他人の目が怖い、対人恐怖症で悩む人が自分らしく生きていくためのコミュニティ《WaReKaRaゼミ》の取り組み
合同会社WaReKaRaは、対人不安で悩まれている方のカウンセリングや、コミュニティーの運営、セルフワークやグループ講座を提供する大阪のスタートアップ企業です。
当社が提供する「WaReKaRaゼミ」は、長いあいだコミュニケーションや人間関係に悩んだり、恐怖症・不安症で生きづらかった、繊細な自分で疲弊してきた、そんな「今まで変われなかった自分」を変えられるようなご支援をしています
グループワークの様子
全国から60名以上が参加。生きづらさを抱える人々のためのWaReKaRaゼミとは
「今の自分の殻(カラ)を破る」「自分から主体的に人生を選択していく」
そんな人を少しでも増やしていくことを理念に作られた、合同会社WaReKaRaが運営するコミュニティであるWaReKaRaゼミ(ワレカラゼミ)。
視線恐怖症などの対人恐怖症やあがり症に悩む方、コミュニケーションへの苦手意識やHSPで生きづらさを感じている方などが、悩みを手放して自分らしく人生を楽しめるようになることを目指しています。
活動内容は、毎月2回ゼミのメンバーでのグループワーク、毎日習慣的に行う個人のワーク、代表の福崎との個別相談など。
現在、総勢60名以上が、沖縄から北海道まで日本全国から参加しています。年齢も高校生から40歳代まで、老若男女多様です。
現在では、このように生きづらさを抱える多くの人が参加しているコミュニティですが、なぜ創設に至ったのでしょうか。このストーリーでは合同会社WaReKaRaの代表である福崎達也がその想いを語ります。
自身が長い間、対人恐怖症に悩まされてきた
合同会社WaReKaRaの代表 福崎達也
福崎「WaReKaRaの活動を始めたきっかけは、僕自身が元々、脇見恐怖症という視線にまつわる対人恐怖症の一種で悩んできたことにあります。この恐怖症は”自分の視線が他人に迷惑をかけてしまっていると罪悪感を覚えたり自分を責めてしまう”という心の病気です。自分の視線の影響が不安になって同時に他人の目も気になってしまい、人と接することに強い恐怖感を抱きました」
10年以上恐怖症に悩み、症状を克服してからは"同じように悩む人"の力になるために活動を開始
福崎「中学生の頃から20代中盤まで、10年間ほど脇見恐怖症や対人恐怖症に悩まされてきました。ただ僕はたまたま周りの人にも恵まれていたり、症状を改善していくための様々な行動をとる機会も多くありました。行動療法の中に曝露療法という”あえて段階的に不安になる行動を行って慣れることで、不安感を減らしていく”というものがあるのですが、自然にそのような実践をできていたと思います。
また、悩みに思考を奪われるのではなく目の前のことに集中するマインドフルネス的な考え方の実践や、解釈や認知の歪みを変えていくために認知行動療法や心理学全般、特にアドラー心理学について学んだり、気の置けない相手に症状について話をしたり相談ができたことも大きかったです。
僕が悩んでいた当時は脇見恐怖症の症状を克服するための情報が少なかったため手探りで色々なことを試行錯誤しました。
悩んできた期間としては長く、辛い日々でしたが、確かに快方に向かっていけるんだと実感していました。
僕はそのような行動や考え方を学んで、良い方向に変化していくことがたまたまできましたが、同じような悩みを抱えながらどうすれば良いのかもわからずに不安な日々を過ごしているという人は多いです。
僕が悩んでいた当時は脇見恐怖症や視線恐怖症に詳しいカウンセラーや専門家もほとんどいない状況でしたが、そんな中で僕自身症状を克服してこれたため、悩んでいる人の希望になることができると思いましたし人生を通してサポートをしていきたいとも思いました。
僕が悩みを克服していく過程には様々なきっかけや様々な人がいましたが、今度は僕自身が悩んでいる誰かが変わるきっかけになることができれば、と思いWaReKaRaの活動を始めました」
カウンセリングのみから、現在のWaReKaRaゼミの形へ
WaReKaRaゼミでの内観合宿時の様子
福崎「"過去の僕と同じように生きづらさを抱えていたり悩んでいる人を少しでも減らしたい"という考えは変わっていませんが、どのような形で貢献するかというところは少しづつ変化してきました。当初は一対一での個別相談のみを行っており、それでも改善していく人はもちろんいました。ただ実際に対人関係におけるあらゆる悩みは"単一でそれだけを解消したら良い"というものではなく、複雑に絡みあっていることがほとんどです。
例えば視線に関する悩みは視線をどうにかしさえすれば解消するというわけではなく、他人やコミュニケーションに対する苦手意識や恐怖心であったり、自尊心や自己肯定感の低さがその人の根本にあることが多いため様々な方向からアプローチしていくことが大切です。
視線に関してで言うと、実体験をともなって『他人や視線はこわくないんだ』という実感を得ていく経験が大事です。
これは僕が一対一で話をしても、実感を得られる数としては少ないですよね。
同じように対人に対しての苦手意識や悩みを共有できるコミュニティがあることで、今まで他人に話したことのないような悩みもお互いに共有して相手のことを思いやることができて『他人はこわくない』という実感を得ていくことができます。
特に、”自分を出すことのできる相手”を複数持って、悩んでいる自分でもゆるされるという実感を作っていくことが大事だと考えています。
そこで、現在のWaReKaRaゼミでは人との関わりを重視しており
- 習慣的に行う各個人のワーク
- 月に2回のグループワーク
- 福崎との個別相談
- メンバーと悩みを共有したり励まし合えるオンラインのコミュニティ
があります。
[各個人のワーク]に関しても、ただ一人で黙々と実施するのではなくLINEグループに投稿して応援し合えるような環境を用意しています。
また[グループワーク]では知識を学ぶことができるという面もありますが、他のメンバーと実践練習をしたり悩みや考えをシェアしたりすることに重きを置いています。通常のグループワークに加えて、半年に一度ほど"内観合宿"という一泊二日で他のメンバーと交流する機会もあります」
「悩みを解消した後の、人とのつながりが大事」。WaReKaRaに込められた想いとは
冒頭で伝えた想いと今の活動はどのようにリンクしているのでしょうか。
福崎「対人恐怖症やその他様々な悩みを抱えている人たちは、"本来の自分を出せずにカラにこもっている"という共通点があります。今の自分に自信を持てなくなっている状態なので、どんどん挑戦をしていったり自分を開示していくことに対して苦手意識を持つことは当然とも言えます。このように今はカラにこもっていたとしても、少しづつカラを破るような新たな挑戦をしていくことで今の悩みにもとらわれなくなっていけます。
そしてその先に、他人からどう思われるかということや他人のしてほしいことばかりに応えるのではない、本当にあなたがしたいことに対して人生の時間を使って"自分から主体的に人生を選択していく"ということができるようになっていけます。
対人恐怖症を改善できたとしても、悩みは完全にゼロになったり無くなるものでありません。その時々で様々な人間関係があり、悩みも生まれます。そんな時でも自分の人生を主体的に生きるという軸があれば、"悩むことではなく楽しむことにフォーカス"していけます。
長い目で見てより人生を楽しむために、"今の悩みをただ解消すればいい”というわけではなく人とのつながりを大切にしている現在のWaReKaRaゼミがあります」
悩みを解消するだけではない、その先まで見据えたWaReKaRaゼミが、悩んでいる多くの人の人生の変わるきっかけにこれからもなっていくことに期待したいと考えています。
<WaReKaRaゼミについて>
URL:https://warekara.com/curriculum/
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