寝るための服。オリジナルパジャマブランド「パジャマ屋IZUMM」のこだわりと、さらに広げていくための法人サービス立ち上げの裏側。
株式会社フレックスは、オリジナルパジャマブランド「パジャマ屋IZUMM(イズム)」を運営しています。20年にわたりECサイトにて肌触りや縫製にこだわった「寝るための服」を販売してきました。
そんなIZUMMのパジャマに実際に触れていただき、快適な眠りの体験を通じて寝るための服を考えるきっかけを提供すべく、このたび法人(ホテル・旅館)向けサービスを開始しました。パジャマ屋IZUMMが提案する「寝るための服」やモノづくりに対するこだわり、今後提供していきたい「良い眠りの体験」について、代表の熊坂よりお伝えします。
高級ブランドパジャマのODM会社社長「本当に自分が着たいものを作りたい」とEC立ち上げ
2001年1月31日、「パジャマ屋IZUMM(イズム)」が誕生しました。高級ブランドメーカーから委託されるODM会社を営んでいた、弊社会長が「本当に自分が着たいパジャマを作りたい」とオリジナルのパジャマを開発しECサイトで販売し始めました。わずか2つの商品からのスタートでしたが、お客さま、周りを取り巻く方々に支えていただきながら、徐々に事業を拡大してきました。
仕事の時は「スーツ」、運動するときは「ジャージ」、眠るときは「パジャマ」。
普段の生活ではTPOによって着る衣類を変えるのに、眠るときの服を意識している人は少ないのではないでしょうか。みなさんは寝るときになにを着ていますか?私たちが創る「パジャマ」は快適に眠ることを考え抜いた「寝るための服」=「Nerufuku®︎」です。1人でも多くのお客さまに”眠り”にこだわった服「Nerufuku®️」をお届けしたいと考えています。
また、東日本大震災をきっかけに有事の際にはそのまま外に出られるパジャマの需要が高まりました。パジャマ屋IZUMMでは有事の際でも安心して外に出られるデザインの商品を展開しています。
平均単価17,000円の裏側にある「こだわり」とは
パジャマ屋IZUMMのモノづくりのポリシーは、身につける人のやすらぎや健康をいちばんに考えるということ。身につけると「ほっ」とする、そんなお客さまのお顔を想像して、素材やデザインを創造しています。モノづくりの特徴は4つあります。
①素材を極める
袖を通した瞬間にその価値がわかるような、本当に良いものを作りたいという想いからはじまっています。そのため、パジャマ屋IZUMMのものづくりは「生地選び」から始まり、かける時間は惜しみません。時には、糸からオリジナル素材を作り出したこともあります。中でも日本独自の気候である「四季」を考慮し、季節に応じたパジャマの快適さを追求しています。夏は涼しく、でも、冷やしすぎない。冬は暖かく、でも、暑すぎず、軽い。通気性や速乾性を考慮することで絶妙な体温調整ができる素材です。
②計画は自分達で
パジャマではあるけれど、体型が美しく見えるシルエットや、ボタンの大きさ、ポケットに位置に至るまでお客さまに快適に寝ていただけるためのパターンを追求。そして、寝る時間、くつろぐ時間でも「美しさ」を忘れません。洗練されたカラー展開にもこだわり、綿密な打ち合わせを重ねます。
③縫製
縫製は、同じ想いを持つ信頼のおける工場にお願いしている「おもいやり仕立て」。素材特性とデザインに応じてベストな縫製仕様を考えています。お肌への刺激を最小限にしようと工夫された製品は、可能な限り「袋縫い」を採用。デリケートな素材には縫い目滑脱を防ぐ最良な縫い方を吟味し、着用時に特に力がかかる部位への補強等、実用性や着用シーンを考慮して仕様を検討しています。
④つねに試行錯誤
パジャマ屋IZUMMの商品に「完成」はありません。何度も試作を重ねてサンプルが出来上がると、まずはスタッフが実際に着用し、寝心地や肌触りの良さを追求します。何度も洗濯を繰り返して耐久性のテストをするなど少なくともワンシーズン、時には数年をかけて徹底的に検証します。例えば、首の後ろにあったロゴ入りの襟ネームは肌への負担がかからないように廃止し、胸ポケットなど肌に直接当たらない場所に刺繍。前後が分かりにくいパジャマのズボンには、後ろ側に「後」という文字を印字した小さなネームを縫着するなど、常にお客さまの声に寄り添ったパジャマを目指します。
パジャマ屋IZUMMの商品の平均単価17,000円はこだわり抜いた末の価格なのです。
身につける人の視点に立った商品開発を行っている生産会議では
「この生地でパジャマを作りたい」
「寝返りのためにはこうなっていたら良いのでは?」
