【お客様の想いを形にする…】クラウドファンディングで、ビジネスのお手伝いをしたい。『丸投げサポートプラン』が生まれるまで、とその思い、起業ストーリー。
スリーウィン株式会社は、ファーストステップ(https://firststep.en-jine.com/)という購入型クラウドファンディングのサイトを運営する企業です。
大手クラファンサイトが数多く存在する中、より多くの方にクラウドファンディングに挑戦できるようにと、文章、デザイン、写真、動画などの製作を代行する「丸投げサポートプラン」というサービスを通じて、ご自身の商品・サービス・アイデアなどの想いを形にするお手伝いをさせていただいています。
今回、弊社の創業者・代表である開原 大輔に、「丸投げサポートプラン」のサービス誕生秘話、創業の想い、そして、今後の展望についてインタビューを行いました。
ファーストステップ代表:開原 大輔
-まず初めに、これまでの経歴をお聞かせいただけますでしょうか?
初めまして。ファーストステップというクラウドファンディングを運営しているスリーウィン株式会社 代表取締役 開原 大輔と申します。
私は、10代の頃から将来は起業したいという思いがあり、専修大学で経営学を専攻し、在学中に「経営学検定・初級(大学4年間で学ぶレベル)」を取得しました。学生時代から「お客様の想いを形にする仕事がしたい」という思いがあったことから食品パッケージの会社に入社しました。
入社後、大手コンビニを担当させて頂き、新商品の開発、中国、タイとの輸出入の新規プロジェクトなど多くの経験をさせて頂きました。当時は、自分が立案した企画が採用され、その商品がコンビニに並ぶといった、目に見える成果が嬉しかったです。
しかし、早朝に出社、終電で帰宅、夜中でも仕事の電話があるなど、24時間、365日、休日も仕事をつづけた結果、心身ともに限界を感じ、多くのビジネスモデルを知るために、人材紹介会社へ転職をしました。
人材紹介会社では、新規事業の担当となり、お客様のニーズを把握し、競合他社と差別化できる尖った企画の立案・実施を行いつつ、人材の募集ページ、人材マッチングのアプリ開発などを通じ、WEBの可能性の大きさに気づかされました。
今、思い返すと、この時のWEB活用での成功体験、また、前職のお客様への提案、商品開発などが、クラウドファンディングを行うベースを作っていたように思います。
-起業するきっかけとなるエピソードはありますか?
土日や深夜までの仕事を避けたくて転職したにも関わらず、転職後も、早朝出勤、終電まで仕事の生活が続き、心身ともに疲労困憊の日々を過ごしていました。
そんな時に、当時、3歳になる息子に、「平日、パパに会えないのが寂しい・・・」と言われ、心にグサッときました。
平日も自宅で仕事をすることで、できるだけ子供と一緒にいる時間を増やしたいと思い、起業を決断しました。
-起業後、すぐにクラウドファンディングに挑戦されたのですか?
実は、起業当初は、クラウドファンディングのことは、ネットやニュースで見るぐらいで、まったく自分とは関係ない世界だと思っていました。
私は、起業当初は、人材紹介業を行いたいと思っていましたが、前社との契約で2年は、競合になるので人材紹介を行うことが出来ませんでした。
何で起業しようか?と考えている、そんなある日、ネットを見ていると、WEBデザインの講座を見つけ、前職でWEBの可能性を経験したこともあり、自分からすると高額な受講料でしたが『人生を変えたい』という一心で受講を決断しました。
WEBデザイン講座を順調にこなし、実際に、自分がプロ並みのデザインが作れたことに喜びを感じました。デザインを通じて、お客様の想いをデザインで表現することができるのも嬉しかったです。
-クラウドファンディングを行おうと思ったきっかけは何ですか?
WEBデザインができるようになったとしても、デザイン以外にも色々と出来るようになりたいと思い、1年で動画編集、YouTube、広告運用などの講座を立て続けに受講していました。
色々な講座を受講することで、共に学ぶ仲間も増えていきました。そんな時に、貿易を勉強していた仲間にクラウドファンディングは、元手資金がなくてもできると聞き、興味を持ちはじめていました。
そんなある日、仲間と飲んでいた時に、飲み会のノリで、ラスベガスの展示会へ行って、皆でクラウドファンディングに挑戦しよう!と酔った勢いでクラファンをやることになりました。
-クラウドファンディングをやって、困ったこと・悩んだことはありましたか?
