Logo

ビリギャルも、このサイトから生まれました。

食の力で日本を元気に。サイトM&A事業を譲渡してまで運営を引き継いだ、グルメの総合WEBメディア「FLIES EAT」に懸ける思い。

著者: 株式会社ツーベイス

株式会社ツーベイスは「誰もがちょっとずつ得する世の中に」を目指して、自社WEBサービスを開発したり、主にWEBメディアを運営しているITベンチャーです。共同代表の加来と井上が2019年に創業しました。お互い留学先で出会い、サービス開発の主要メンバーも海外で出会い意気投合したメンバーで構成されています。2022年まではサイトM&Aプラットフォームを開発・運営していましたが、2023年に当事業を譲渡しました。


現在は「食の力で日本を元気に」をテーマに掲げ、コロナ禍の2020年からグルメに特化した情報発信を行なっている「FLIES EAT」の運営に注力しています。当運営サイトは月間最高ユーザー数70万人を超え、総SNSフォロワー約5万人、累計掲載店舗数3000以上のメディアへと急成長中です。


このストーリーではサイト売買サービスに続く新規事業である、グルメの総合WEBメディア「FLIES EAT」の誕生の裏側について、代表の加来が振り返ります。

サイトM&Aやレベニューシェア案件をマッチングさせるプラットフォームが赤字状態に。会社のキャッシュフローは火の車だった

もともと弊社では、サイト売買案件だけではなく、当時日本初となるレベニューシェア案件をマッチングさせるプラットフォームを約1年間運営していました。以前にPR TIMESでもプレスリリース配信させていただいたように、登録ユーザー数や案件数、実際の成約数などは順調に伸びていました。

配信記事:サイト売買・レベニューシェア案件のマッチングサービス「KIMARU」が正式ローンチ!取引成約率94%のサイトM&Aプラットフォームが本格始動。

しかし、その実情は開発費や販促費などで2年以上も赤字が続いており、当時の会社のキャッシュフロー的には完全に火の車だったのです。

倒産危機を乗り越えて「利益体質」の会社経営に大きく方向転換

新規事業を立ち上げる以前から、「サービスグロースのために、最低1年間は赤字を掘り続ける」という共通認識は取れていましたが、さすがに2年以上も赤字が続くと、精神的にも会社の財務的にも堪えるものがありました。

「このペースでいくとあと2ヶ月以内で会社の口座残高が無くなる」という現実を共同代表の井上から告げられた際に「倒産」という二文字が初めて頭をよぎりました。

結果的には、井上の心強いサポートもあり、銀行からの融資を受けることで当面の資金難を乗り越えることができました。

一方で、「赤字体質」の会社経営から一転、今回の件も踏まえて「利益体質」の会社経営に方向転換するために、自社のサービス開発からWEBメディア運営へと舵を切ることにしたのです。

サイトM&A事業を譲渡し、ポテンシャルを感じたグルメ特化メディア「FLIES EAT」を買収


このような自社の状況を取引先に話したところ、2023年1月にサイト売買事業を譲渡させていただくことが決まりました。これまでサービス開発に携わってくれたメンバーや共同代表の井上、ご理解いただいた譲受先など協力してくれた方々には本当に感謝しています。


一方で、メディア運営を始めるにあたって、もともと筆者個人でもサイトM&Aを何度が経験したことがあり、サイトを0から立ち上げるより、「ポテンシャルのある既存サイトを引き継いで伸ばす方法」が、様々な観点から断然良いと考えていました。


サイト売買サービスを約1年間運営していた際に、累計200件以上の売却申請を受け付けました。実は、その中でも一際ポテンシャルを感じたメディアと偶然にも巡り合うことができたのです。

そのメディアこそが、2020年からグルメに特化した情報発信を行なっている「FLIES EAT」でした。奇しくもサイトM&A事業を譲渡した同じタイミング、2023年1月に「FLIES EAT」を弊社が買収し、引き継いで運営しています。

