全国の36蔵、恵比寿の30店舗が参加する、おいしい日本酒と食を楽しむ街歩きイベント!エリア初の大規模飲み歩きイベントの夜明け前
私たち「恵比寿おいしいSAKEプロジェクト」は、渋谷区恵比寿周辺の企業・酒販店・飲食店などで構成され、新たな需要の創出や新しい市場の開拓に向けて、活動しています。
2020年に起業したクロッシング株式会社代表の畔柳伸が、世界へおいしい酒と食のある暮らしを提案する「おいしいSAKEプロジェクト」は、デジタル・メディアの運営から、日本酒を活用したイベント運営、プロモーション、ブランディング戦略の立案・企画を手掛けてきました。
このストーリーでは、恵比寿で初めての大規模な街歩きイベント「おいしいSAKEウォーク in EBISU 2023」が立ち上がるまでの裏側、開催直前の想いを掘り下げます。
東日本大震災をきっかけに、日本酒に目覚めた
私は大学時代から酒飲みでしたが、いろいろなお酒を試すのが好きでした。その中で日本酒が一番好きだった訳でも無く、トラディショナルな味で、悪酔いをした経験から、実はあまり注目していませんでした。
日本酒の魅力に目覚めたのは、東日本大震災の年でした。震災の前年から恵比寿に引っ越し、職住近接の暮らしで、夜遅くまで仕事、飲んで帰る暮らしをしていました。震災をきっかけに「東北を飲んで応援しよう」という居酒屋のポスターを見て、飲んだ東北のお酒が、今まで飲んだ日本酒のイメージを覆す美味しさでした。そこから「もっと日本酒を知りたい」という想いが沸き上がり、日本酒が置いてある居酒屋、バーへ飲みに行くようになり、どんどん魅力に惹かれていきました。
その後、当時勤めていた会社を早期退職制度で辞め、経済産業省のクールジャパンプロジェクトに携わり、国内の魅力ある商品の需要開拓を支援する。仕事として日本酒に特化したスタートアップ企業へ2016年に入社、唎酒師を取得しました。そこでゼロから現場経験を踏み、日本酒に関わるプロモーションを試行錯誤を重ねる事で、日本酒業界関係者との太いパイプができました。
2020年に日本酒の魅力を伝える会社を起業しました。世界へおいしい酒と食のある暮らしを提案する「おいしいSAKEプロジェクト」をスタートさせて、デジタル・メディアの運営から、日本酒を活用したプロモーションやブランディング戦略の立案・企画を出掛けてきました。
社名・クロッシング株式会社に込めた想いの通り、日本酒の魅力を伝えるために、いろいろなモノや人を掛け合わせることを目指しています。日本酒に詳しい人同士が話をすれば、それだけ知識は深くなるけれど、日本酒を知らない、興味がそこまでない人には退屈な内容になりがちです。日本酒の情報を発信するだけでは、業界の関係者にしか響きません。そこで広く浅くでも興味をもってもらう、知りたいと思うきっかけを作るためには、日本酒に興味が湧くサムシング・ニューをクロスさせる事が大切と思っています。
例えば、10月1日の「日本酒の日」を広めるプロモーションでは、日本酒と親和性のあるアーティストのエンターテインメント要素、業界内外のオピニオンリーダーのトークセッションを行いました。ステージをオンライン配信をして、SNSでハッシュタグ「#日本酒で乾杯」を付けた写真やツイートを呼びかけ、10月1日は5,000件以上が発信されて、トレンドワード入りしました。
「恵比寿×飲食店×街歩き」
恵比寿は駅から半径2㎞範囲に1,500店舗の飲食店が集まる「食の街」で、エビスビールが街の名前の由来となる程、お酒とは切っても切れない縁もあります。
私は中目黒と恵比寿で引っ越しを繰り返していて、飲み歩くだけでなく、昼間も中目黒・代官山エリアを街歩きしますが、街並みがとても綺麗で、芸能・モデル事務所も多いため、歩いている人も個性的で、オシャレな人が多いのが特徴です。
