一組でも多くの新郎新婦さまに、望む形で結婚式を挙げてほしい。ウェディングプロデュースの「スマ婚」が挑んだ、マイクロウェディングという新たなカタチ。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、大きな打撃を受けたブライダル業界。
新規の問い合わせは停滞し、延期やキャンセルの嵐の中で、7月から10月にかけ、月平均の問い合わせ成長率を22.5%まで押し上げたのが、「スマ婚(https://smakon.jp)」が8月にリリースした「マイクロウェディング」。
この状況でも結婚式をあきらめていただきたくない、という想いから生まれたこのサービスについて、サービス設計の陣頭指揮を執った細川朋士に、サービス開発の経緯と想い、今後のスマ婚のサービス展開の展望について話を聞いた。
「マイクロウェディング」というサービスをリリースする以前の状況を教えてください。
新型コロナウィルスの感染拡大と、伴っての緊急事態宣言によって、弊社はもとより、ブライダル業界全体が大きな打撃を受けました。弊社においては、5月から6月にかけて挙式+披露宴の形式で実施された新郎新婦さまは一組のみ。
多くの新郎新婦さまが中止や延期を余儀なくされていました。
緊急事態宣言が明けても、予定通り結婚式を挙げられた新郎新婦さまは6月…5.8%、7月…20.9%(*1)と、多くの新郎新婦さまにとっては「結婚式を挙げたくても挙げられない」という状況が続いていました。
また、実際に結婚式を挙げられた新郎新婦さまも、人数を減らしたり、披露宴を取りやめ挙式のみに変更したり、と、人生における大切なイベントに対して「思っていたような結婚式ができない」という悲痛なお声が聞かれるようになってきたのもこの時期です。
一方で、弊社のグループ会社であるタメニーアートワークスが運営する「スタジオルミナス」におけるフォトウェディングや、タメニーパーティーエージェントが運営する「エモパ!」でのオンライン結婚式は、時代のニーズに合わせて多くの新郎新婦さまから支持をいただけるようになってきていました。
そのような状況下で生まれた「マイクロウェディング」とは、どのようなサービスなのでしょうか?
このサービスのポイントは、「コロナ禍でも妥協しない結婚式」です。
昨今の世情において、多くのゲストを集めることに対して抵抗がある新郎新婦さまがいらっしゃることは、実際にお声を聞いている中で実感しておりました。その結果、従来の披露宴の実施をあきらめてしまい、「たくさんの方に祝ってもらう」「お色直しで様々な晴れ姿を披露する」という二つの大事な機会を失ってしまうこととなります。
そこで、その二つの機会をどのような形式であれ実現できないかと想い、本サービスの提供を決めました。
「たくさんの人に祝ってもらう」機会はオンラインで、「お色直しで様々な晴れ姿を披露する」機会はドレス着放題・写真撮り放題のフォトウェディングで。
いずれも、弊社グループのサービスを活用する形で、全くのゼロからではなく、かつ、個別のサービスを利用するよりもメリットを感じていただけるように設計しました。
▼「マイクロウェディング」サービス内容
この状況でも妥協しない、むしろ、従来以上のクオリティで、一組でも多くの新郎新婦さまに幸せな時間を過ごしていただきたい。
費用によって結婚式をあきらめてしまいそうな新郎新婦さまを応援するために始めた「スマ婚」だからこそ、その他の理由でも、やはり結婚式をあきらめてほしくない。
このサービスは、そんな原点に立ち返った結果生まれたものでもあります。
サービスの構想からリリースまでの期間や、その際に苦労された点はありますか?
メンバーを集めてキックオフをしたのが7/10、リリースは7/31と、三週間でのリリースとなりました。
当時はリモートワークのメンバーも多く、意思の疎通が難しい場面がありました。また、ご賛同いただける提携会場さまとの交渉や、グループシナジーを発揮することを前提としつつ、他事業の売上を損なわずに新郎新婦さまにメリットを感じていただけるような商品設計が最も苦労した点です。
さらに、実際の事例がない中での広告展開になったため、写真素材を集めることや、マーケティング部門との調整等、スピード感を重視するサービス開発ならではの苦労がありました。それでも、お客さまに一日でも早くサービスをお届けするため、関係各所一体となって開発を進められたと感じています。
新郎新婦さまからの評判はいかがでしょう。
スケジュールの兼ね合いもあり、フォトウェディングが一般的な前撮りではなく「後撮り」となる新郎新婦さまもいらっしゃるのですが、「初めての体験で楽しめた」というお声を頂戴いたしました。また、挙式、後撮りを終えられた後に、ご友人を招待したアットホームなパーティーも検討されているとのことです。
決して世情がよくなっているわけではありませんが、この時期だからこその経験を楽しんでくださり、我々としても、改めてサービスを創ってよかった、と感じています。
今後の展望はいかがでしょうか。
依然として、新型コロナウィルスの影響は色濃く、ブライダル業界は厳しい状況が続いております。
一方で私たちは、結婚式を挙げたい、という新郎新婦さまがいらっしゃる以上、一組でも多くの新郎新婦さまに、望む形で結婚式を挙げていただきたいと考えております。
マイクロウェディングのリリース以降も、ご親族のみを招待する少人数挙式と、ご友人のみを招待する会費制パーティーをセットにした「二部制結婚式」をリリースし、こちらもご好評をいただいております。
また、感染症対策を徹底することで、従来の挙式+披露宴を実施される新郎新婦さまも増えてきました。これは結婚式の二次会領域でも同様で、二次会幹事代行サービス「2次会くん(https://2jikaikun.com)」では、個人の幹事さまでは難しい感染症対策を我々にお任せいただくことによって、実際に二次会を実施されるお客さまも増えてきております。
本年7月にブランドをリニューアルして以降、「スマ婚」は、様々なお客さまのニーズに対して、多種多様な形式から理想の結婚式を見つけていただけるような体制を改めて整えました。また、前述の通り、グループ間シナジーも強化されてきています。
これからもスマ婚は、「何か」を理由に結婚式をあきらめてしまいそうな新郎新婦さま、ひいては、すべての「結婚式を望む人」を、「あきらめる理由」から解放していきます。
*1 公益社団法人日本ブライダル文化振興協会 「【第8回】 新型コロナウィルス感染症影響度調査集計結果(9月30日調査)」
社名: タメニー株式会社
住所: 東京都品川区大崎1-20-3 イマス大崎ビル 4階
代表者: 代表取締役社長 佐藤茂
創業: 2006年9月
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