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声優養成所時代の回想録Part1

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声優養成所時代の回想録Part1のストーリー

初めて通った声優養成所/老舗のスパルタ教育・その1(全5回)

私が声優になる為に上京してきたのは、今から約15年前。 数ある養成所の中から自分が選んだのは、 知る人ぞ知る、「鉄腕アトム」のお茶の水博士の声をアテていた声優・勝田久(かつたひさし)氏が経営する養成所・「勝田声優学院」だった。 私がここを選んだ理由は、基礎からしっかりみっちり教えてもらえること、そして、実際に現場に出て活躍している役者が多数輩出されているという、確かな実績があったからだ。 実際ここの

初めて通った声優養成所/老舗のスパルタ教育・その2(全5回)

勝田声優学院は、1年目/基礎科・2年目/研究科というふうに分かれている。 基礎科の授業は勝田学院長が担当するのだが、 その補佐のような形で、元卒業生の若い先生(男性)が、 授業の一部を受け持っていた。 こ の 先 生 が 。 と に か く 厳 し か っ た 。 当時まだ30代前半くらいの若い先生だったのだが、 生徒に対して容赦がなく、本気でぶつかってくるのである。 ダメな者には面と向かって「ダメ

初めて通った声優養成所/老舗のスパルタ教育・その3(全5回)

もちろん、勝田学院長も厳しかった。 生徒のほとんどは、大学生やフリーター、社会人になりたての20代前半の若者ばかりだったのだが(中には高校生もいた)、そんな中に一人か二人くらい、社会人経験を十分に積んだ、20代後半のサラリーマンなんかもいた。 そのサラリーマンは、夢を捨てきれず一念発起。 時間と金を作って仕事の合間を縫い、この学院に飛び込んできたのだが、お世辞にも芸が達者とは言えなかった。 滑舌の酷

初めて通った声優養成所/老舗のスパルタ教育・その4(全5回)

学院に入って初めての夏休みが終わり、 クラスの人数は入学当初の3分の2に減っていた。 授業が厳しいという理由もさることながら、 やはりしばらく間が空いてしまうと、 ついなまけ癖が出てしまい、毎日やっていた滑舌も、 バイトや勉強が忙しいという理由から徐々にサボり始め、 やがて学院に行くこと自体が嫌になるのである。 もちろん、中には本当にプライベートが忙しくなってしまい(例えば親が病気になってしまった等

初めて通った声優養成所/老舗のスパルタ教育(最終回)

勝田声優学院では、いわゆる「アテレコ」の実習というものはほとんどない。 声優とはいっても「声の俳優」である。 だから、まずは芝居ができないことにはどうにもならない。 ということから、授業のほとんどは身体を使った舞台芝居の勉強に当てられる。 この点でも脱落者が出る。 養成所に入れば、マイク前で声優の気分が味わえると期待してやってきた生徒たちだ。 「自分は声優になりたいのであって、舞台役者になりたいわけ

書きかけのストーリー

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