創業の原点:smart creative management®
相手の立場を想像し
・まじめにかかわる
・まじめにはたらく
弊社リクエスト株式会社は、芸術と応用行動分析学にもとづいた”需要創造の科学” smart creative management ®を法人向けに提供している企業です。スマートクリエイティブマネジメント総合研究所とABA(応用行動分析学)オペレーションズ研究センターの2つの研究機関を設け、実践と実験検証をしたノウハウをクライアントと共働型で開発を続けています。
創業者の甲畑智康は、東京芸術大学を卒業後、河合塾美術研究所で美術講師をしていました。10代の中学生や高校生、浪人生に関わる中で彼ら彼女達の両親の思考や行動を変えていく必要性があると思い「芸術をビジネスの世界で活用できないか?」を構想していたそうです。学生の「目が死んでいる」学生が「【なぜ?』と思考ができない」「言われないと動けない」「人を大事にしない」。「芸術を目指しているはずなのに目的が無い」。「どうすれば、自発的になるのか?」
そのような中で、日本で唯一、行動科学をビジネスに活用している”行動科学マネジメント研究所”に出会い、行動科学を法人や組織へ提供する上席インストラクター、上席コンサルタント、組織行動の研究開発を担ってきました。
行動科学を日本で最も多くの企業へ提供した結果、観えてきたことがあったそうです。
「人間はできることが増えていくと自発的になっていく」ことが実体験でも科学的にも理解できるようになりました。「モチベーションは上げても、やり方が観えなければ下がる」。美術講師をしていたころ、学生に「困難な課題を与えることで、モチベーションが上がる」と思い込んでいたことが、あまりにも無責任だと気づくことができたそうです。
人が成長を続けるために大切なことは「〇〇た!」と甲畑は言います。これは実体験でも理解できますし、行動科学・応用行動分析学の理論からも理解できます。弊社の人材育成でも使っています。
ある時、10年近くお付き合いのある、お金を頂きながらも育てて頂いているYKK AP株式会社の人材開発プロジェクトのリーダーからご連絡をいただきました。この出会いが、芸術と応用行動分析学(行動科学)にもとづいた”需要創造の科学”smart creative management®を開発、創業する大きなきっかけとなっています。
弊社は7月1日が年度初めです。
本日2021年7月1日、日本経済新聞の朝刊に以下の記事が書かれていました。
「商売というのは、どちらがどれだけ利益を取るとか、あまり細かいことを考えない方がいい。どっと水を流せば回り回っていずれ戻ってくる。それが利益ってものです」
YKKが社是に掲げる「善の巡環」、つまり他人の利益を図らずして自らの繁栄はない、という理念をかみ砕いて説いた言葉が、まだ20歳そこそこだった私の脳裏に刻まれた。
ブンヤシット・チョクワタナー:Boonsithi Chokwatana
(1)共存共栄:タイ社会 日用品で支える 日本企業に学んだ「誠心誠意」
2021年7月1日付 日本経済新聞 私の履歴書
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73417510Q1A630C2BC8000/
弊社が創業するきっかけはYKK、YKK APの創業者 吉田忠雄さんが試行錯誤の中で体系化された「善之巡環」。「善之巡環を芸術と応用行動分析学を使って再現できるリーダーを開発する」ご依頼(リクエスト)が創業の原点です。
「善は人格」と教わりました。リーダーは「偉い人より立派な人」「人に恥じない生き方」とも教わりました。いつの時代でも、大切な考え方だと私は受け止めています。それを追求し続けるのが人間だとも考えています。それを追求し続ける企業・組織が1つぐらい、それを追求し続ける人間が1人くらい世の中にあっても、いても良いと肌感覚で考えたのが、そもそもの創業に踏みだした理由です。
相手の役に立てるように(相手の利益をはかる)努力を続けることで関係が深まっていく。仕事の仕方が奉仕型・行動型から共働型になっていくため。相手と気持ち良く楽しい関係がつくられていく。人間、人との関わりが無い状態で生きていくのは難しい。関わりは気持ちよく楽しいほうが良い。出ないと継続できない。
