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子供たちの笑顔を守るため、まずはママの笑顔を守りたい

著者: 株式会社ピースコネクト


今年7月に宮城県仙台市でスタートした、産前産後ケアサービス事業「Daisy MUSE(デイジーミューズ)」。今回はDaisy MUSEの施設長である佐藤彩那氏に、事業を始めようと思ったきっかけや、産前産後ケアサービズに対する想いを伺いました。



Daisy MUSE施設長:佐藤彩那氏


【産前産後ケア事業を始めようと思ったきっかけ】

Daisy MUSEは産前産後ケアを提供するサービスです。 

産後ケア事業においては、昨今国でも注力している政策の一つでありながらも、資金面や人員確保に困窮し断念してしまう事業者も多く、なかなか発展が難しいというのが現状かと思います。 しかしながら、現代の世の中には必要不可欠な事業であり、今後さらにその担う役割は大きくなっていくと感じています。 

 

このDaisy MUSEが生まれたきっかけも、わたし自身が苦しんだからです。 

わたしは元NICU(新生児集中治療室)の看護師として、たくさんの赤ちゃんやご家族のサポートや、障害や疾患があるお子さんたちへのボランティアもしていました。 

 

その経験からか、 「自分の子育ては大丈夫だろう、我が子が生まれたらもっと幸せになれるはず」と思い込んで、ほとんど産後の準備をしないまま出産に臨みました。 

 

しかし、現実は全く違いました。 仕事とは違い、24時間体制での子育て。 

なかなか寝ない我が子を抱っこして、一晩中泣きながら家中を歩き回った夜。 

毎日ぼさぼさな頭と手入れをしない自分の姿に、自分の価値を見失いました。 

「母は子育ても家事もやって当たり前」という周囲の目や固定概念に囚われて自分を評価し、できない自分を責めていました。 

 

この経験や、これを糧にした学びを通して、 「産前の準備で、新しい家族の生活を楽しめるかが決まる」 そして、 「子育てはチーム戦だ」ということに気づき、妊娠〜産後まで切れ目のない支援が必要だと確信しました。 

 

【産前産後ケアサービスの必要性】

また、妊産婦のうち、8〜9割の人が、妊娠・出産・子育てに不安を持つといわれています。 医学の進歩で妊産婦の死亡率は下がった一方、妊産婦の死亡原因の中で一番多いのは自殺です。命が救えたとしても、心を救えずに命を経ってしまうケースがあるのです。 

妊娠中は出産ばかりに目がいきがちですが、出産はゴールではなくスタートです。 

多くの人が産後起こりうる体の変化、心の揺らぎ、家族の役割や夫婦関係の変化を知りません。そして起こってしまうと、「産後だから仕方ない」と諦めてしまいます。 

でもこれらは仕方なくありません。準備や対策で予防できることも多いのです。 

起きてから対処だと、根本解決に時間も労力もお金もかかります。 

本当に大切なことに時間とお金を使えるように、起こる前に未然に予防して欲しいのです。 

 

昨今では、親の高年齢化や価値観の変化などの理由で里帰り出産をする人も減り、コロナ禍であることも相まって産後しばらく誰にも会えない、という状況も起きています。 

そんな中、産後うつの割合も上がってきています。 

子育ては1人でやっても本当にメリットはありません。一瞬ではなく長く続く子育て、ママの心身の健康と、どれだけ周囲に頼れるかが重要なポイントだと思います。 

 

【Daisy MUSEの取り組みと、産前産後ケアに対する想い】

私たちDaisy MUSEには、子育てやストレスケア、そして女性のライフスタイルにおける各分野の専門家が揃っています。 

訪問ケアやオンライン相談、そしてホテル連携を通して、正しい情報や知識をもとに、利用してくださる方のその時の状態や要望に合わせてオーダーメイドでサービスをご提供しています。 

特に人気のメニューは、ママのリラクゼーションや育児相談、ベビーマッサージ等です。また、「大人と話したかった」という利用理由も多いことから、オンラインママ会も開催しています。 



育児放棄、虐待、産後うつ、周産期の自殺。 

これらをなくすためには、育児の文化をかえなければいけません。 

私たちは、子どもたちの笑顔を守りたいのです。 

そのためにはまずはママを守らなければいけないと感じています。なぜならば、子どもはどんな時でも、どんなママでも、自分のママのことが大好きだからです。 

いつも無償の愛を与えてくれているのは子どもたちです。その愛に応えるためにも、まずはママの心身を救わなければと思っています。 

育児は耐えるものではなく、楽しむものです。 

子育ては孤育てではなくチーム戦です。 

私たちは日本の子育ての文化を変えていくという想いで活動しています。 




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