墓地から這い出て、自由になってやった。

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「結婚は人生の墓場だ」


世の中の男性の、6割がそう感じてるというデータがあるそうです。


前回の記事の通り、

僕の結婚はマジでお花畑です。

ええ、楽しいです。今のところ。



僕にとっての「墓場」とは「会社」。
ではなく、「社会」でした。



今から16年前、


フリーターという職を捨て、会社員という奴隷になる為、東京行の新幹線に乗り込みました。


後で書きますが、ここでの「奴隷」という言葉は、


僕の中で、非常にポジティブな意識として捉えています。



自分で言うのも何ですが、


就職する27歳になるまで、それはそれは我侭、気ままに生きてきました。


高校時代はバンドに明け暮れ、

大学時代はバイトに明け暮れ、

フリーター時代には、女に明け…ゴホ、ゴホッ


好きな時に、好きな様に、好きなコトをやる!


海賊王に俺はなる!


くらいの勢いがありました。


しかし、こんなカッコいい生き方、(別名、腐れ外道とも言います)



続くわけが無い。



お金が無い奴に、アイデンティティは確立されません。


そりゃそーです。


生活に必死な奴が、

生き方がどーのとか、俺はこう在るべきだとか、


そんな余裕ぶっこいてる場合じゃ無いだろ、アホか。



ということで



自己需要感をこよなく愛するナルシスト僕。

は、貧乏なまま偉そうに生きてる自分を、許せなくなったのでした。


そして、


理想の生き方と現実のギャップに、いつの間にか、かる〜く鬱になってました(笑)




叔父
お前、東京でも行けば?




見かねた母方の叔父が、仕事先を紹介してくれました。


病んでた僕は、すがる様に上京します。


理由は、



やった!これで俺は東京人だ!カッコよくね俺?




東京に住む。



という既成事実だけで、何故か人生うまくいきそうな錯覚に陥る人は、


多分、僕だけじゃ無い。



完璧に錯覚していた証拠に、新幹線に乗り込む僕の両手には、


ギターケースが二つぶら下がってました。




何しようとしてんの?僕?




当時の自分に、聞いてあげた。



当時の私
もちろん、会社なんかすぐ辞めて、プロのギタリストになるのさ!


な、何で?



当時のバカ
だって、東京だし!!










残念ながら当時の心境は、ハッキリと覚えておりました。



どポジティブに、自分大好き男の独断と偏見と慰めを込めて言うと、

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