自律神経失調症から復活したスタイリスト    その3

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【浄化され始めた心】

 


その2で病みました。

さて、僕はどうなってしまうのか。

そう言ってはみても今は無事なので、ちゃんと回復します笑





救いを求めて港区にある大病院へ。


受付を済ませて、精神神経科に行きました。

病院だからたらい回しかなと思いましたが、

スムーズに目的の場所に。



待ち合いスペースに入ると、

突っ伏している人や、寝ている人、

放心状態の人が自分の番を待っていました。



付き添いの人も多く、ちょっとだけ混んでいました。



空いている椅子に座り、問診票を書き、

自分の名前が呼ばれるのを待ちました。


待っていたにも関わらず、

自分の名前が呼ばれたときに、びくんとしました。



2さんに呼ばれたことを思い出したからです。

恐怖の気持ちが蘇ってきました。


下を向きながら、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせる。



必要事項を書いて、診察室へ。



カーテンを開けるといくつかの個室が。

当たり前ですが、複数の個室は区切られていて、



誰の声もほとんど聞こえません。




一つの個室に入るために、戸をスライドさせると、

そこには柔和な医者が座っていました。




何を話したかは覚えていませんが、

心がすっきりしたことを覚えています。


やっと人に言えたということで、

心の枷が取れたのかもしれません。




自律神経失調症




そう言われたことは覚えていて、

眠れないので、睡眠薬をくださいと言ったのも辛うじて覚えています。


睡眠薬の他には安定剤のようなものをもらいました。

若干パニックになる部分もあったので、

助かりました。



しばらく薬を飲んで療養と思い、

会社には診断書を出して、2週間休むことに。



ここで、悩みが解決するかと思いきや、

せっかく眠れても夢でうなされたり、

ある程度、また考える力や時間が出来たことで、

自分て何て弱いんだと、ネガティブな考えが浮かびました。




自己嫌悪が襲ってくる毎日。

一人で部屋に居て泣きながら、



「恥ずかしい」

「情けない」

「弱い」

「親に迷惑かけている」

「友人には会いたくない」

「ダサい」

「くだらない」

「今、ニートだ」



頭の中をぐるぐるぐるぐる言葉が回り続けて、

自分を責め続ける日々が続いた。




ただ、起きて腰をかがめながら、

白い壁を毎日、ぼぉうと見る日々。



時には発狂しそうになったことも。




※小休止というわけでは無いんですが、

 ちょっと知ってもらいたいことがあります。

 色的にも真っ白な壁って精神おかしくなるので、

 病んでいるときは、あまり白一色の部屋にはいない方が良いです。


 何かの本かネットで見ましたが、

 すぐ精神崩壊するらしいので。

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