ITに疎くても、本当に良い飲食店が脚光を浴びられるように。そして消費者はこれまで知り得なかった素敵な飲食店に巡り会えるように

FLIES EATのミッションは「食の力で日本を元気に」することです。具体的なターゲットとしては「飲食店を営む事業者」と「飲食店に訪れる消費者」の2者が存在します。


まず1つめのターゲット「飲食店を営む事業者」に対してです。結論、本当に心のこもったサービスや美味しい料理を提供している飲食店を営んでいる方が、きちんと報われるように、我々が集客の部分を手助けして繁盛店になってもらいたいと強く想っています。


たとえITやWEB経由での集客活動に疎くて、大手のグルメ予約サイトなどを使わなくても、本当に良い飲食店が脚光を浴びるような仕組み作りに貢献したい。そうすれば、飲食店を営む事業者が潤い、地域は活性化され、日本がもっと元気になると信じています。



一方で、2つめのターゲット「飲食店に訪れる消費者」に対しては、当メディアを通じてこれまで知り得なかった素敵な飲食店に巡り会い、満足度の高い体験をしてもらえることを目的にしています。

我々が普段、情報発信をしている領域である"外食"や"食べ歩き"をすることは、身近な人や大切な人とのささやかな非日常体験を味わい、ひとときの幸せを感じられる喜び・美味しさを共有できる貴重な食文化活動だと捉えています。


そして、少しでもそのような素晴らしい体験が、より良いものになるための情報提供を行う、という役割を我々は担っています。また、もっと多くの人たちに良いインパクトを与えるために、現状よりもさらに多くの地域を網羅し、グルメ領域の発信カテゴリーも拡大していく所存です。直近では、国内向けの情報発信だけに留まるのは当メディアのミッションに反すると考え、外国人観光客の方々などに日本食をご馳走するYouTubeチャンネルも始動させています。

×

情報過多社会のジレンマを壊す。本当に良いお店を発掘し、好循環を作る

InstagramやYouTube、TikTokといったSNSが当たり前のように普及している現代では、コンテンツ(商品やサービス)が興味深いもの、魅力的なものであれば、消費者がそれを見つけ出し、勝手に拡散されていく時代になってきています。


そのため、比較的実力さえあれば脚光を浴びやすい時代です。しかし、インスタ映えやSNSでの拡散を全く意識していないために、心のこもったサービスや質の高い料理を提供している飲食店にも関わらず、露出することが中々できずに現代の情報の波に埋もれてしまうケースも少なくありません。



そこで当メディアでは、徹底したリサーチのもと、本当に魅力的な飲食店を全国から発掘し、SNSでの情報発信はもちろん、長期的な集客活動に貢献できるよう、検索エンジン(グーグル等)で上位表示が見込める運営サイトの記事内にて累計3000店舗以上を掲載させていただいています。


その他にも、InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeやTikTokなどでの総合的な情報発信を通じて、飲食店の新規認知獲得や集客活動に寄与しています。最終的には、本来の飲食店が持つ魅力のみで集客活動が成り立つような、エコシステム構築の一助になれるよう、今後も信頼できる情報発信を継続していきます。

「FLIES EAT」の再開発により、Webサイトは月間100万PVに。YouTubeは開始から2ヶ月で総再生数50万回を突破

最後に、我々がFLIES EATをどうやって再開発し、どんな歩みを進めてきたのかを、今後の目標と合わせて書いていきます。


サイト運営では、大幅なサイトパフォーマンスやスピード改善、UI/UX・専門性や信憑性の観点で記事リライト、グルメ愛好家や管理栄養士等のライター採用/育成などを行ってきました


結果として、引き継ぎ前の数値は月間約30万ユーザー・40万PVでしたが、月間約70万ユーザー・100万PVまで伸ばすことができました。

また、有難いことに記事内に広告掲載を希望する飲食店様も順調に増えています。実際に、「FLIES EATで掲載を始めてからお客様のご来店が昨年よりも大幅に増えた」といった、嬉しいご報告もいただいております。


