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大槻 健志

今翻訳家目指してます。好きなものはクロマニヨンズとタイカレーとカルピスのクリーミーチョコレート

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大槻 健志の人生のストーリー

一年間の浅いい話

 なにはともあれ大阪のおばさまはやさしいという話です。  今となってはもう昔、とあるホテルで働いていた時のことです。睡眠不足も頻繁なその職場で、私は毎朝仕事始めにブレンディのスティックコーヒーなるものを飲むのが常でした。朝ご飯は習慣的に食べたことがありません。それが理由ではないのですが、やせた体型をしています。周りのぶくぶく豚みたいにしまりのない男性ホテルマンの中でわたしは明らかにやせておりまるで違

一年間の浅いい話第二回

 続きましてはおばさまBの話ですが、大阪のおばさまはメチャメチャやさしいというはなしに変わりはございません。  今となってはもう昔の話ですが、前述のおばさまAが深夜のフロントならおばさまBは昼のフロントです。ですからおばさまBもやさしいおばさまに違いありません。それはいいとして、そのおばさまBはとてもまじめで仕事熱心な方でありました。ホテルの仕事と言えども、多大な事務仕事、その大部分が無駄で必要のな

一年間の浅いい話第三回

 引き続きましておばさまCの話です。実際のところAとかBとかCとかいうのは、匿名にせざるを得ないため便宜上つけたもので、ひとりかもしれませんし、あるいは、Aさんのエピソードが実はBさんのものであったりと、混乱をきたしている可能性もございますが、ともあれ、この話は大阪のおばさまはやさしいという話ですから、問題はありません。  で、おばさまCの話です。おばさまCはとても綺麗な人でした、いや、です。今でも

一年間の浅いい話第四回

 今となってはもう昔の事ですが、大阪のやさしいおばさまの話はまだまだ続きます。すでに飽きてこられたかたも大勢いるかとは思いますが、一応すべてを書き尽くそうと思っておりますので、これまですべてに目を通された方はしばしおつきあいを願います。すでにこの話がでっち上げだなどといぶかっている方も大勢いるかとは思いますが、そんなことはありません。すべて本当に起きた話でありまする。  これまで、A、B、Cと登場し

よくある夢破れて山河ありの話

 昔々あるところに、お転婆な女子中学生がいました。いわゆる不登校児でしたが、いじめにあっていたとか、病弱であったとかではなく、行きたくないから行かないという、真の不登校児でした。卒業しても、仕事はなく毎日ぶらぶらとしていました。  母親はその界隈ではかなり有名なホステスでした。その紹介でスナックで働きだしたはいいものの、遅刻はするわ欠勤はするわ、ホステスでありながら客は平気で殴るわで、預かったママも

一年間の浅いい話第五回

 ついこの間登場したおばさまCとおばさまEの話です。女の人というものはとかく嫉妬深い生き物です。それが年の離れた者どうしならなおさら深くそこも見えません。おばさまEはかなりのお年であり、おばさまCは相対的に若いおばさまでした。  ある日、私がおばさまCにマフラータオルをプレゼントしました。じつはいろいろと訳がありますが、それはふせといて、その次の日のことです。どこかの日帰り温泉で勝ってきたようなタオ

一年間の浅いい話最終回

 で、マフラータオルの話です。突然話がかわりますが、私は休日どこか遠くに出かけるたびにスタッフにお土産を買ってきました。私は一応正社員で、一応給料も高く、まあ一応保障されている、といった身であったかどうかははなはだ疑問ですが、一応そういうことになっていて、他の多くのスタッフはいわゆるパートであり、いわゆる低賃金労働者であり、いわゆる非正規労働者であったので、なんとはなしに申し訳ない気分もないではなく

世にも奇妙なお客様Part1

 前回の話を呼んでくださいましたかたにはお馴染みの大阪の大阪のやさしいおばさまによる大阪の奇妙なお客様のためのホテルでの出来事を多々つづりたいと思います。それ以外にも、この世に多々あるお客様商売での摩訶不思議な出来事を紹介したいと思います。  それははるか昔の事です。とある百貨店のお酒売り場でアルバイトをしていたときのこと、あるお客様が金粉入りの日本酒をお買い求めになられました。そして数時間後、店に

世にも奇妙なお客様part2

「今どこにおるん」 「京都ですけど」 「そうか、俺今尼崎におんねん」 「そうですか」 「京都までどれぐらいかかるん」 「いや、車なら2時間くらいでしょうか」 「俺バイクやね」 「そうですか」 「ほな、また」 これ、昔々とある通信販売の会社でクレーム対応のオペレーターをしていたときの、見知らぬ客との会話でした・・・