9割以上は相手のことを想像せず、自分の都合、自社の都合を押し付けていくため奉仕型・行動型で関係が止まってしまう。この状況では、相手と気持ち良く楽しく仕事はできない。せっかく仕事で時間を使うのなら、目先の非効率を選び、相手の都合を優先しながら、相手のことを肌感覚でも理解し共働型になるように努力した方が良いと弊社は考えています。これは「関係構築」「懐に入る」のような浅はかな小手先の行動や思考では”ない”です。
共働型になることで、相手のことがよりわかってくる。ヒアリングとかその手の小手先ではなく、肌感覚、身体感覚でわかってくる。その結果「こうしてあげたい」「こうしたい(です)」となっていく。自社と他社の境目が無くなる。当事者になっていく。これが共働型から提案型への変化だと、創業者の吉田忠雄さんがいなくなって久しい組織に、善之巡環を具体的な行動と思考の習慣に改めて落とし込んでいこうと挑戦を続けているYKK APの人材開発プロジェクトのリーダーから教わりました。
一時流行った提案営業やソリューション営業が、いかに小手先かを実感。これらは奉仕型や行動型にすらなっていない。自社と自分都合を、事実を体系立てて押し付けている。気の利いた人であれば、押し付けていることを相手に感受されないように「〇〇した方が良いですよね」や「〇〇さんが以前(先ほど)おっしゃった〇〇、やった方が良いと思います」と言葉を使う。相手が「おっしゃった」事実は無くても、このような言葉を後から言われると「いったかもしれない」と思う。もしくは自分はそこまで考えていたんだと気持ちよくなる。行動科学で説明がつく、相手の思考を制御するやり口。目先は上手く行く。私も以前はわかって使っていた。しかし、目先は目先、先々の関係は深まることは無い。
えばる人。自分の都合を押し付ける人。筋を通さない人。本人はそう行動していることに気が付いていない。いずれも目先の「自分だけ」の効率しか見えていない。目先で”自分が”上手くいくのが優先事項。相手の利益からはじめる善之巡環の真逆の習慣。利益は非金銭的な利益を含みます。
少なくとも弊社のメンバーは、YKK、YKK APの善之巡環を担う企業として、このような人にならないように具体的な行動と思考を決めて習慣にできるように、ABA:応用行動分析学と芸術を使いながら努めています。
より多くの需要に応えていくために組織が大きくなり、機能分担が進む。一律に効率を追求して生産性を高めていく。組織で働く人達の圧倒的多数が、立ち止まり相手と自分の立場から想像・思考することが減る。いつのまにか「自分の都合」「自社の都合」を他部署や取引先・お客様に悪気無く押し付けていく習慣がついていく。誰も悪気はなく、各自の経験と知識の範囲内で、各自が自分を中心に一所懸命にがんばる。
その結果、本来の組織の目的「相手の問題を解決する」ことが消えていく。仕事の醍醐味、人と共働・成長し問題を解決していくことで得られる楽しさ、充実感が忘れ去られていく。肌感覚でこの醍醐味の実感を持つ人が消えていく。
「お客様のために」とスローガンを掲げて、昨年対比〇〇%の目標達成に向けて「お客様のことを考えずにひたすら売り込む」。「やったかどうか?」質を問わずに、報告することが習慣になる。目の前のことを対処・処理することで手一杯になる。対処・処理することで「無事に終えられた」という小さな達成感を日々の報酬にして続けるようになる。
「それは私の仕事じゃない」「できないのは相手が悪い」などと言い思考を止める。これらに違和感を感受しなくなる。このようになることは私も肌感覚で理解できる。創業するまでにその経験があるため。
このような状況を私の専門だった芸術とABA:Applied Behavior Analysis:応用行動分析学を使い変えていけないか?その問から弊社は始まりました。
弊社リクエスト株式会社のリクエストは”お問い合わせ”。お客様やお取引先からの”ご依頼”。需要は相手からの”ご依頼”がはじまりです。
https://requestgroup.jp/request
ご依頼に共働型で応えていく中で、相手のことがわかってくる。わかってくるから提案ができる。その積み重ねが商売・ビジネスだと弊社は考えています。
リクエスト株式会社 代表取締役
甲畑智康
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