中小企業でDXを推進し、ようやく導いた答え。中堅・中小企業のDXを実現するために生まれたアスナビスのサービス
アスナビスは中堅・中小企業様がデジタル・トランスフォーメーション(DX)に取り組む機会を最大限に創出するために、理念・信条を共にしたDXのプロフェッショナルによって創立された企業です。
今回は、代表の高橋より業界では異例の、安価定額制にて「DXトータルサポートプラン」をリリースした背景などをお話しさせて頂きます。
アスナビス株式会社 代表取締役社長 高橋優太
■日本におけるDX推進人材は「質」と「量」ともに不足
私自身、日頃より中堅・中小企業の経営層の方とディスカッションさせて頂く機会を多く頂いておりますが、「社内にDX推進人材がいない」というお困りごとをお持ちの方が非常に多いと感じています。
実際、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)より公表された「DX白書2021」によると、事業戦略上の変革を担うDX推進人材の「量」と「質」の確保について、過不足はないと回答した企業は全体の約15%に留まったとの事です。
人材不足の背景にはDX推進人材に必要とされる能力の高さが一つの要因と思います。
事業競争力強化に大きく貢献するDXを実現するためには、ビジネスと先端技術を繋ぐ様々なスキルと、変革を起こすためのマインドセット双方が必要となり、この両側面を持ち合わせた人材の絶対数が日本ではまだまだ少ない状況にあります。
DX推進の人材不足が慢性的に続いているために、私が過去に所属していたコンサルファームなどにDX推進案件の依頼が入ってくるのですが、需給ギャップが大きいため、サービス提供としても単価が高くなります。
そうなると中堅・中小企業様にとって、このようなサービスを活用するハードルは高くなってしまうのです。
■思い切って中小企業に入社し、推進したDXに大きな注目が集まる
私はこのような状況にずっと疑問を持ち、この状況を打破したいと考えていました。
日本の企業における99%以上は中小企業であり、中小企業でもDXにチャレンジできる機会を創出できれば、日本全体の様々な社会課題の解決にも貢献するはずだと確信していたからです。
しかし、私自身は中小企業に属したことがなかったため、中小企業の立場に立って、DX推進にどのような課題があるのか実態を知るため、思い切ってトーヨーホールディングスに入社し、R&Dセンターの立ち上げとDX推進を責任ある立場で進めることを決めました。
結果として、自ら中小企業に入り込み、DX推進に取り組めたことには、本当に大きな収穫がありました。
チャレンジングな経営者の方のもとで仕事ができたことは本当に恵まれていましたが、人材面や資金面などでの工夫をしなければならない部分や、自らが主体となって周囲を巻き込み変革を実施していく事の苦労は、コンサルの立場でなく、ユーザー側の立場にならないと生々しい実態を知ることは出来なかったと思います。
そして同時に、DX推進において中小企業だからこそ得られる大きなメリットがあることも知りました。
例えば、DX推進にあたり中堅・中小企業だからこそ活用できる独立行政法人との共同研究や補助金などの活用があることです。
大きな金額で、DX推進に係る費用の補助が全額対象となると公募倍率は高くなりますが、実際に高公募倍率の共同研究や助成を突破するためのノウハウを得られることが出来たのは、非常に大きな経験値となったと思います。
また、中小企業だからこそ、自分たちの現状や強みを棚卸しすることが比較的容易であり、機動力があるからこそ、DX推進により既存事業を大きく飛躍させることが可能であることも中小企業の大きなメリットだと感じます。
世間からの注目についても、注目されるのは企業のネームバリューではなく、DXにおいては何を成し遂げたかが重要であると実感しています。
実際に、私が進めたDX案件においてはGoogle様のセミナーや様々なシンポジウムでの登壇依頼を頂いたり、日経グループ様での雑誌・WEB媒体などでも取り上げて頂き、そこから大きな反響を得て新たなビジネスの展開に繋がることもありました。
■中小企業でのDX推進に必要なものとは?
そういった活動を通して、様々な中堅・中小企業様からのDX推進に関するご相談を頂くことが非常に増えましたが、多くの企業様において、展開している事業の魅力や固有シーズを持ちながらもDX推進ができていないことが非常にもったいないと思うことが多々あります。
また、過去にデジタルツールの提供元や、ITベンダーに言われるがままにシステム構築・導入に至り、思うような効果が出ずに「デジタル不信」に陥ってしまっていた方も多くいました。
しかし、そういった苦い思い出がある企業の方でも、他社がDXに積極的に取り組むことで、自社の市場を侵食するリスクがあるという危機感をお持ちの方がほとんどです。
そのような危機感をお持ちの企業様から多くのご相談を頂く機会を得ることと、実際に自分が中小企業に入り込み、DX推進を行ってきたことで、中堅・中小企業のDX推進に特に必要なことがはっきりと見えてきたように思います。
これは企業規模に関わらず重要なことですが、まずは自社の「あるべき姿」をしっかり描くことがその一つです。「デジタル不信」に陥ってしまった企業も、紐解けばこの部分を明確にできていなかったことが多くあります。
また、中小企業においては様々な制約がありますが、DX推進に係る資金面でのリスクを最小限に抑え、速やかに効果を挙げ、キャッシュを生み出すことも重要だと思います。
さらに、外部企業・機関との連携も重要になります。
どんなに優秀なDX推進を担える人材がいたとしても、1人で企画からシステム構築、運用などを担うことは現実的に不可能であり、優秀な外部パートナーとの連携は必須となります。
外部連携はビジネス面を見ても、自社が持っていない商材・サービスを持つ企業とお互いに利益を上げるエコシステムを構築することができ、中小企業にとってこの枠組みは重要であるように思います。
■あえて自社商材は持たず、すべての中堅・中小企業に寄り添いDX推進をサポート
そういった、中堅・中小企業がDXを推進するために必要な要素を盛り込み、満を持してリリースした弊社のサービスが「DXトータルサポートプラン」になります。
サービスの詳細は、サービスリリースの内容をご確認頂けると幸いですが、簡単に言えば、中堅・中小企業様の制約を踏まえたうえで、顧客それぞれに違う「あるべきDX」を実現するために、多くの場数を踏んだDX推進のプロフェッショナル人材を月額29.5万円の安価定額制にてご提供し、DX推進に向けたあらゆるサポートを実施するサービスとなります。
安価定額制というのも、大きな特徴ではありますが、我々はあえて自社商材を持たないことを決めています。
顧客の理念を尊重するとともに、お持ちの強みを生かし、企業それぞれに違う「あるべき姿」を実現することをひたすら追求していくことが中堅・中小企業のDX推進において非常に重要であり、それは商材ありきでデジタルの押し売りでは、決して成し得ないと考えているからです。
また、あらゆるサポートという点においてDX資金調達や外部企業・機関との連携サポートも含めており、中堅・中小企業様に特化している我々だからこそ実現できる大きな特徴の一つだと認識しています。
DX推進に関して、無料相談も随時受け付けておりますので、漠然とDX推進に危機感を抱いておられる方でも、まずはお気軽にお問合せを頂けると幸いです。
アスナビスは、これからも中堅・中小企業様の可能性を誰よりも信じ、真のパートナーで在り続けてまいりたいと思います。
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