掃除のプロが現場で1年半かけて作った洗剤「shall we clean」の誕生秘話。苦難の中でも貫いた信念とは
株式会社ウインドクリエイティブは2016年に創業し、現在では年間5,000件以上のご相談をお寄せいただく、不用品回収と清掃のプロ業者です。
お客様にとって一番の協力者であり、一番の理解者であり、一番のよき相談相手でありたいという理念を胸に、日々業務と向き合っています。
2017年からはYouTubeでの活動も開始し、「イーブイ片付けチャンネル」で片付けや清掃の様子を配信。たくさんの視聴者様に恵まれ、現在では13万人もの登録者を抱えるチャンネルに成長しています。
活動を配信するYouTubeチャンネル
YouTubeの視聴者様と交流する中で生まれたのが、「shall we clean(シャルウィクリーン)」という洗剤ブランド。
2023年4月28日の販売開始から非常に大きな反響をいただき、「掃除が楽になった」「諦めてた汚れがゴッソリ落ちた」というお客様の声がたくさん寄せられています。
当ストーリーでは、どんなキッカケでshall we cleanが生まれ、誕生するまでにどのような苦労があったのか。創業者である二見の言葉とともに、"製品開発のリアル"を余すことなくお伝えしていきます。
二見 文直
株式会社ウインドクリエイティブ代表取締役。ゴミ屋敷 不用品回収のイーブイ代表。「いかにも業者らしい、無愛想で乱雑な仕事は決してしない」という決意のもと、お客様や視聴者様と日々接している。
出発点は「イーブイさんに洗剤を作ってほしい」という視聴者様の声
shall we cleanが生まれる前の悩みについて、二見はこのように振り返ります。
二見
「YouTubeで日々お掃除の動画を配信する中で、視聴者様からたくさんの悩みが寄せられていました。特に多くの方からお聞きするのが『掃除がとにかく面倒…』という言葉。面倒だからやる気にならないし、ついつい後回しにしてしまう。そんな声を毎日聞きながら、悶々とする日々を過ごしていました」
そんな中で、視聴者様から寄せられたある一言が、大きなキッカケに繋がっていきます。
「イーブイさん、それほど掃除に詳しいんだったら、洗剤を作ってもらえませんか?イーブイさんが作った洗剤を使いたいです」
この一言で、二見は洗剤を作ろうと決意。
そしてどうせ作るなら、面倒な掃除をもっと楽しい"おそうじ"に変えたい。この想いがshall we cleanの物語をスタートさせます。
しかし彼を待ち構えていたのは、苦労の連続でした。
洗剤メーカー7社から相手にしてもらえず門前払い
右も左もわからない中で、洗剤を作ってくれるメーカーを探し始めた二見。しかしながら、素人の話を聞いてくれるメーカーなんてほとんどありません。声を掛けてもすぐ断られる、を繰り返していました。
二見
「洗剤を作ろうと決めたは良いものの、そもそも自分たちで洗剤を作った経験などありません。正直何から始めれば良いか、見当もつかない状態でした。だから最初はとにかく、洗剤メーカーに相談するところからスタートしました。しかしいざ相談をしようにも、小ロットな私たちはどこも門前払いのような対応で。本当に困りました」
そんな中、やっとの想いで話を聞いてくれる洗剤メーカーと出会います。
二見
「苦労して見つけた洗剤メーカーから最初に提案されたのは、OEM生産でした。しかし私たちは、信頼してくれている視聴者様の期待に答えるため、こだわって良い物を作りたかった。その熱い想いを率直に伝えたところ役員の方が感動して下さり、『0から一緒に作っていきましょう!』とお返事いただけました」
熱い気持ちの共鳴により、遂にスタートした洗剤作り。しかし0から洗剤を作り上げていく道のりは、想像以上に長く過酷なものでした。
採算度外視で理想の洗剤を追い求める。心には常に視聴者様の顔
洗剤作りをスタートしたのが2021年9月。目指していたのは、理想の洗剤。
二見
「洗剤メーカーの担当者さんから、製造原価と広告費、経費の割合について一般的な見解を教えてもらいました。しかし私から伝えたのは、とにかく原価は高くても構わないと。採算度外視でいいから、視聴者様が喜ぶ洗剤を作りたかったんです」
協議の結果、マルチクリーナー【感じる洗剤】と、ハードクリーナー【楽しむ洗剤】の2種類を作ることにしました。
マルチクリーナーは中性の洗剤。生まれた経緯について二見はこのように話します。
二見
「依頼した洗剤メーカーは、実は美容品にも強い会社なんです。担当者さんから『洗剤とセットでハンドクリームを売ってみては?』というご提案がありました。しかし、そもそも掃除ですら面倒なのに、その前にハンドクリームを塗る工程を増やすなんて考えられなかった。そこで『美容成分を全部洗剤に入れてしまえば良いのでは?』と思いつきました。担当者さんには心底驚かれました」
肌に良い成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸、アロエ、そして天然由来の界面活性剤。それらを全てふんだんに詰め込んだモノを【感じる洗剤】として作ることにしました。
対してもう1つのハードクリーナーのコンセプトは、【楽しむ】だといいます。
二見
「ハードクリーナーは、とにかく擦らず汚れが勝手に浮いてくる洗剤を目指しました。シュッシュッシュッとスプレーして置いておくだけで、勝手に汚れが浮いて落ちていく、その過程が簡単だからこそ、掃除も楽しくなる。このようなコンセプトで【楽しむ洗剤】を作ることにしました」
