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運動の楽しさを子どもたちに届けたい!新しい形のジュニア向け運動スクール「KIDS FIT(キッズフィット)」誕生のストーリー

著者: 株式会社ルネサンス

「生きがい創造企業」を企業理念に掲げ、全国にスポーツクラブならびにフィットネススタジオや介護リハビリ施設などを100ヶ所以上展開し、国内外で関連事業を営んできた株式会社ルネサンス。


ライフステージを越えて様々なお客様に対して、運動を通じた生きがいや健康創りのお手伝いをしていきたいとの考えに基づき、ルネサンスでは子どもたちの運動能力向上および健全な心と身体の成長をサポートすることにも力を入れています。そんなルネサンスでは、2023年5月から「KIDS FIT(キッズフィット)」の導入がスタートしました。


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新たに映像とコーチングによって運動能力や非認知能力を高め、自己肯定感を高めるジュニア向け運動スクールです。

本ストーリーでは、「キッズフィット」の開発に関わった、海外事業推進部眞弓とスポーツクラブ事業企画部村上が開発に至るまでの背景や想いをお伝えします。


社会課題である子どもの運動不足解消のためにできること

コロナウイルスの影響を受け、子どもが公園などで身体を使って遊ぶ機会が減ってしまい、運動能力が著しく低下していることが社会課題となっています。昔のように公園や自然の中で自由に遊んだり、走り回ったり、ジャンプしたり、ボールで遊ぶという経験が今の子どもたちは得づらいと感じていました。


一方、子どもたちの中には運動が苦手な子もいます。子どもたちは、競技スポーツや体育の成績や順位付けを通して、多かれ少なかれ劣等感を覚えてしまう場面があると思います。劣等感をバネに成長していく子どももいますが、運動が嫌いになって遠ざかってしまう子どももいます。それはとても勿体ないことです。


私たちが大人になってから実施する「フィットネス」のような運動は、「痩せたい」「かっこいい身体にしたい」「ストレスを発散したい」のように、誰かに評価されたり競争することもない、自分自身の満足度が重要な世界です。


子どもの頃から「運動は本来、楽しくて心地の良いものであり、自分自身の満足のためにしても良いんだ」ということを実感することができていれば、大人になっても自然と体を動かす習慣が身に付くのではないかと考えました。


そこで、ルネサンスの健康づくりやスクール運営のノウハウを活用しながら、より「遊び」に近い形で子どもたちに運動する機会や場を創ることができれば、社会課題の解決に繋げられると考えたのがキッズフィット開発のきっかけです。

新たな形の子ども向け運動スクールにするための挑戦

このスクールの構想をスピード感をもって形にするために、他社様とのパートナーシップが必要不可欠だと考えました。


前述のとおり、子どもの運動不足による運動能力の低下や、運動習慣がある子とない子の二極化という社会課題が、コロナ禍で一気に加速しました。この状況に対して、当社としてはいち早く対応したい想いがありましたが、当時は我々のコンセプトを実現するための商品が社内にありませんでした。最短での商品化を検討した結果、自社開発にこだわるよりも、すでにサービスを展開している他社様との協業を優先すべきという結論に至りました。


そんな時、志が近しいDIAMOND ALLIANS社というパートナーと出会うことができ、「Kids Growth Theater」というサービスを私たちのスクールに取り入れようということになりました。


より楽しみながら子どもたちに運動する機会を持ってもらうために、従来の子ども向け体操教室とは異なる仕組みを導入しました。


1つめは、映像と音楽を使ったレッスンの実施です。



レッスンで実施する種目を視覚的に見せることによって、理解のスピードが速くなります。そしてコーチは種目の説明ではなく、子どもの"がんばり"や”チャレンジしようとする姿勢"を褒めることや、動きの修正などの声掛けに専念できます。コーチはコーチングの専門研修を受けており、適切なサポートと声掛けでお子様の自己肯定感を高めます。


2つめは、進級基準がないこと。ルネサンスのスイミングやテニスなどのジュニアスクールでは進級基準が明確にあります。そのため、今までになかった「進級基準なしのスクール」を創ることは、私たちにとってもチャレンジでした。


「進級基準がないと、子どもたちの成長がよくわからないのでは?」という社内の意見も出ました。しかし、子どもたちに運動を楽しんでほしい、身体を動かすことを楽しむだけでも、運動能力は向上して成長することができる。大人が決めた基準ではなく「自分たちがやろうとしている目標」に注目し、その目標に向かってチャレンジする。その積み重ねがあれば、基準は必要ないのではないかという考えに至ります。


