積極的な女性活躍推進の取り組みが認められ「えるぼし認定」3つ星を獲得。多様性への挑戦を続けるカクタスが目指す未来とは?
科学コミュニケーションおよびテクノロジー分野で世界的に活動するカクタス・コミュニケーションズ(Cactus Communications、本社:インド、https://cactusglobal.com/jp/)は、科学コミュニケーションとテクノロジーのパイオニアとしてその名を馳せるグローバル企業です。我々は研究者、大学、出版社、学術組織、そしてライフサイエンス関連組織の問題を解決するために、革新的なサービスを提供しています。
カクタスは創業以来、多様性豊かな人材が存分にその才能を発揮できる環境作りに努めてきました。女性の採用を積極的に推進し、それぞれの個性が十二分に生かせる職場を目指しています。この努力が実を結び、2023年1月には女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」の最高評価である3つ星を獲得しました。
この認定は、特に女性の活躍が見られ、安心して職場復帰が可能な環境を提供している企業に対して与えられるものです。カクタスでは、育児休暇を利用する従業員が増える中でも、全ての社員が安心してキャリアを継続できるよう心掛けています。
このストーリーでは、カクタスが「えるぼし認定3つ星」を獲得した背景と、心地よく働ける環境づくりとダイバーシティ推進に向けた挑戦についてご紹介します。
「えるぼし認定」とは
「えるぼし認定」は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍を支援する取り組みを積極的に行っている企業に対して、厚生労働大臣が認定を行う制度です。評価は5つの項目(①採用 ②継続就業 ③労働時間等の働き方 ④管理職比率 ⑤多様なキャリアコース)に基づき、基準を満たした企業には3段階の評価が与えられます。カクタスは、これらの評価項目を全て満たし、最高位の3つ星を獲得しました。
(参照: 厚生労働省HP)
インド支社での経験と企業全体の意識改革の機運から、「えるぼし認定」を獲得すべく活動を開始
カクタスは日本支社における女性の活躍推進や多様性を重視した取り組みに努めています。この取り組みはインド支社での経験と企業全体の意識改革からインスピレーションを受けたもので、日本支社では継続的な努力が行われ、多様な人材が光り輝ける場所の創出が目指されています。日本社会における女性管理職の割合は依然として低いですが、カクタスではジェンダー差別を排除し、平等な機会が男女双方に提供されています。この正義と公平性を基盤とした環境で、「えるぼし認定」を目指し、約1年半の準備期間を経て申請に至りました。
「えるぼし認定」申請への道のり
カクタスは社員一人一人のニーズ及びキャリアやスキルアップ、ワークライフバランスのニーズを理解することに焦点を当ててきました。それぞれの社員との個別対話を通じて、社員のニーズと改善点を詳しく把握し、必要な支援を提供しています。
取り組み前/取り組み中の状況:
- 他の先進国と比較して日本の女性の活躍レベルが非常に低い中、カクタスは初めから女性が積極的に参加し、エンパワーされる環境を作り上げてきました。
- 令和3年時点での女性管理職の割合は100%、従業員の男女比は男性20%女性80%。
- 当社では以前からリモートワークを導入しており、インドのオフィスはFlexJobs社のトップ100リモートワーク企業ランキングに常時掲載されています。
- 2021年には組織全体がリモートファーストへと変貌。これにより多くの社員が仕事とプライベートの両立を実現しています。
- 出産・育児休暇からの女性の復職率は100%。現在4名の社員が育児休暇中ですが、復職の準備を進めています。
- 年次有給休暇の取得率は取り組み前は43%から取り組み完了時には90%に向上。この改善を候補者に伝えカクタスが有給休暇を取得しやすい企業として認識されています。
チャレンジだったのは、ライフワークバランスとキャリアパスの整備
「えるぼし認定」の申請は当初、すぐに承認されるだろうと思っていましたが、より多くの努力と計画が必要となるチャレンジでした。社員からのフィードバックを通じて、特にライフワークバランスとキャリアパスに関する課題が浮かび上がりました。
社員からのフィードバックで明らかになった課題と課題への対応
- 社内でどのようなキャリアパスがあるのかよく分かりません。
→上記課題への対応:自分の経験や実際にあったキャリアパスを伝えました。グロー
バルHRにこの課題を報告し、部署毎のキャリアパス周知方法を検討しました。
- 産休や育休後の復帰やスキルアップができるかどうか不安です。
→上記課題への対応:自分の経験談を伝えました。社員向けのLinkedinのスキルアッ
プセミナープログラムの受講方法や選び方のアドバイスなどを周知しました。
- ライフワークバランスに関して不満があります。
→上記課題への対応:スーパバイザ―を巻き込み業務調整や休暇推奨を行いました。
上記の課題を解決するために、オンラインでの1対1の面談においては、リモート環境でのコミュニケーションの効果的な促進方法が工夫されました。また、すべてのスーパーバイザーに社員のロールやキャリアに関する悩みを適切に伝え、必要な行動が迅速に取られるよう努めました。
この取り組みが地道なステップで構成されていたため、大きな変化を期待していた社員に対しては、このイニシアチブが伝わりにくかった可能性があります。
「えるぼし認定」取得をきっかけに、更なるダイバーシティ推進へ
「えるぼし認定」取得の取り組みは、行動計画の策定から申請まで約1年半の期間を要しました。カクタスでは、性別に関わらず、すべての社員が個性を発揮できる適職で活躍できるよう積極的な努力を続けています。
今後も、多様な人材が存分にその能力を発揮できる環境を創出し、ダイバーシティ推進をさらに前進させる取り組みを進めていきます。女性社員だけでなく、全ての社員が安心し、充実した職場環境で働けるよう努めてまいります。
カクタス・コミュニケーションズ株式会社について
カクタス・コミュニケーションズ(https://cactusglobal.com/jp/)は、2002年に設立された科学コミュニケーションとテクノロジーの会社です。カクタスは、Editage、Cactus Life Sciences、Researcher.Life、Impact Science、Paperpal、Cactus Labsなどのブランドのもとで開発された革新的な製品とサービスを通じて、研究者、大学、出版社、学術団体、ライフサイエンス組織の問題を解決します。カクタスは、プリンストン、ロンドン、オーフス、シンガポール、北京、上海、ソウル、東京、ムンバイにオフィスを構え、3,000人以上の専門家を擁するグローバル企業であり、190カ国以上の顧客を有しています。カクタスは、職場におけるベストプラクティスのパイオニアとして、ここ数年、常に「働きがいのある会社」にランクされています。
カクタス・コミュニケーションズ: https://cactusglobal.com/jp/
エディテージ: https://www.editage.jp/
カクタスライフサイエンス: https://lifesciences.cactusglobal.com/jp/
リサーチャーライフ: https://researcher.life/ja/
インパクトサイエンス: https://www.impact.science/jp/
ペーパーパル: https://paperpal.com/ja
カクタスラボ: https://cactusglobal.com/jp/brands/cactus-labs/
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