世にも奇妙なお客様part4

 人はわれを忘れるととんでもないことを話してしまうものです。引き続きましてホテルのお話です。そのホテルではチェックアウトの時間を超えて滞在されたお客様からは、延長料金をいただいていました。以下、お客様との会話です。 「ちょっとたかないか」 「60分延長されてますので、その分が加算されております」 「60分って何分や、ぼけ」 「60分でございます。したがって1260円の延長料金が加算されております」

世にも奇妙なお客様part3

 で、ホテルのお客様の話です。大阪のやさしいおばさまたちが心をこめて日々もてなしているのですが、それでも客商売にクレームはつきものです。とんでもないクレーマーにぶつかってしまうと、そのおおさかのやさしいおばさまもなかなかもって平常心を保てなくなり、そのはけ口として、私はよくとんでもない仕打ちを受けたものです。  それはいいとして、ある日のことです。客室から電話があり「DVDがうつらへん」とのことでし

世にも奇妙なお客様final

 世の中に奇妙なお客様は、たくさんいらっしゃいますが、あまり非難めいたことを書くのもどうかと思いまして、今回で最後にします。  ホテルでのこと。お客様がルームサービスの食事を注文されました。「おすすめはなんですか」と聞いてきました。まるで「これは使える英会話」といった感じのテキストに頻繁に顔をだす表現です。ただしそこは外国でもなければレストランでもありません。それはいいのですが、「味噌ラーメンなどお

とあるクリスマスプレゼントの話

 いつのころからか、私はよく一人で居酒屋に飲みに行くようになりました。そしてつきあいとして、たまにはその店の女将にプレゼントを持っていくことも習慣になりました。べつにそれはいいのですけど、問題ではないのですが、とある居酒屋の女将に、クリスマスプレゼントをおくりました。かなり前の話です。もちろんかなり前か最近かは特に重要なことではありませんが、そのときミトンの手袋を送りました。  とうぜんかどうかはと

電車を乗り過ごして県境を超えた夜のこと

 ある日、居酒屋で飲んで電車で帰宅中の事です。日ごろの激務のせいかどうかはともかくも私は、居眠りをしてしまいました。そして車掌さんに起こされて電車を降りました。  最初はなんてやさしい人なんだと思ったのですが、とある田舎の単線列車でのこと、当然駅も変わり映えのしないものばかりです。かなり酔いが回っていたせいもあり私は乗り過ごして終着駅まで行ってしまったことに気付きませんでした。駅をでてしばらく歩いて

ものわすれた話

 突然ですが、私はよくものわすれをします。別に年齢のせいではございませんで、昔からそうです。  たとえばどこかに出かけようと部屋をでて車のキーを忘れたりといった話です。  ある日のこと、私は美容院に出かけようと急いでいました。予約の時間に間に合わないくらいだったのでかなり急いでいました。当然かどうかはともかく、その日もまずキーを忘れまして、慌てて戻りました。さらに急いで、車をだして近くのコンビニへ、

今まで出会った本当に怖い女の人の話

 それはそれは昔のことなのですが、とある場所で新聞販売店の専業員として働いていたときのことです。ある一人暮らしの女性のマンションに集金に行きました。朝方のことです。なかから下着の上にTシャツを着ただけの女の人が出てきました。ずいぶんと気分が悪そうだったので、「二日酔いですか」とたずねたところ、「いえ、風邪をひいてしまって昨日から寝込んで何も食べてません」と答えました。それなら何かの縁というか一応顧客

ごくごくささいなサクセスストーリー

 昔々、私がシンガポールで仕事をしていた時の事です。ある日ふと回転寿司屋に入りました。  普段は主に屋台で安い現地の料理を食べてたのですが、日本食が恋しくなったというか、なんとはなしに行った時の事です。そこで私はすしやから揚げと肴にビールを飲みました。  二杯目を注文した時の事です。ウエイターが「ありがとございます」とかたことの日本語で返事をし、なおかつ空いた缶を下げてしまいました。おかしいなとは思

オールドデイズ

 昔々、まだ私が子供だったころの話です。まだコカコーラが瓶で売られ、いわゆるアメリカンサイズの缶コーラなど存在していなかった頃のことです。  当時500mlの瓶は十円で、1Lの瓶は30円で交換できました。お金のなかった私は、近所を探し回って、誰かが捨てたコーラの瓶を拾ってはお金に換えて小遣いを稼いでいました。とはいっても、次第に近所からは瓶が消えていき、拾うものがなくなってしまいました。仕方なしに、