休日に恵比寿・代官山の飲食店へふらり出かけて、食事と日本酒のペアリング、街歩きを楽しむことができたら、日本酒ファンはもちろん、多くの方に喜んでいただけるイベントが成立するのではないだろうか。そんな想いが、「恵比寿の街を歩いて、おいしい酒と食を楽しもう」というイベントコンセプトになりました。
そこから、10月1日の街歩きイベント「日本酒ゴーアラウンド」に参加している恵比寿の飲食店に構想をお伝えしました。「恵比寿限定で飲み歩きイベントをしたら面白そう」と好意的なリアクションをいただき、特に「酒秀治郎」の直野秀治郎さん、「八福寿家」の山田英夫さん、「きたぽん酒」の北尾秀仁さんには、恵比寿を日本酒で盛り上げたいと言う想いに共鳴いただき、たくさんご意見をいただきました。
地元企業からも酒販店「ムライ酒店」、情報発信をされている「恵比寿新聞」「STUDIO VIZZ EBISU」が、二つ返事で協力していただけることになりました。
飲食店探しは、参加が決まった飲食店からの紹介や、地元企業からの紹介で目標30軒の半分は決まりました。そこからは自分で飲み歩き、店主や店長に一軒一軒イベントの趣旨説明をして、決まりました。イベント前に飲み歩きを自分で経験しながら、イベントを成功させたい想いも日増しに強くなりました。
恵比寿・代官山エリア30軒の飲食店、地元企業に参加いただく
参加いただく酒蔵も目標30蔵で募集を開始する。新しいイベントで苦労は覚悟の上でしたが、これまでのイベント実績を信頼いただいたのか、コンセプトをお伝えした段階でトントン拍子に話が進み、締め切り前に募集を締め切り、最終的には36蔵に名を連ねていただきました。
中でも、三重県・河武醸造の蔵元、河合英彦さんには恵比寿に2度も足を運んでいただき、いろいろ助言をいただきました。例えば、街歩きイベントで1つのお店に入り込んでしまうと、店の中だけで周りの様子が見えないと言う現場ならではのお声をいただき、1蔵が3軒の担当店舗を回ることにしました。飲み手と店舗間を移動して、ご一緒に恵比寿の街の雰囲気やイベントの盛り上がりを感じて貰えたらと期待しています。
全国の36蔵から参加いただく
他にもシステムエンジニアの「ツキワッカ」の鈴木択実さん、冨野公平さん、「シュウ・サケ・コーポレーション」の北山秀人さん、イベント運営で「耕」の藤井耕太さん。日本酒への情熱が溢れるメンバーが集まり、「おいしいSAKEウォーク in 恵比寿2023」は無事に立ち上がりました。運営スタッフ募集を、利き酒師、飲食店経験者、学生、日本酒インフルエンサーを中心にお声がけしたところ、想像以上の好反応で定員に達しました。
飲み手、醸し手、伝え手が集まるリアルイベント
「おいしいSAKEウォーク in EBISU 2023」の想いは、大きく3つあります。
1つは参加者である「飲み手」、日本酒の「醸し手」、そして飲食店、酒販店、運営スタッフとして唎酒師、日本酒好きのインフルエンサーが「伝え手」が集まるリアルイベントであることの想いです。
「醸し手」はイベント会場では無く、各飲食店に常駐して、酒器にお酒を注ぎながら、日本酒の種類や味わいの違い、酒造りや、酒米、水の特徴などについて、参加者に直接語ります。さらに「伝え手」が「醸し手」をフォローする役割を担います。
日本酒は日本の伝統に根ざしたコミュニケーションツールとして、お酒が進むことで交流が深まります。日本酒好きの「飲み手」「醸し手」「伝え手」が一同に集まり、交流を通して新しい飲み手が生まれる土壌を作り、その中から次世代の日本酒好きのオピニオンリーダーを育めたらと願っています。
飲食店を元気に、また恵比寿で飲みたくなる
2つ目は、飲食店、酒販店の支援と、地域経済の活性化への想いです。
