八ヶ岳の自然に抱かれ親密で豊かな時を紡ぎ出すオーベルジュウェディングプラン誕生〜結婚式は式当日だけじゃない。家族と過ごし、ともに当日の朝を迎えるオーベルジュウェディング〜
「今日から、結婚式。」をキャッチコピーに、「エッセンシャルウェディング」を掲げているウェディングブランド「pensee de gorille(パンセ デ ゴリレ)」。自分たちの会場を持たず、全国各地でオーダーメイドの結婚式を展開しています。今回、2023年8月より、山梨県北杜市にあるレストラン「Terroir 愛と胃袋」(以下、愛と胃袋)にて、八ヶ岳の自然に抱かれ親密で豊かな時を紡ぎ出すオーベルジュウェディングプランを提供開始します。提携に至った背景、両者が大切にしている思いについて、話を聞きました。
地域食材にこだわり尽くした「八ヶ岳ガストロノミー」
「愛と胃袋」は大きな古民家を改装した、八ヶ岳ガストロノミー。食材のみならず、器やカトラリー、テーブルウェアなども地域のクラフト作家の作品を取り揃えています。シェフを務める鈴木 信作さんは15歳で料理の道に進み、日本料理店で修行を積んだのち、フレンチに転向。2011年に独立し、東京・三軒茶屋で「Restaurant 愛と胃袋」を4年間営業後、2017年に八ヶ岳で「Terroir 愛と胃袋」をオープンしました。
「フレンチの技法を生かしつつ、食材や食器は和のもの、お店自体も古民家なので、和と洋がうまく融合するような料理をお出ししています。山梨産、八ヶ岳産になるべくこだわっていて、ワインも国産・山梨産のものを取り揃えています。」(鈴木シェフ)
標高が高い八ヶ岳では、東京や、山梨の他の地域とは気候が大きく異なります。そのため、例えば夏野菜が秋口に登場したりと、食材の「旬」とされる時期が他の地域と違うこともしばしば。鈴木シェフはあえてこの「旬」にこだわり、八ヶ岳の旬を大事にしているそうです。
「県外からくるお客様にとっては、一般的に認識している旬と違う食材が出されるので、戸惑われることもあります。それでも、あえてこの地に来ていただく人には、この地の旬を楽しんでいただきたい。メニューも食材ありきですべて構成しているので、季節ごとの変化をぜひ楽しんでいただけたら。」(鈴木シェフ)
「愛と胃袋」 シェフ 鈴木信作
かつて問屋場として栄えた場所。人が集まると「建物が喜ぶ」のが分かる
パンセ デ ゴリレは東京・調布にある「東京のローカルファースト」をテーマにしたレストラン「Maruta(マルタ)」とも提携プランを実施しており、今回が二つ目の会場コラボレーション企画となります。会場を持たないブランドが、あえて会場とのコラボプランを発表したのにはどんな背景があるのでしょうか。
「私たちは2022年秋に創業したばかりのブランドです。形を持たない『エッセンシャルウェディング』を掲げる中で、私たちの作りたい時間、空気感を作り上げるためには、そこに共感し協力してくださる仲間が不可欠です。
そのような仲間探しをする中で、「愛と胃袋」が抱える、料理や建物、空間づくりへの哲学にとても強いシンパシーを感じ、なんの繋がりもないところからラブコールを送らせていただきました。」(パンセ デ ゴリレ 山形)
「私たちは、結婚式のピークは式当日だけではないと考えています。式の準備時間、前日の夜、式が終わった翌日以降、全てをひっくるめて、結婚式の日々。なので私たちが仲間探しをする中で、『宿泊』というのは一つのキーワードとして上がっていました。八ヶ岳で過ごす時間も楽しんでもらいたい、そのためにレストランと宿を併設されている「愛と胃袋」の世界観は、まさに私たちのイメージにぴったりの会場です。」(パンセ デ ゴリレ 染谷)
ラブコールを受け、「愛と胃袋」のマダム石田さんは、提携の話をどのように思ったのか聞いてみました。
「私たちのことをすごく理解してくださっているなと思いました。その上で、利便性や条件ではなく、『私たちだから』一緒にやりたい、と言ってくださることがとても嬉しかったです。ただのハコとして使われるだけでなく、私たちが大切にしたいことを皆さんにも大切にしてもらえる、そう思ったんです。通常このレストランには、誕生日や結婚記念日など、人生の大切な節目でお越しいただく方が多くいます。結婚式はまさに人生の一番と言ってもいい、お祝いの日。そんな日をこの場所で迎えていただけることは、この上ない喜びです。
この建物は、かつて人や物流の一大拠点、『問屋場』として使われていた場所。そのせいか、結婚式やお祭りなど、大勢の人が集まるイベントごとがあると建物がすごく喜んでいるように感じることがあります。これから皆さんと一緒にこの場所でさらに賑わいを生めることを、私自身もとても楽しみにしています。」(石田さん)
「愛と胃袋」 マダム石田恵海
結婚式の朝をともに迎え、結婚式後も何度でも帰ってこられる場所
左から「愛と胃袋」 マダム石田恵海、シェフ鈴木信作
「pensee de gorille」
プロデューサーRIKU、アートディレクター染谷愛里、代表 山形有香)
愛と胃袋は八ヶ岳で開業して今年で7年目。鈴木シェフは山梨と縁もゆかりもほぼない状態で移住し、生産者探しもゼロからのスタートでした。少しずつ繋がりが増え、今ではレストランで提供する大部分の食材を山梨産・八ヶ岳産が占めています。
「地域にこだわらなければ全国どこからでも食材は手に入れられるし、電話やメールでいつでも誰とでもすぐに繋がれる時代。それでも私たちは、顔の見えるコミュニケーション、距離感を何より大切にしています。なんの縁もない山梨でこれまでお店を続けてこられたのは、間違いなく私たちを日々支えてくれている地域の人々、生産者の皆様のおかげです。今後も地域の皆様に恩返しをしていきたい。そのためにもまずは山梨に来て、この地の食材を味わって、空気を吸ってもらい、そして山梨を好きになってくれる人を増やしたい。それが今の私にできる最大の恩返しであり、今回のコラボもそんな未来に繋がればいいなと思っています。」(鈴木シェフ)
パンセ デ ゴリレがこの場所で思い描いているのは、宿泊を含めての結婚式体験だといいます。
「結婚式の前日や当日の朝って、きっと新郎新婦と同じかそれ以上に、家族もドキドキ、そわそわする時間だと思うんです。ここで家族と一緒に前日から宿泊して、ゆったりと当日の朝を迎える。そんな朝からはじまる結婚式は、きっと素敵な時間になるだろうなと思います。
この場所が結婚式後、何度も帰ってきたくなる場所になったら素敵ですね。大切な人たちと過ごしたこの場所が大切な思い出の場所になって、1年後、2年後とまた帰ってこられるような。今から、そんな未来を想像してとてもワクワクしています。」(パンセ デ ゴリレ RIKU)
パンセ デ ゴリレにとっては2会場目となるコラボですが、今後提携会場を増やすことは目指していません。
「大切にしたいのは、ブランドや提携先を拡大することではなく、求められている人たちに丁寧に届けること。その中でアンテナは常に立てておき、また共感者が現れれば今後も新しい取り組みに挑戦する可能性はもちろんあります。でもまずは目の前のお客様を大切に、一組一組、価値を届けていきたい。そうしてお客様の側にも私たちへの共感者を増やしていきたい、そう思っています。」(山形)
株式会社 pensee de gorille
SNS: https://www.instagram.com/pensee_de_gorille/
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