Kuradashi ブランドリニューアル。ソーシャルグッドを、もっと楽しく、もっと気軽に。
2022年7月7日、株式会社クラダシは8周年を迎え、ブランドリニューアルを実施いたしました。改めて、サービスの核となるブランドパーパスを策定し、それに紐づくロゴ変更やサービスキャラクターの制作など、新しいKuradashiに込めた想いをクラダシマーケティング部 部長の溝口りりか氏と、クラダシのクリエイティブパートナーでありCBOを務める株式会社DEの牧野圭太氏に聞きました。
プレスリリース:クラダシ、ソーシャルグッドな世界の実現に向け社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」のブランドリニューアルを実施
https://corp.kuradashi.jp/news/22-07-06-2/
Q:まずはじめに、今回のブランドリニューアルに至った背景を教えてください。
溝口:
クラダシは2014年に創業し、2015年2月に社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」をリリースしました。
クラダシが掲げるミッション「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」・ビジョン「日本で最もフードロスを削減する会社」を達成するため、サービス運営を続けて丸7年。
ブランドリニューアル前の6月末時点で会員数は35万人・商品を出品するパートナー企業は850社と拡大していましたが、改めてこのタイミングで、Kuradashiがなぜ存在するのか、社会にどんな価値を与えていくかということをしっかり言語化し、Kuradashiに関わる全ての行動・表現を、ブランドパーパスと一貫させることで、会社のミッション・ビジョンの実現に近づこう、という目的で、今年の1月からブランド戦略策定に向け、動き始めました。
そしてご縁があり、クリエイティブ・デザインの力で社会課題の解決を目指す株式会社DEにクリエイティブパートナーとして参画してもらうことになりました。
牧野:
僕自身、Kuradashiのビジネスモデルをはじめて知った時にとても驚きました。仕事がら、「廃棄になる企業商品」の存在は知っていましたが、中でも気になっていたのが「デザインをリニューアルしたから、古いパッケージの商品はお店に置けなくなり廃棄する」という商慣習です。僕たちがよかれと思ってデザインをリニューアルした結果、古いパッケージの商品を大量に捨てることも起こり得るわけです。本当に「もったいない」と思っていました。
そんな中、縁あってKuradashiの存在を知り、こんなに良いサービスなのに、まだ知らない人が沢山いるなんてもったいない!クラダシの「ソーシャルグッドカンパニー」としての取り組みをより多くの人に、より良い形で届けたい、という想いで、参画することになりました。
「社会に良いことを、楽しくて気軽なものに変えていきたい」という想い。
Q:では実際に、どのようにブランドパーパスを含むブランド戦略を策定していったのか教えてください。
溝口:
まずサービスの核となるブランドパーパスを明確化するため、クラダシ創業時の思いや、叶えたい未来、Kuradashiでお買い物をしてくれている利用者の声、パートナー企業の声などを元に、代表取締役社長の関藤・取締役執行役員CEOの河村とともに、Kuradashiのありたい姿・存在理由を徹底的に言語化していきました。
その中で浮かび上がってきた、2014年の創業時から変わらない想いが、「社会に良いことを、堅苦しくてハードルが高いものではなく、楽しくて気軽なものに変えていきたい」ということでした。
日本では特に、「社会に良いこと」はどこか堅苦しかったり、自分にはハードルが高いと思ってしまったり、時間やお金など何かを犠牲にしなければいけない…というイメージがまだまだあると思います。
そんな考え方をアップデートし、楽しくて、もっと気軽に全員が参加できて、誰も犠牲にならない、新しい「社会に良いこと」をKuradashiが創り出していきたい。そんな想いからKuradashiの新しいブランドパーパスを「楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケットを創る。」と策定しました。
牧野:
Kuradashiのサービスを使った時に、掘り出し物や、普段購入したことがない商品が沢山あって、シンプルに「楽しいな」と思いました。良い意味で、フードロス削減や社会貢献を意識せず、「お得なお買い物ができて嬉しいから・楽しいから」という理由で、日々利用している方も多いんだろうなと。そして、そんな意識せずとも社会の良いことに繋がる点が、Kuradashiのサービスの強みだなと思いました。
溝口:
「掘り出し物を探す感覚が楽しい!」というお声は、よくいただきますね。
Kuradashiを使ってくれている方は、最初は「いつも食べている商品がお得に購入できる」といった「お得」要素にひかれて使い始めていただく場合が多いんですが、その後フードロス削減や寄付ができるKuradashiでのお買い物体験を通じて、「社会の役に立てている実感がして嬉しい」というように、少しでも気持ちの変化を起こせると良いなと思いながら、サービス運営をしています。「ただ楽しく使っていたら、ソーシャルグッドに繋がっていた」という体験を作っていきたいなと思っていますね。
牧野:
「楽しい」というのは、実際に私がクラダシ社内の皆さんと話していて、強く感じたキーワードでもあります。関藤さん(代表取締役社長)や社員の方と話していても、皆さんとても明るく楽しい雰囲気で、「フードロス」という課題に向かっているのがとても印象的でした。
どうしても深刻で真面目になってしまう課題を、中の人がとても明るく前向きに解決しようとしていて、そんなクラダシだからこそ作れる「楽しい」フードロス削減を目指すサービスがあるのでは、と思いました。
溝口:
たしかに、クラダシには「明るく楽しく元気よく」というバリューがあるくらいなので、「楽しい」という要素はそんなクラダシならではのキーワードかもしれないですね。
みんな真面目に真剣に、だけど楽しくポジティブに、フードロスという課題を解決しようと日々頑張ってますね。
牧野:
Kuradashiの何より素晴らしいと感じたところは利用者も、企業も、社会も地球も、全員が嬉しいプラットフォームを実現していることです。企業は普通、ブランド毀損を気にして、フードロスとなってしまう商品はできる限り世に出したくないはず。そこをプラスに変換して、誰もマイナスにならない仕組みを創り上げているのが、心からすごいなと感じました。
Kuradashiは今まで「お得」というイメージが強いと思いますが、「徳」にも繋がっているなと。全員が「トクする」仕組みが画期的ですよね。
そして最後に、「ソーシャルグッドマーケットを創る」という言葉。他の企業・サービスだったら、「強すぎるかもしれない」と明言するのに躊躇してしまったかもしれません。
「ソーシャルグッド」という言葉自体がなにやらバズワード化されてしまい、ネガティブにも捉えられてしまっています。
ただ、SDGsが採択される前からフードロス削減に真摯に向き合い、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションとしているクラダシだからこそ、まっすぐと愚直に、「ソーシャルグッド」という言葉を掲げ続けるべきだなと思いました。
Q:今回はロゴも、今までと印象がかなり違うものになっていますね!どのような経緯でこのロゴにリニューアルされたのでしょうか?