コンセプトから理想の洗剤を定義し、いざ洗剤作りへ。はじめての洗剤作りは、試行錯誤の連続でした。
プロとしてのプライドをかけて現場で試行錯誤
試作品を試している際の光景
プロの現場で試作品を試す日々。当時の気持ちを二見はこのように振り返ります。
二見
「洗剤メーカーに作ってもらった試作品を、とにかく現場で試しました。試作品を作っては試すを繰り返して、結果的に30現場以上でテストを行いました。しかし辛いと思うことはなく、むしろ夏休みの工作みたいな感じでずっと楽しくて。掃除に悩む人の声を常に聞いていたので、その方々が笑顔になるようにとずっと考えていました」
洗剤を試す中で、メーカーに対しもっと臭いを無くしてほしい、効き目をもっと強くしたいなど、たくさんの改善点を伝えました。
吹き付けるだけで汚れが落ちるかテスト
1年半もの試行錯誤を経て、やっと皆様に自信を持ってお届けできる洗剤ができあがりました。
誕生した時の気持ちは「とにかく良い物ができてホッとした」
製品ができあがった時の気持ちを問うと、二見はこう答えます。
二見
「もうとにかく『やっと出来た…!!』とホッとしました。皆の期待に応えられる納得の洗剤ができたという達成感が本当に強くて。まるで子どもが生まれた時のような、心の底から嬉しい気持ちでした」
そして迎えた発売日。
普段はポジティブな二見だが、当日は不安しかなかったといいます。
二見
「発売当日はとにかくドキドキ。自己満足になっていないかなどと考えてしまい、不安ばかりでした」
しかしそんな二見の不安を吹き飛ばすように、視聴者様から寄せられる喜びの声。
「ずっと待っていました!使うのが楽しみです!」
「驚くほど落ちるので掃除が楽しくなりました」
「親族や娘にも贈りたい」
こうして、shall we cleanは産声をあげたのでした。
おそうじの悩みを徹底的に考え抜いて生まれた2つの洗剤
■家中に使える、マルチクリーナー■
【分類】住宅用洗剤
【液性】中性
【内容量】500ml
【価格】1,480円
【商品URL】https://is.gd/myVmdZ
【使えるもの】
窓ガラス、お風呂、トイレ、テーブルなど日常生活での様々な汚れに使用可
【使えないもの】
水拭きできない家具、床、壁紙、天然の石材、うるし等の塗り製品、銀製品、自動車、液晶・プラズマディスプレイの表面、革製品など
【効果的な使い方】
頑固な汚れの箇所には、洗剤を噴霧後ラップやキッチンペーパー等で蓋をして30分~1時間程度放置してください。放置後にふき取ると効果的に汚れを落とすことができます。
【手袋やマスクの着用】
基本的に不要ですが、お肌が敏感な方や長時間使用する際には手袋の着用をおすすめいたします。
■強い汚れを擦らず落とす、ハードクリーナー■
【分類】油汚れ落とし洗剤
【液性】アルカリ性
【内容量】500ml
【価格】1,680円
【商品URL】https://is.gd/3XAFHw
【使えるもの】
ガスコンロ、魚焼きグリル、ステンレス製品(シンク調理台等)、フライヤー、レンジ、換気扇(モータ一部分を除く)、グリスフィルター、ダクト、レンジまわりの壁(ステンレス、磁器タイル 等)、床(ビニール製の床、磁器タイル等)等 に付着した油汚れ
【使えないもの】
アルミ・銅・銀・真ちゅう・スズ製品、亜鉛メッキ製品、ガラス製品(窓ガラス、鏡、IHヒーターのガラストップ部位等)、水がしみ込む物(木製床、フローリング床、白木、畳、カーペット、しっくい壁、多孔質壁等)、その他(ニスやペンキ塗装部位、自動車、家具、食器類、ホーロー、ワックスが塗ってある床等)など
【効果的な使い方】
頑固な汚れの箇所には、洗剤を噴霧後ラップやキッチンペーパー等で蓋をして5~10分程度放置してください。放置後にふき取ると簡単に汚れを落とすことができます。
【手袋やマスクの着用】
手袋とマスクをご着用ください。効果の強いプロ仕様にかなり近い成分を使用しておりますので、お肌に直接触れないようご注意ください。
目指すは「掃除に困ったらshall we clean」と頼られる存在
今後のブランド展望について、二見はこのように話します。
二見
「家の掃除で困った時に思い浮かべてもらえるようなブランドにしていきたいです。汚れを見つけた時『あの洗剤ならなんとかしてくれるかも』と真っ先に思い浮かぶ存在でありたい。今後も皆様のご期待を超えていけるような、製品を開発していきます」
視聴者様の声からスタートしたshall we cleanのストーリーに、今後も目が離せない。
執筆:政所 温也(ライター)
【製品および会社概要】
■shall we clean 公式サイト:
■公式Instagram:
https://www.instagram.com/shall_we_clean/
■運営:
■発売元:
株式会社ウインドクリエイティブ
大阪府大阪市港区弁天1丁目2−30
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社ウインドクリエイティブ
メールアドレス:press@shallweclean.jp
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