四季に触れ、時の経過を味わいながら住まう家づくりを行っているデザインオフィス・Mateniの創業ストーリー
株式会社Mateniは豊かな四季に触れ、時の経過を味わいながら住まう家づくりを行っているデザインオフィスです。そして、私たちがプロデュースするMateni Livingは、世界にひとつだけの歴史を刻むライフスタイルブランドです。古びていく中に美しさを感じられるインテリアアイテムを世界各国より厳選し、真鍮や銅製のオリジナルアイテムのオーダーメイドも行っています。
何でもない日常の中にふと起きている自然な事象の中に価値を見出す感性こそ、心の豊かさや人生の充実につながることを、住まいづくりを通して体現していきたいという想いからMateniが誕生しました。住宅の設計は暮らしをつくることと考え、日常を豊かに彩るアイテムを世界各国から輸入し、経年で美化する素材を用い生活に即したインテリアアイテムも開発しています。春夏秋冬の中にある風景を日常の中に取り込み、自然の姿を通して時間を感じられる日常を通して、人間の豊かな感性を継承していきます。
このストーリーでは代表の渡部健司がMateniブランドを作った経緯と思いを語ります。
顧客との会話は、価値観を共有し合える関係性を目指したい
私はMateniのブランドファウンダー兼ディレクターという立場で、デザイナーとは別の視点で住まいづくり全体の進行を行っています。デザイナーにはアイディアの創造に集中できる環境を整え、本来デザイナーが担う必要がない進行業務は私が行うべき重要な役割だと考え、デザイナーと施主の間で生まれるニュアンスはできるだけくみ取りたいと考えています。そのためにもベースとなる関係性のあり方を非常に大切にしています。
住宅に使用される素材や商品の数は計り知れず、その中から選んでいく時間、いつでも情報が得られ、スピードが求められる時代だからこそ、施主と会話できる限られた時間は、ビジネス的になりがちなコミュニケーションではなく、近しい価値観を共有し合える関係性の中で、お互いに創造が膨らむ環境をまず共有できないかと考えました。そうすることで、家づくりという時に緊張感も漂うプロセスの中にも幸福感を感じながら、信頼し合える良い関係の中で家づくりを進めていくことができると考えています。
自然との共存の中で生まれていく人としての豊かな感情。その場の空気感や移ろう時間を感じること。本質的に豊かな空間を体現するためのインテリア、エクステリアを自社ブランドとして構築できないかと考え、「Mateni LIVING」が誕生しました。
人の手によって生み出された技術やそこから生まれる豊かな精神への敬意が息づいているものたち。それらは時代や国境を越えて今なお受け継がれていく「美しさ」という抽象的な感覚を伝承していきます。
商品の仕入れに際しては、大小にかかわらず単体でも存在感があるもの、四季の移ろいや変化を空間の中で表現できる楽しさがあり、気分が高揚する楽しさが感じられるアイテムを厳選しています。
西ドイツ製のビンテージフラワーベースとヨーロッパビンテージテーブル&チェア
Mateniでデザインした住宅と西ドイツ製のビンテージフラワーベース
住まいづくりのプロセスに満足していただくために、ディティールと世界観を共有したい
コンセプトや体現したい価値観が共有できれば、施主も我々に対し、時に面倒な「選択肢を探る」という膨大な時間を委ねてもらうことができる。家族やパートナーとの貴重なコミュニケーションの時間もたくさんもってほしい。住まいづくりのプロセスの中では、モノを一つ選ぶにしても、その空間に合うかどうか、価格は妥当なのかなど、調べたり選ぶ行為であっという間に時間が経過してしまう。限りがある時間の中で進めるプロセスだからこそ、細やかなディティールを仕組み化し、世界観を共有することで、満足度の高いプロセスや空間を提供できると考えました。
Mateniが大切にしている「時間の価値」を「変化」という現象の中に見出していく。
真鍮や銅といった魅力的な素材をはじめ、伝統のある着色技術を有した工場とつないで頂いた方とのご縁も大きなきっかけとなりました。
商品開発に際しては、住宅の中で使用されているパーツの数々の中で「こんなのがあったらいいな」をひたすらピックアップし、デザイン画の段階からサイズに対する強度や安定性、価格を抑えるための製造プロセスなど担当者とこまめに調整していきました。建築パーツのデザインや素材のひとつひとつのディティールが、住まい全体の印象に大きく影響するものなので、その点についても一緒にその可能性を追求してくれる存在は非常に心強く、お互いの熱量を感じ合いながらものづくりできる環境に感謝し、これからも商品開発に取り組んでいきたいと思っています。
表札:高岡着色 斑紋茶褐色仕上げ
説明できない「感情を伴う懐かしさ」が日々に活力と躍動感をもたらす
時を超えても受け継がれる感性。 国境を超え、長い年月を経て今ここにあるものや、時の経過により変化を味わえるもの。テクノロジーの進化と共に失われつつある人間に備わった繊細な変化を感じ取れる感性を守りたい。
今大人になり振り返っても、小さい時に感じた五感から得られた感覚は、商品開発の根源に深く関わっています。それは説明ができない感情を伴うもの。
人生の中で、感覚として残っている懐かしさを暮らしの中にふと感じられる瞬間が、日々の活力となり躍動感をもたらしてくれることを願い、世界各国から仕入れた商品や開発したプロダクトを中心に展開しています。
Mateni LIVING https://mateni-living.com
Mateni https://mateni.co.jp
7/1より打ち合わせスペースを兼ねたアトリエを世田谷区上馬に移転
今秋には都内を中心にPOP UPイベントを開催予定
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