一般的な体育のスクールであれば「マットや鉄棒、跳び箱のような器械運動ができるようになります」と明確にお伝えできると思いますが、キッズフィットはそうではありません。スクールの中の動きや関わりを通して、運動能力だけでなく、それ以上に子どもたちの心の部分「非認知能力※」の成長を大事にしているということを、保護者の方々にお伝えすることを心がけています。できるようになったこと、がんばりたいこと、うまくできたことをお子様同士で確認するディスカッションの機会も設けています。


※非認知能力:他者と協力する力や相手をおもいやる力などの、数値化できない「生きていくために必要な能力」の総称


そして3つめの違いとしては、スクールの指定用品がないことです。通常のジュニアスクールであれば、ユニフォームや水着などを揃えることが多いと思うのですが、キッズフィットはそれも含めて自由なスクールにしたいということや、多様性・ダイバーシティの観点から指定用品は作らないことを決めました。


開発にあたりもっとも苦労したのは、担当者のコーチングスキルの研修です。研修には専門的なコーチングを理論から学ぶ教材を揃えておりますが、理論を実際のレッスンで実践に落とし込むのは容易なことではありません。当社は、長年スイミングやテニスなどのスクール事業を運営していますが、キッズフィットの開発にあたり、もう一度ゼロベースでコーチングを考えました。「子どものやる気を引き出し、自己肯定感を育むコーチングとはなんだろう?」ということを、何度も議論し、試行錯誤しながら取り組んできました。お客様の満足度調査で、担当者のコーチングに関する満足度が一番高かったときはとても嬉しかったです。


保護者の方も実感する子どもの変化

キッズフィットのスクールでは、実施している際に保護者の方がお子様の様子を側で見ることができます。実際にお子さんが参加している保護者の方からは多くの嬉しい感想をいただきました。


「スクールとしてどんなことをするかはよくわからなかったけど、体験に行ってみて自分の子どもが楽しそうにしているのがわかった。」

「レッスンの中にたくさんの種目があるので、『これは難しそうだけど、こっちは楽しそうだったね』というように、興味関心の違いや得意不得意があっても継続して通うことができそう。」


また、実際に子ども達の行動へも変化が生まれました。キッズフィットを始めた当初は「バランスストーン」という特定の種目しかやらなかったお子様がいたものの、つい先日のレッスンでは、苦手な「ラダー」以外には挑戦してみると話してくれ、実際に宣言した通りやり切ることができたのです。それだけでも、参加した子どもの成長を感じましたが、更に保護者の方からスイミングも始めたと聞き大変驚いたと振り返ります。保護者の皆さまには進級基準がなくても、子どもたちの何気ない行動や会話から心と体の成長を実感していただけていると感じています。



幼少期からある特定の運動やスポーツに特化しないほうが良いという知識は、多くの保護者の方は既にご存知です。そのため、キッズフィットは今後お子様が専門的なスポーツを始めた時に、スムーズに馴染めるような基礎をつくる「プレスクール」であることを保護者の方にお伝えすると、実施している内容についてよく理解していただけます。

子どもの成長から家族の笑顔が生まれる

キッズフィットのレッスンの中では、必ず「振り返り」をするようにしています。振り返りには保護者の方にもご参加いただいて、「お子様自身は何が楽しかったのか」「保護者の方は何が楽しそうに見えたのか」などテーマをお伝えして、その場で親子同士でのコミュニケーションを取るようにしてもらっています。


これは村上が前職で子ども向けのキャンプやイベントなどの体験学習の場を創っていた際、子どもたちが新しい発見を自分の学びにしていくことや、他者と協力しながら困難を乗り越える力が育まれている瞬間を間近で見てきた経験をもとに取り入れた仕組みです。


振り返りをきっかけにし、お子様と保護者の方それぞれの視点からの新しい発見があったり、関係性がより深くなっていったりすることで、キッズフィットに来ている時間を双方がより豊かに過ごすことができるのではないかと思います。


キッズフィットを子どもたちだけでなく、家族の笑顔のきっかけになるスクールにしていきたいと考えています。


キッズフィットを通して、まずは運動が好きという気持ちや、周囲との比較ではなく過去の自分と比べてどれだけ成長できたかという自分の中の評価軸を育てていきたいと思います。その先に、将来にわたる運動習慣を持ったお子様や、キッズフィットで培った自己肯定感や非認知能力を土台に、スポーツに限らず様々なことに挑戦しようと思うお子様が増えてくれたら嬉しいです。




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