私も、自分が生きている環境や仕事が普通じゃない事は知っている。だけど、妹が私と同じような仕事に就くかもしれないと思うと辞められない。いつか、わかってくれるはずだから。」と、現在25歳の萌は、普通の生活をおくれる日を夢見ている。



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ここまで読んで頂きありがとうございます。

これは、「お前たちみたいな女が子どもを殺す」と、言われた彼女の話です。

ブログでも公開していますが、アクセス数が全く伸びないので・・・

こちらでの公開に踏切ました。笑

ここでの公開に踏み切る際、萌と話をしました。

「今まで話した分は、公開してもいいよ。でも、これからは取材の協力はしない。だって、私たちの思いが社会に届く事は無いから。語って辛くなるくらいなら、何も言わない方が良いと思ってしまったんだ。」と、話していました。


とはいえ、萌のインタビューは・・・

3年分溜まっています。笑


いつか、公開する時期がきたら、私自身が少しでも発信する力を持てた時に「公開」する約束で続けてきたものです。

少しずつ世の中が変わっていく事を祈っています。


                             GrowAsPeople 上原ゆか子

読んでよかった
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少なくとも僕はもっと聞きたいです。

少しでももっとましな生活ができる日が来ますように

娘を金づるとしか思ってないように読めるが……この父親の方を何とかしないと、普通の生活には絶対に手が届かないのでは。

人は生まれながらにして不平等、少なくとも子供たちは限りなく平等になるべきだ、その為に何か自分でできることを見つけたい。

コメントありがとうございます。
上原ユカ子で他のストーリーも投稿しているので、そちらも読んで頂けると嬉しいです。

何か勉強をすればいいと思いますよ。趣味ではじめてもそのうちもっと広がりを持つようになるかも知れませんからね。
将来の自分を信じて今の自分自身に投資をしましょう。

こういう場合、家族をすてて自分自身の人生をよくすることを考えたほうがいいですよ

自分の体を売ってまで家族を養い、兄弟の将来まで心配するも、その想いは皆に届かず。これでは萌さんが報われませんね。家族全員が彼女に依存し続けている現在の状況を変えるには、萌さんが一人家を出て遠くで暮らすのが最善の方法だと思います。

両親のやっていることは虐待そのものですね。

徳田 優華

こんばんみ。上原でございます。

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