「飲み手」「醸し手」が集うリアルイベントはアフターコロナで戻って来ましたが、日常の一番近くで日本酒の魅力の「伝え手」である飲食店には、以前のような客足が戻っていません。
今回は飲食店がそれぞれの日本酒に合う料理を提供して、食事とお酒の魅力を引き立てるペアリングを行います。単独で飲んでもおいしい日本酒もありますが、食事に合わせておいしさを実感する日本酒もあります。ペアリングを通して、食と酒のおいしさを実感いただきます。
イベントではこのSAKEはどこで飲めるのかとの問いに、都内で手軽に飲めないことがあります。今回は恵比寿に来れば、お気に入りの日本酒がお店でまた飲めるので、また恵比寿のお店に訪れるきっかけ作りになることを願っています。
イベントをDX、リアルとネットのハイブリッド
3つ目は、イベントのDX(デジタルトランスフォーメーション)と、世界へ美酒美食を発信への想いです。
さまざまな分野でDXが進んでいますが、日本酒イベントでも、紙のチケットを発券して、受付を必ず通る方法から、スマートフォンでチケット決済、利き酒フリーパス、特典クーポンの取得、参加店のどこからでもスマートフォンの利き酒フリーパスを見せれば、利き酒がスタートが可能になります。GPSデータを取り込みながら飲食店のMAP情報が確認できて、街歩きもスムーズです。
参加酒蔵、出品酒、参加店のリストも公式イベントサイトからスマートフォンで持ち運びができて、イベントガイドのペーパーレス化を実現します。
当日は、恵比寿駅から徒歩2分の「STUDIO VIZZ EBISU」をメイン会場として、日本酒家として活躍する高岡麻彩さんの司会進行で、乾杯コール(開始12時、中間14時、締め15時50分)に合わせて、各店の酒蔵、スタッフ、参加者が一斉に、日本酒で乾杯します。メイン会場のスクリーンに、各飲食店を結んでスクリーンに投影しつつ、その模様をYouTubeでライブ配信します。
コロナ禍でリアルイベントが出来なかった時に、多くがオンラインイベントを発信しました。アフターコロナで、リアルとオンラインのハイブリッドを期待していましたが、リアルの持つ臨場感をオンラインが表現しきれないところもあり、これというハイブリッドイベントが実現できていません。
今回はリアルイベント参加者にも、並んでいる時間やお店の中で、一緒にオンラインを視聴いただき、遠方にいる配信視聴者にも、リアルイベント会場から臨場感を伝える事で、ハイブリッドならではの体験を提供出来たらと願っています。
世界へ美酒美食を発信!
日本の伝統的酒造りは、来年2024年にユネスコ無形文化遺産の登録に向けて、政府が動いています。世界からさらに注目を集める日本酒、それと合わせる食事の魅力を世界に発信したい思って、今回のイベントに「世界へ美酒美食を発信!」と言うサブテーマを持たせました。
公式イベントサイトから、当日飲んだお酒の情報を取得できて、参加者が気に入ったお酒を、X(旧Twirrer)、Instagram、LINEから「#おいしいSAKE」をつけて、ワンクリックで発信や、備忘録としてシェアできる機能を搭載しています。是非、想い想いに、おいしいSAKEを発信してみてください。イベント当日は抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも実施します。参加者の投稿で「#おいしいSAKE」がトレンドワード入りしたら、イベントの盛り上がりは最高潮になると思います。
イベント当日は渋谷氷川神社例大祭とも重なり、恵比寿地区も祭りの賑わいを見せます。メイン会場では同時開催として「みんなできれいでプロジェクト」を行い、恵比寿の清掃活動と、イベント後の街の見回りを行います。より多くの来場者が恵比寿に招き、街全体を日本酒で盛り上げると掲げる以上、街と一緒に活動をして、住んでいる人や働いている方にも参加していだけるイベントを目指します。
