会社から社員の自宅に、高級弁当やステーキが届く。コロナでも中止しない評価制度の背景とは
「会社からすごいものが届いた!」
新型コロナウイルスの感染拡大が続くある日、社員から「会社からすごいものが届きました!」と写真が。
京都の老舗料亭「菊乃井」さんの特製弁当でした。
またある日には、滋賀県にある精肉店サカエヤさんの、赤身とサーロインの近江牛ステーキ。千駄木腰塚さんの「国産5等級カルビ」と「自家製コンビーフ」なども。
社員からの感激の声とともに共有されるのは、喜びに溢れた笑顔と、素敵なお皿や盛り付けから感じられる、ご家族や友人・恋人などからの祝福の様子。
そう、これは当社の代表・役員が、コロナ禍でも少しでも社員に喜んでもらいたいという思いで始めた、評価制度の1つなのです。
経営陣と功績社員が、交流しながら「一流」を学ぶ文化
当社には、「社長会食」「役員会食」と呼ばれる、毎月全社で選ばれた15名前後の功績社員が、代表や役員たちと高級店でともに食事を楽しめる評価制度があります。
東京と大阪の2か所で毎月、全社で最も評価された社員たちは代表と、他にもよくがんばった社員たちは役員たちと会食しています。
これは、下記3つの目的をもとに、20年以上継続してきました。
① がんばっている社員をしっかりと評価し、がんばった社員同士でお互いの仕事を知り高め合う。
② 経営陣と現場社員が、会社ではなかなかできない他愛もない話や、仕事の奥深い話までじっくりとすることで、コミュニケーションを密にとる。
③ 一流の店で最上級のもてなしと料理、大人の作法を知ることで、自らのサービスに生かす。
当社にとって、社員のモチベーションにつながっている大切な文化です。
大切な評価制度の継続が、コロナで難しく
しかし、このコロナ禍で会食は難しくなってしまいました。
この先どうなるのか不透明な情勢と、どのようなことがあっても続いてきた大切な評価制度の延期アナウンスは、「仕方ない」と理解しながらも、社内に不安や寂しさをもたらしました。
しかし、6月のある日、「会食選出者の自宅に、高級弁当やステーキを配送します!」の社内アナウンスが。
アイル 経営企画本部 取締役の岩本は、
「今後会食制度をどうしていくか、代表や役員たちと悩んだ末、社員の自宅へ高級弁当やステーキなどを配送する対応に変更することにしました。
社員には変わらずがんばった喜びを感じてもらいたい、外食も難しいこんなときだからこそ、おいしいものを食べて元気を出してほしい、という思いからです」
と話します。
さらに、今までお世話になってきた飲食店さんへの、ささやかな援助につながればという思いもあります。
社員の食卓の写真から伝わる喜びと、家族のあたたかさ
代表や役員と席を並べて、普段はなかなか顔を合わせづらい他部署のメンバーとともに会食ができないのは残念ですが、社員からの「届いた」という報告の写真を見ると、その喜びが見てとれてこちらまであたたかい気持ちになりました。
会社からは、配偶者がいる社員にはご家族の分も配送されています。
木箱や包装紙、お品書きまで丁寧に撮影する者や、おいしく焼いている様子やご家族の笑顔を共有してくれる者、凝った盛り付けをしている者…。
皆、普段ならなかなか自宅で食べる機会は少ないであろう豪華な贈り物を、大切に調理して特別な時間を送ったのだろうと伺えます。
ご家族や友人などが、会社からのお祝いに一緒に喜んで乾杯している様子を想像できる写真たち。
これはこれで、とても素敵なひとときだと感じます。
社員からは、
「一人暮らしなので友人を招いて一緒に食べましたが、友人が『良い会社だね』と驚いていました。普段なら自分しか味わえない会社の文化を、友人にも感じてもらえたのは嬉しかったです」
「子どもがとっても喜び、おいしそうによく食べてくれたので自分も嬉しかったです」
などの声も。臨時の配送対応ならではの喜びを感じたようです。
「人は感情で動く」
どんなときも、自発的にがんばれる社内環境
全社的に在宅勤務が推奨されるようになり、社員同士がオフィスで顔を合わせる機会は減ってしまい、夜に飲みに行くようなこともできなくなってしまいました。
しかし、それぞれの場所で同じ目標に向かってがんばっている仲間が喜んでいる姿にあたたかい気持ちになり、刺激をもらい、会えなくてもつながりを感じられます。
何より、こんな状況でも何とかがんばった社員に還元したいと、試行錯誤してくれる経営陣の思いに感激すると同時に、さらにがんばらねばと気が引き締まります。
「人は感情で動く」
当社代表が繰り返し言う言葉です。コロナ禍で改めてその意味を痛感しています。
4月には全社員に一律5万円の「在宅勤務手当」が支給され、「使い道は自由、社員の自律性に任せる」と言われました。より一層、「大切に使おう」と感じたものです。
当たり前が当たり前でなくなって約半年が経ち、きっと今後もしばらく、この生活が変わることはないでしょう。
それでも当社はピンチをチャンスに捉え、全社一体となって前向きに取り組んでいきます!
【 本件に関するお問い合わせ先 】
株式会社アイル 広報担当 : 吉野(よしの)・三門明(みかどめ)
TEL:03-6367-5870 / 070-7607-2538
E-MAIL:info@ill.co.jp
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