溝口:
ブランドパーパスを明確にしたことで自然と、それならサービスの顔であるサービス名やロゴも「楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット」ということを伝えられるよう、刷新するべきだよねという話になりました。
今までのロゴはどちらかというと、「真面目」な印象でしたが、「楽しさ」「親しみやすさ」を最も体現できる表現を、DEさんと何度も何度も協議しました。
牧野:
Kuradashiの「K」の中に新サービスアイコンの「く」を忍ばせているのもポイントです。
「く」には、おいしい笑顔の口、Kuradashiの元々の由来となっている「蔵から出す」の蔵の屋根、新しいソーシャルグッドマーケットをここからスタートさせる、という「スタートボタン」..など、様々な意味を込めています。
「楽しく、親しみやすい」を最大化するため、キャラクターも誕生
Q:ブランドリニューアルを機に、サービスキャラクターも誕生しましたね。キャラクター誕生秘話についても、お聞きしたいです。
溝口:
キャラクターは、制作するかどうかも含め、沢山議論を重ねましたね..
ただ、やっぱり今回の重要キーワードである「楽しくて」「親しみやすい」という表現をする際に、効果的な表現方法のひとつがキャラクターだと考えました。
「フードロス」という特性上、どうしても企業やサービスからの発信だと、「啓蒙啓発」という要素が出て、堅苦しくなってしまいがち。
そうではなく、利用者と同じ、「フードロス削減に関心はあるけれど、まだよく分からない。」「何かできればという気持ちはあるけれど、自分には何ができるか分からない。ハードルが高い」という立場で、Kuradashiのメッセージを柔らかく、共感しやすく伝えてくれる存在として、キャラクターを制作しました。
キャラクターがきっかけとなり「フードロス」について興味を持ってもらえたり、ご家族で一緒に見てもらえるようなサービスに成長していければ、という思いもあります。
近い将来、フードロスに関わる絵本も出したいな..という野望を持っています。笑
Q:その他、ブランドリニューアルによって変わったことや、今後の展開を教えてください。
溝口:
7月7日にブランドリニューアルを実施してから、サービスのUIUXや、メールで配信するコンテンツの内容・デザインなどを刷新していきました。また、さらに気軽に使っていただけるよう、モバイルAppもリリースしました。
さらに皆さんに、楽しく・おトク(得/徳)なお買い物を体験いただけるよう、キャンペーンの企画や、サービスの機能追加、配送される段ボールや同梱物の設計などを進めています。
Kuradashiにおける全ての体験を通して、「楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット」を体現していけるよう、社内の全部署で動いていきます!
牧野:
やっぱり、リアルなタッチポイントづくりには挑戦したいですね。すべてのスーパーにKuradashiコーナーがあったり、駅のコンビニとかで「Kuradashiコンビニ」とかもできそう。Kuradashiは、今の日本社会に不可欠なプラットフォームだと思っています。もっとより多くの人に知られ、愛され、利用されるように、僕たちにできることをやっていきたいと思います。
▼Kuradashi Brand Renewal特設ページ
https://kuradashi.jp/pages/renewal2207/
ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi 」について
Kuradashiは、楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット。
フードロス削減を目指し、まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう可能性のある商品を、おトクに販売しています。さらに、売上の一部を環境保護・災害支援などに取り組む様々な団体に寄付し、SDGs17の項目を横断して支援しています。
楽しくておトクなお買い物が、社会に良いことに繋がる。
そんな、全く新しいソーシャルグッドマーケットを創出しています。
DE
AD:KENZO SHIBATA
D/Illustrator : TAKAHIRO HAGA
Planner : HIROMU MATSUKI
Engineer : TOI NAGASAWA
CD : KEITA MAKINO
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