日用品をお得に購入!良品なのに捨てられる「滞留在庫」問題を解決!会員制特価EC「バリトク」誕生の経緯や開発の裏側を語る
株式会社ママエコはITサービスの企画・開発・運営をおこなう会社です。母体である株式会社WANNAGROWは創業以来「リモートワーク」を通して全国のママに仕事を紹介し、雇用機会の創出に貢献してきました。
2023年5月、ママエコは品質に問題のない大手メーカーの「滞留在庫」を、会員に大特価で販売する日用品通販サイト「バリトク」のサービスを開始しました。
卸売業者は廃棄にかかるコストを抑えられ、会員である消費者は小売価格よりも安価で購入できるメリットがあるこのサービス。滞留在庫問題の背景やバリトク構想の経緯、開発中の苦労を代表の山本よりご説明します。
(株式会社ママエコ 代表取締役 山本晃大)
ママエコについて
株式会社ママエコは、「良い!と判断したサービスをどんどんカタチにすること」を方針として掲げ、消費者向けのWebサービス開発を中心に取り組んでいます。
バリトクは、日用品メーカーの滞留在庫を扱うスタートアップ企業と出会ったことがきっかけで生まれました。そのままだとただ捨てられる滞留在庫を活用することで、消費者、そして社会全体にとってプラスとなることから、良い!と判断したサービスです。
良品なのに捨てられる「滞留在庫」を消費者に届けるプラットフォームを構想
滞留在庫とは、特に品質や使用に問題がないにも関わらず、季節ものだから、商品名が変わったから、期間限定販売だからといった理由で売るに売れなくなった商品のこと。これらの大半が利用されず、そのまま廃棄されている現実があります。SDGsが当たり前になっているこの社会において、スルーできない問題です。
この「もったいない」に対して、弊社にできることは何かと考えたとき、それは業者と消費者をうまくつなげる「プラットフォーム」を構築することでした。それを形にしたのが、滞留在庫を格安で販売する通販サイト「バリトク」です。業者は、滞留在庫を廃棄する代わりに弊社に提供する。消費者は、普通に使える日用品をどこよりも安く買うことができる。企業、消費者、社会全体で誰もが損しない、むしろ得しかないサービスにしよう、と考えました。
山本の出身地である神戸では、「バリ(とてもという意味)」という言葉がよく使われています。全ての商品が「とても」お得であることを表現すべく、「バリトク」という、覚えてもらいやすいサービス名に決めました。
開発中のエピソード
全体の構想を決めてから仕様を固め、開発に着手しました。開発において特にこだわったポイントは、サービスのわかりやすさとサクサク動く操作感。ユーザーがサイトを閲覧して一度でスッとサービス内容が理解できるようなデザイン・テキスト構成にしつつ、操作性にもこだわりました。とにかくユーザーが早期に離脱しないような構成を追求しました。
(バリトクのサービスページ)
サービスをリリースするまでに1番大変だったことは、商品の値決めです。消費者にとって「どこよりも安く買える」プラットフォームを目指すためには、市場価格に鑑みても最安値でお届けしたいという想いがあります。しかし、昨今の物流費上昇の影響により、在庫の保管から配送にかかる物流コストが大きくなります。小売価格の最大40%オフを目指しつつ、今もこの価格が消費者にとってお得で魅力的なのかどうかは、反応を見ながら試行錯誤しているところです。
滞留在庫を大特価で販売する「バリトク」、まとめ買いが人気
バリトクの一番の特徴は、圧倒的なボリュームディスカウントです。サービスを開始してから順次、商品ラインナップを追加していますが、詰め合わせセットのようなお得感のあるものはもちろん、大ロットの単一商品の人気が上がってきています。大量のティッシュ!大量の洗濯洗剤!大量の食器用洗剤!大量のボディソープ!など、どれもインパクトのある商品ばかり。大手メーカーのなじみのある日用品なので、大量に届いても困ることは無いようです。
立ち上がりは順調。今後は商品展開や機能を増やし、サービスを広げていきたい
今後は商品展開や機能を増やし、サービスを広げていきたいと思っています。
また、必要最低限の機能でスタートしたため、お客様の声や意見を反映しながら常に修正と開発をしています。目下の課題は支払い方法。現在はクレジットカード払いのみとなっているのですが、やはりそれでは購入をためらう消費者の方もいます。ほかの決済方法や、もっと簡単に支払いができる方法を導入し、より多くの方に利用いただきたいと思っています。
バリトクは、当社で送料を負担しているため物流コストが高く、正直、すごく儲かるビジネスとは言えません。しかし、消費者だけでなく社会全体にとってプラスになるこのビジネスを知っていただき、バリトクの輪が広がっていくことで、未来に新たなチャンスが生まれると考えています。
■日用品通販サイト「バリトク」
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