コミュニケーションツールSAKEを酌み交わして、新しい出会いが生まれて、世界へ美酒美食を発信して、世代を超えた日本酒愛の強い仲間が集う「おいしいSAKEプロジェクト」を、どうぞよろしくお願いいたします。
「おいしいSAKEプロジェクト」では、日本酒に関する情報をオウンドメディア、SNSで発信しています。この記事をお読みいただいた方から、いいね!とフォローをいただけると嬉しいです。
【おいしいSAKEウォーク in EBISU 2023】
エビスビールのお膝元、大人の飲食店街としても人気の恵比寿で、恵比寿・代官山エリアの飲食店やメイン会場をめぐり、おいしい酒と食を楽しむ街歩きイベントを、今秋9月10日に初開催します。全国36蔵、厳選約100種類のお酒と、予約困難な人気店を含む30軒の飲食店の食事がおトクに楽しめます。参加方法は、公式イベントサイトで「利き酒フリーパス」を事前購入するだけ。イベント当日の12時からメイン会場や各自好きな飲食店で利き酒と、飲食店での食事を16時まで楽しめます。(食事は別途有料、キャッシュオン制)。飲み手、醸し手(酒蔵)、伝え手(飲食店、酒販店、唎酒師他)と日本酒好きが集まるリアルイベントなので、日本酒好きな人はもちろん、日本酒のことをこれから知りたいという人にもぴったり。オンラインとのハイブリッドで、日本酒家として活躍する高岡麻彩さんの司会進行で、乾杯コールや会場の模様、酒造りの想いをお伝えします。秋風を感じながら恵比寿をほろ酔い散歩してみてはいかがでしょうか。
【イベント開催概要】
▼イベント名:『おいしいSAKEウォーク in EBISU 2023』
▼開催日時:2023年9月10日(日)12:00~16:00
▼参加酒蔵:飲食店コラボ(30蔵)陸奥八仙、月の輪、出羽鶴・刈穂、秀よし、米鶴、武勇、仙禽、松の寿、四季桜、澤姫、水芭蕉、菊泉、力士、羽根屋、御湖鶴、天領、百十郎、臥龍梅、勲碧、敷嶋、二兎、作、鉾杉・式、神蔵、福寿、風の森、原田、川鶴、瑞鷹、花雪
メイン会場(6蔵+2社)HINEMOS、山古志、四海王、百黙、仁淀川、れいざん、日本酒にしよう、想定内・想定外
▼参加飲食店(恵比寿・代官山エリア30店):酒 秀治郎、蕎麦と日本酒 八福寿家、麦酒庵 恵比寿店、魚見茶寮、ミズノトリ、恵比寿 吉乃坐、ほの字 恵比寿店、YAOCHO-BAR EBISU、大魚、今日も大漁や、日本酒×ワイン ノンベエ エビス、izakaya たろ、蕎麦前ごとう、O’denbar うまみ 代官山、サリーヒルズ、恵比寿サウナー、えびす呑み場やました、恵比寿和顔、越後屋喜八郎、KAPPO R 恵比寿、立呑み 源太郎商店、洞窟おでん、庵狐 恵比寿店、あか牛精肉販売所、六角亭 串揚げと和食、代官山ひなた、ebisu NUKA factory.、きたぽん酒、城ケ崎 おかもと、和食 おやまだ
▼メイン会場(LIVE配信・本部・試飲販売):STUDIO VIZZ EBISU(恵比寿1-19-19恵比寿ビジネスタワー1F、JR恵比寿駅徒歩2分)
▼参加費:前売券 3,600円(税込) 利き酒フリーパス・特典クーポン(酒器)付
当日券 4,000円(税込)、食事は別途キャッシュオン
▼主催:恵比寿おいしいSAKEプロジェクト
(運営事務局:クロッシング株式会社)
▼イベント公式サイト(チケット販売):https://event.oishiisake.jp/walk-ebisu2023
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