＜テレビやSNSで話題！＞リュック締め忘れ防止のアイデア商品『ペア鈴・ピタ鈴』の軌跡と展望【ひらめき

ひらめきショップMuse

『ひらめきで世の中をもっと便利に』をビジョンに2020年11月にショップオープン。

当店発の実用新案登録のリュック締め忘れ防止アイテムが、NHK・TBS・日テレ・日経新聞など多数メディアで紹介！

また、Twitterではお客様の投稿が3万リツイート・8万いいねを記録し、SNSでも話題！

ペア鈴・ピタ鈴って？

『リュックやバッグのファスナー締め忘れ』

誰もが一度は経験があるのではないでしょうか。

それにより、大切なモノを落としたことや、「リュック開いてますよ」と声をかけられて、恥ずかしい思いをしたこと。はたまた、スリにあったこと。

ペア鈴とピタ鈴はそんな“バッグ開けっ放し問題”を解決するために、2020年に日本人発明家によって生まれました。

近年、IT革命によって、世界はよりいっそうデジタルな世界に変化しております。

一方で、ペア鈴・ピタ鈴は‟鈴”と‟磁石”を活用したアイディア商品です。

ファスナーが開いていると鈴が音色でお知らせし、閉めていれば鈴の中の磁石がくっついて音が鳴らないという仕組みで、実用新案にも登録されています。

＜ペア鈴の仕組み＞

アナログでシンプルな仕組だからこそ、小さなお子さまからお年寄りの方まで、自分用からギフトまで、たくさんの方々にご購入いただいています。

リリース直後から反響をいただき、ご購入いただいた多くの方にとってはすでに生活必需品になりました。

開発のエピソード

最初にリリースしたペア鈴は半年以上の開発期間を経て誕生しましたが、

開発にあたり、たくさんの壁がありました。

鈴の周りは非磁性体、鈴の中身は磁石という加工は、鈴職人の方々にとっても初めての試みで特殊な技術力が必要でした。特に苦労した点は、「鈴の音色」や「磁力の大きさ」です。

例えば、金属加工の際に必要な工具は磁性体が多く、鈴の中に磁石があると繊細な工程が困難です。また、磁石は熱により、磁力が劣化します。このような障壁がいくつかある中で、開いていると音が気づく絶妙な音色と、閉まっている際に外れない磁力の強度を微調整を繰り返しながら開発いたしました。

2020年9月、Makuakeでリリース

開発したペア鈴がどれほどの方々に共感いただけるか不安もございましたが、

事前のTwiiterなどの調査でリュック締め忘れを悩みとしている人が非常に多いということはわかっていました。

そこで、2020年9月に購入型クラウドファンディング「Makuake」でペア鈴をリリースしたところ、2週間で500人以上の方にご購入いただきました。想定以上のご購入をいただきまして、開発をして良かったと感じたプロジェクトでした。最初に応援購入いただいたお客様には特に感謝しています。

お客様のご意見をもとにアップデート

Makuakeでご購入のお客様への配送後、ご意見を多数いただきました。

その中で、大きく3つの改善点が浮き彫りになりました。

課題① 強度が弱い
使用していると丸カンが外れてしまう。リュック開閉時にペア鈴をもって動かしたい。

課題② 留め具が小さい
留め具の幅が小さく、リュックによっては取り付けられない。

課題③ ファスナースライダー1つには対応していない
私のリュックはファスナースライダー1つだからペア鈴を使えない。

そこでこれらを改善するためにアップデートしたペア鈴2.0、新商品・ピタ鈴を開発しました。

ペア鈴2.0は【丸カンを二重カンへ、カニカンをナスカンへ】改良し、課題①の強度が弱い、課題②の留め具が小さいに対するアップデートをしました。

また、ペア鈴はファスナースライダー2つのリュックのみに対応していたため、ファスナースライダー1つのリュックや、背面ポケットなどには対応しておりませんでした。

そこで、鈴と特殊なピンバッジを製作し、開発したのがピタ鈴です。

＜ピタ鈴の仕組み＞

2021年2月に再度、Makuakeでリリースしたペア鈴2.0とピタ鈴はさらに反響をいただき、1,000名以上の方にご購入いただきました。

配送完了後、2週間経過したのちのアンケート調査では、いずれも星4以上の評価をいただきました。

バッグ開いてますよの音色、のお客様

ペア鈴やピタ鈴のお客様は次のように、多様な目的で使用されています。

お子さま、ご年配の方の”うっかり防止”
電車や旅行先での"スリ対策”
ペットキャリーにつけ、ペットの"安全を守る”ため
キャンプや山登り時の”紛失防止や熊よけ”
ADHDや視覚障害を抱える方の”防犯” 等

特に2月末にTwiiterでバズった投稿をきっかけに、注意欠陥・多動性障害（ADHD）と向き合っている方々からの反響が多数ございました。商品開発の際には「小さなお子さまの防犯」、「ご年配の方のうっかり」や「旅行先のスリ防止」などといったニーズを想定しておりましたが、改めて「バッグ締め忘れ」で悩んでいる方々が多方面に潜在していることを認識するきっかけになりました。