元々、クラウドファンディングは、元手資金がいらずにスタートできると聞いていましたが、実際に試してみると
- 商品の仕入れ
- 独占権の取得
- 撮影
- ライティング
- モデル
- デザイン
など、色々と経費が必要になり、思った以上の出費になりました。
私が初めてクラウドファンディングで取り扱った商品が、「iFLEX」というスマホスタンドでした。
「iFLEX」は、おかげさまで多くのご支援をいただけ、クラファンをスタートして2日で、1000個の在庫が全て売り切れ、急遽、追加で在庫を仕入れるほどの反響を頂けました。
自分で、海外で見つけてきた商品が、多くの方に喜んで購入してもらえたことが、凄く嬉しかったです。また、クラウドファンディングの可能性を身をもって知ることができました。
-人気商品で売れているのに、利益が出ない・・・
iFLEXが予想以上に売れたことで、追加で在庫を発注するほどの人気となりました。
しかし、当時のクラファンサイトでは、在庫の追加は、1度しかできないと言われ、今後、在庫が無くならないように多めに発注しました。
しかし、この追加発注が失敗でした。追加で発注したのが4000個。しかし、売れたのは2400個。結局、多くの在庫を抱えることになってしまい、750万円の支援を頂いたにも関わらず、広告費用、2回分の仕入れ費用などで、利益にはなりませんでした。
その後、第二弾、第三弾とiFLEXでクラウドファンディングを行うことで、残った在庫や新商品などで、利益を出すことはできましたが、この時に物販の在庫を持つリスクを実感しました。
自分でクラウドファンディングに挑戦することで、クラウドファンディングの可能性を知ることが出来ましたが、同時に、クラウドファンディングの難しさも痛感しました。
-自分でクラファンを運用しようと思ったきっかけはありますか?
私が初めてiFLEXで使わせていただいたクラファンサイトは、商品の発送は、クラファンの募集期間が終了してからでした。
しかし、iFLEXのクラファンの第二弾として、他社のクラファンサイトを活用したときは、クラファンの募集期間が終わらなくても、支援者の方に商品の発送ができました。
この他にも、クラウドファンディングは、運営サイトによってルールや決まりが違うことを知りました。
そんな時に、私自身もクラウドファンディングの運営者になれるという、情報を見つけ、よりクラウドファンディングに挑戦したい方に寄り添ったクラファンサイトが作れることに気が付きました。
当時、iFLEXの成功のおかげで、クラファン仲間やその紹介で、色々な人にクラファンについて相談を受けるようになっていました。
また、自分がクラウドファンディングサイトを運営することで、より多くの人の「想いをカタチにする」お手伝いが出来るようになるという想いもあり、自分でクラウドファンディングのサイトを運営しようと思いました。
-デザイン・文章・写真・動画なども代行する「丸投げサポートプラン」は、当初から考えていたプランですか?
はい。当初から「丸投げサポートプラン」は考えていました。
私自身が、iFLEXでクラウドファンディングを行ったときは、当初は、クラファンで注文を集めて、集まったら発注するので、元手資金がほとんどいらないと言われていました。
しかし、実際に、自分で試してみると、「仕入れ」「商品を見つけに行く海外渡航」「広告」「デザイン」「ライティング」「写真や動画の撮影」など、思った以上に費用がかかりました。
私の場合は、デザイン、動画編集、広告運用など自分でできることが多かったので、それなりに経費を抑えることが出来ましたが、スキルが無い人の場合は、予想外に、かなりの費用が初期投資で必要になります。
そんな負担をできるだけ抑えて、より多くの方にクラウドファンディングに挑戦して頂き、クラウドファンディングの可能性を知っていただいて、新しいチャンスへとつなげて貰いたいと想い、私どもにもリスクがある「丸投げサポート」というプランをご提供させていただいています。
-クラファンの運営者になって良かったことはありますか?
大手のクラファンサイトで第一弾、第二弾のクラファンに挑戦した方が、第三弾を当社で取り組ませていただいたことがあります。
お客様としては、第一弾、第二弾が思ったほどの支援を集めることができなかったので、
第三弾は、当社で、販売ページのデザインを見直したところ、
- 第一弾:355,000円
- 第二弾:5,920円
- 第三弾:1,950,390円 ←当社で販売ページを修正
と、5.49倍のご支援を集めることができました。
我々のような、まだまだ、弱小のクラウドファンディングの運営サイトですが、デザインや文章、写真などを見直すことで、大手のクラファンサイトよりも、成果をだすことができ、お客様に喜んでいただけたことが嬉しかったです。
-今後の展望をお聞かせいただけますか?
クラウドファンディングは、応援し、みんなで成長できるのが嬉しいところです。
元々、私が起業した当初は、自分がクラウドファンディングをビジネスにするとは思ってもいませんでした。
起業当初は、「自分自身」「クライアント」「その先のお客様」、みんなにとってWin-Win-Winになるビジネスをしたいと想い、会社名を「スリーウィン」としました。
さらに、
- 働き方改革
- 地方創生
- スポーツ支援
- マネーリテラシーの向上
といった想いもあり、起業していました。
私のこのような想いが、クラウドファンディング全てに当てはまり、ピッタリなビジネスであったと実感しています。
今後は、より多くの方のご支援を行い、より多くのお客様が、1円でも多くの資金調達が出来るようになり、「地方創生」「日本の職人支援」「スポーツ支援」などでも、今まで以上の成果を出していけるように、新しい仕組みの構築に取り組んでいるところです。
企業情報
会社名:スリーウィン株式会社
代表取締役:開原 大輔
事業内容:クラウドファンディングの運営・企画・製作代行・広告運用・コンサル
公式サイト:https://firststep-cf.com/
クラウドファンディングサイト:https://firststep.en-jine.com/
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