シンガポールタクシー事件

 ごくごく単純な話です。今となってはもう昔の話かもしれませんが、日本人は金持ちなので、海外でよう狙われる時代がありました。  特に東南アジアでは、それは顕著であったかもしれません。しかしながらです。どこの国にも誠実な人はいるものです。シンガポールも例外ではありません。  私が空港から、都心部に向かってタクシーに乗った時の事です。  話は変わりますが、シンガポールでは深夜から早朝にかけてと日中のごく短

真冬の夜に青森のフェリー港から駅まで歩いた話

 タイトル通り、歩いた話です。いつだったか、私は各駅列車乗り放題の切符で青森から北海道に渡り札幌まで向かうという旅をしました。  しかしながら周知のとおり青森と北海道を結ぶ各駅電車はありません。勿論その区間だけは特急列車に乗車可能なのですが、まあ。簡単に言うと函館に着くまで相当な時間がかかってしまいます。  で、行きはそうしたのですが、帰りは時間の都合でフェリーを利用しました。ただいわゆる観光客用の

とあるライブチケットと痴漢の話

 私事で恐縮ですが、私はとあるバンドのライブを定期的に見に行っています。公演開始前に注意事項の説明があるのですが、最近、というか数年前から、禁止行為があらたに一つ加わりました。  それが痴漢行為を禁止するというものなのですが、実際そうした「危ない」バンド系のライブでそうした行為が行われているということは風の便りに聞いたこともありますし、また体験談を耳にしたこともありますが、しかしです。ちょっとまてと

ブラックオアホワイト?

 私が昔々、あるところではなくてオーストラリアに留学していた時のことです。渡航して数か月は当然英語を聞き取るなど至難の業でした。それと同時にごくごくわずかの単語を聞き取ることは意外にできてしまうもので、今回はそうした浅はかな知識や技能がもたらすとてもとても恥ずかしい話です。  ある日喫茶店つまりはカフェとでも呼べばいいのでしょうか?そうした場所にコーヒーを飲みに行きました。店員と話をしてというかメニ

笑顔と人間の価値についての薀蓄話

  意味ありげなタイトルですが、実際はそれほどの話しではありません。他のかたが人間は顔ですみたいなタイトルの話を掲載されていたので、その補足です。 昔、アルバイト先である女の人に出会いました。とてもとても綺麗な人だったのですが、あまり人前で笑いませんでした。それなりにその方と仲良くなって、何度か笑顔も拝見したのですが、どうもいまいちしっくりこないというか、笑っていない方がとてもとても美しくて、下種な

読んでよかったストーリー

大槻 健志
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今まで出会った本当に怖い女の人の話

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阪口 ユウキ
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あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで! こんにちは! 個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口といいます。 僕は今の仕事をはじめてまだ稼げなかったとき、2011年9月~2012年4月まで、 大阪・あいりん地区のドヤ街で暮らしていたことがあります。 (詳しい経緯は「 鬱病で半年間寝たきりだった僕が、PC1台で世界を飛び回るようになった話。 」で書いてます)
大槻 健志
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とあるライブチケットと痴漢の話

 私事で恐縮ですが、私はとあるバンドのライブを定期的に見に行っています。公演開始前に注意事項の説明があるのですが、最近、というか数年前から、禁止行為があらたに一つ加わりました。  それが痴漢行為を禁止するというものなのですが、実際そうした「危ない」バンド系のライブでそうした行為が行われているということは風の便りに聞いたこともありますし、また体験談を耳にしたこともありますが、しかしです。ちょっとまてと
池澤 秀郎
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【第1話】 田舎の魚屋がゴールデンタイムの番組に出たらとんでもない事になった話

いつできるのかって聞いてるんだよ! はるばる遠くから来てんだから何とかしろよ! そんな怒号が僕やスタッフに容赦なく向けられる。 意味がわからない。なんでこんなことを言われなきゃいけないのか。 僕が何か悪いことしたか?そりゃしたこともあるけど、いや、怒鳴られる覚えも多少あるけれども、や、でも君のことは少なくとも知らないし。 なんでことになったんだろう。 ことの始まりは2ヶ月前にさかのぼるのであった。
watanabe yuri
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敢えて言おう。人は見た目がすべて。

人は見た目がすべて。 「顔で選ぶな!」ってよく言われるけど、きっとそれはハタチまで。   仕事柄、親より年上の人と接することも多いからよく分かる。 生き様は顔に表れる。   生活習慣は間違いなく肌に出るし、 普段の表情や話し方は、たるみや皺になって表れる。   夫婦が年々似てくるのは、 同じ朝ごはんを食べて、同じ車に乗って出かけ、 同じテレビを観て笑うからだ。筋肉の使い方が一緒なのだ。多分。   だ

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