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清水 保彦

清水 保彦の人生のストーリー

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清水 保彦の人生のストーリー

もう40年も前の、学生運動の話 第一回

ちょうど40年前の5月31日 高校時代を遊び、浪人時代さえ遊んで入った大学で、入学から2か月を過ぎようとする頃にその騒動は起こった。 当時の僕と同級の仲間たちは、1回生からゼミに参加することができるという、ちょっと稀な経験をさせてくれる学科を選んだために、五月病とは無縁の生活を送っていた。(もちろん単位はつかないが) 4回生・神様、3回生・貴族、2回生・平民、1回生・奴隷。というのが学生の身分制度だ

もう40年も前の、学生運動の話 第ニ回

実験器材とか、ぜんぶ放り出されてるし 先輩の下宿は、大学前駅の隣駅。だから、僕たちは線路という最短ルートを使って大学に向かって走った。 真夜中の線路。途中、小さな鉄橋があったり、終電後の検査車両が走って来たり。それなりにStand by Meのようなこともありながら・・・。 とにかく大学に走り込み、夕方までたまっていた学生控室に向かう。 校舎に続く坂道の上に煌々と明かりのついた控室が見えてくると、入

もう40年も前の、学生運動の話 第三回

31日の朝日が昇ってきた 工務店のおじさんたちは帰ったが、4回生はもちろん、1回生の僕たちでも安心はしていなかった。 なにせ相手は、夜中に工務店のおじさんを仕込んで来るヤツだ。学生が帰ったと見るや、また仕掛けてくるかもしれない。それくらいは、わかる。 その理由が「目ざわりだから」らしいというのも、どうにも納得いかなかったし。   とにかく、役割を分担して警戒態勢をとることになった。 さすがに1回生は

もう40年も昔の、学生運動の話 第四回

知らんうちに、ステージみたいなのもできてるぞ 控室の中にも、だんだん知らないやつが入ってくる。メットかぶってるやつは、控室の大きなテーブルの上にメットを脱いで、ウチの4回生と親しげに話している。 な~んか居づらくなって、広場の方に出てみると・・・ おい! いつのまにか大きな白い壁ができていて、赤と黒で「学生控室闘争勝利!」とかカクカクした文字で書いてあるぞぃ。 その前には長机が並び、パイプイスもセッ

もう40年も前の、学生運動の話 第五回

あ? あいつ、なんであそこにいるんや? 「立て看」と呼ばれる板(呼び名は後で知った)の前で、4回生がマイクを持って話し始めた。 おぉ~! 昨日の晩からの経緯とか、非常にわかりやすい! さすがは4回生である。 が・・・、しかし・・・。1回生仲間の一人が、マイクで話す4回生の横に座っている。あまつさえ、女子が差し入れに持ってきたカリントウとか袋ごと食べてるし・・・。 あれ? お前、知らんかった? あいつ

もう40年も前の、学生運動の話 第六回

学生の意見は、ゴミ箱に捨てられる? さて、「念書も知らないって・・・お前ら、勉強せえよ!」と言われても、知らないものは知らないと言えるのが1回生の強いとこ。 一応説明もしてもらい、これから起こることも理解した僕たちは、ことのなりゆきを見守っていた。 が・・・、しかし・・・。さすがは「代理」と付くだけの、ただの操られ先生では話にならないということが、だんだんはっきりしてくるのだった。 うむむ。何の権限

もう40年も前の、学生運動の話 第七回

とりあえず、デモでも! 行動隊が戻ってくるまで、本当は何もすることがない。責任者が出てこない限り、話は何も進まないからだ。 だからといって、このまま何もせずにブラブラしていたのでは、せっかく集まった全学の注目が散ってしまう。 時間的にも昼近くになっていて、学生も揃った。ならここは、今の状況をアピールしに、学内デモにでも行くべぇか。ということになった。   デモのやり方なんかは、セクトの連中のマネであ

もう40年も前の、学生運動の話 第八回

行動隊は行く。どこまでも、どこまでも 全学集会で学友たちがぐだぐだしている間、先輩から巻き上げた5万円とともに学外に出た行動隊は何をしていたか? と、ここからは帰ってきた行動隊の一人から聞いた話。 「まずさ。腹が減っては戦もできんわけよ」 ん ? 「特に5万円もあるわけさ」 おいおい ^^ 「で、ひょっとしたら“くさい飯”を食わんといけんかもしれんやろ」 いやいや。 「長丁場にもなるしな」 だから、

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