「この柔らかさを保ちながら強度を確保するには・・・?」など意見が飛び交います。
伸びる「ガーゼ」があったら良いよね!3年かけてオリジナル生地が誕生
お客さまへ届ける商品には多くのこだわりが詰まっていますが、特に素材の開発には注力をしてきました。その1つが、2010年に誕生した、ストレッチ二重ガーゼ「ノビーゼ®︎」のオリジナル生地です。ガーゼは生まれたての赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代に使われている生地です。肌触り良し、通気性良しで睡眠にも適している素材として人気を高めています。
しかし、ガーゼには1つ課題がありました。それは「伸縮性がない」という点です。人は一晩で20〜30回の寝返りを打つと言われています。快適な眠りを妨げないように”伸縮性”は重要なポイントなのです。
ある時、スタッフの1人が、当時は珍しかった”布帛なのに伸びる生地”を持ってきて、「こんなふうにガーゼが伸びたら最高なのになぁ〜」という一言からすぐに同じような生地をガーゼで作れないかを工場に相談しました。
柔らかければ、また伸びれば良いのではありません。安定したちょうど良い耐久性を持ち合わせながら、ちょうど良い伸縮性を求めて何度も試行錯誤を重ね、3年の月日をかけてオリジナル生地ストレッチ二重ガーゼ「ノビーゼ®︎」が完成しました。
データに基づく品質管理はもちろんのこと、これまで積み重ねてきた信頼と時間と技術で、工場も注力して作って下さっている生地です。当店では毎年、販売するパジャマの分だけ生地を織り、仕立てて販売しています。その生地のデリケートさや特性から、今年も満足できる生地に仕上がるかどうか、生産管理の維持には毎年緊張感をもって作ってきました。
ECからリアルへ。良い眠りの体験を通じ、寝るための服に興味を持ってもらいたい
私たちは、人生のうち3分の1を占める睡眠時間を、より快適に過ごすために肌触りや縫製にこだわった「Nerufuku®︎」をECを通じて20年間販売を続けています。しかしECという業種の特性から、実際に商品に触れて頂けないことが大きな課題としてあります。
そこで、「まずは着て、寝てほしい!」と法人向けサービスを考えはじめます。お客さまに快適なひとときを提供するホテルや旅館で、弊社のパジャマを見て・触れていただき、快適な眠りの体験を通じて寝るための服を考えるきっかけを提供できるのではないかと至ったのです。ホテル・旅館様にとっても、お客さまへのおもてなしの中に快適な館内着を取り入れることで、お客さまへのおもてなしのサポートができるのではと考えました。
弊社の法人向けサービスの特徴は、「私たちのNerufuku®︎をご提供する」点にあります。上質なパジャマ、寝られる館内着や作務衣、サロンの施術着、スタッフ用のエプロンまで、パジャマ屋IZUMMのECサイトで販売している商品を、そのまま法人様向け価格でご提供します。
生地の柔らかさや風合いを保つためお洗濯や取り扱い方法に注意が必要ですが、業務用のありきたりなものでない風合いやデザイン、快適さにこだわった館内着をお探しの方にお喜び頂いております。
また、主要商品では、パジャマ専門店ならではの豊富なサイズを展開し、丈詰めやオリジナル刺繍も承っています。
EC販売で培ったオリジナルギフトラッピングでホテルからお客さまへのプレゼントにもお選び頂けたらと思います。
テーマは「体験」〜ねむりに感動を。みんなに幸せな夢を。〜
私たちは、これまで素材にこだわったパジャマを提供し、お客様に支えられてきました。しかし、睡眠の課題は着るものだけではなく、部屋の環境や身体の調子、深掘りすると医学的な要因にも左右されることがわかりました。今後はパジャマを着る体験だけではなく衣食住すべての観点から「良い眠りの体験」を提供し、お客様お一人おひとりの睡眠課題に向き合うお手伝いをしていきます。
その第一歩として、まずは法人向けサービスを通じ、お客様に快適なひとときを提供したいとお考えのホテル・旅館様と共に良い眠りをお届けします。
私たちが考える”眠れるカラダ”の作り方のポイントはカラダを「温める」こと「緩める」こと。非日常の心地よい空間の中に着るものもプラスしておくつろぎいただけたら幸いです。
2024年には睡眠を軸に「衣食住×学び×会話」をコンセプトとした「眠りビル(仮称)」が竣工予定です。EC+リアルな場でもお客さまの睡眠を考える場づくりを構想中です。
今夜もぐっすりと眠れますように。
おやすみなさい。
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