次にSNS運用では、複数の担当者を配置し飲食店リサーチの質を徹底強化、徹底したリサーチとユーザー目線による投稿テーマ選定、外国人観光客を巻き込んだ動画媒体での情報発信などを行いました。


結果として、量より質を重視したことにより、投稿頻度が従来の1/5程度に減ったにも関わらず、インスタグラムのフォロワーが半年弱で5000人増加しました。また、0から新しく開設したYouTubeチャンネルは、開始から約2ヶ月で総再生数50万回を記録し、登録者数3000人を突破。飲食店側からは「外国人のお客様が実際に喜んでいる姿を見られて何より嬉しい」、そのような心温まるお言葉をいただいております。

更なるインパクトを生み出すために、2025年までに累計10,000店舗の掲載を目指し、月間300万ユーザーを達成する

我々の挑戦はまだ始まったばかりです。これからが本当の意味でのスタートだと捉えています。なぜなら、「食の力で日本を元気に」というミッションを実現するためには、更なるインパクトを生み出す必要があるからです。

今後の目標は、2025年までに運営サイトで累計10,000店舗の掲載を目指し、月間300万ユーザーを達成することです。

その過程で、ユーザー向けのモバイルアプリ開発や飲食店の集客課題を解決するようなサービス提供などを、今後の新たな展開として考えています。

これまでの歩みをさらに意味あるものにするためにも、今後はグルメの総合WEBメディア「FLIES EAT」の運営にコミットして、益々の事業拡大に尽力して参ります。


以下、株式会社ツーベイスが無料で公開している飲食店事業者様向けの記事一覧です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。










行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。

この他の企業のストーリー

8min read
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
韓国コンテンツのプロが語る、いま見るべき3本 ~TSUTAYAの韓流ドラマMDが語る、韓流の今とこれから~
韓国コンテンツのプロが語る、いま見るべき3本 ~TSUTAYAの韓流ドラマMDが語る、韓流の今...
3min read
株式会社ノースオブジェクト
子育てママ・ファミリーのための ものづくりのこだわり~食編~
子育てママ・ファミリーのための ものづくりのこだわり~食編~ 「食」の世界に広がった豊かな暮ら...
3min read
株式会社ロコタビ
海外在住日本人に聞いた、日本からの入国状況の変化【調査対象:30カ国】
海外在住日本人に聞いた、日本からの入国状況の変化【調査対象:30カ国】 新型コロナウイルス(C...
6min read
Dearliy株式会社
「Dearliy」が描く未来:スタートアップが見据えるテーマパーク創造の道のり
「Dearliy」が描く未来:スタートアップが見据えるテーマパーク創造の道のり ハッシュタグ#...
5min read
DOKONI株式会社
「自分が美味しいと思えるお店が見つからない。」既存のグルメサイトや、食の好みが違う友人に頼らない新感覚のお店探しアプリ「HUE」が誕生するまでの秘話。
「自分が美味しいと思えるお店が見つからない。」既存のグルメサイトや、食の好みが違う友人に頼らな...
13min read
日本電気株式会社
資格取得から維持までサポート、スキルを裏づけお客さまへの安心につなげる。社外からも評価されたNECのセキュリティ人材育成活動の裏側【日本セキュリティ大賞2024 優秀賞受賞】
資格取得から維持までサポート、スキルを裏づけお客さまへの安心につなげる。社外からも評価されたN...
4min read
有限会社シンセイ印刷
子供はもちろん大事。だけど私の人生も大切にしたい。あの頃の私が欲しかったオンラインスクールを「自分の足で歩いていきたい」全てのママたちへ。
子供はもちろん大事。だけど私の人生も大切にしたい。あの頃の私が欲しかったオンラインスクールを「...
5min read
株式会社チェリー
経営危機からの再始動。居酒屋の来店意義が薄れた「アフターコロナ」で求められる価値を探し続けた、イタリアン『亀八』開発を振り返る
経営危機からの再始動。居酒屋の来店意義が薄れた「アフターコロナ」で求められる価値を探し続けた、...
6min read
有限会社知名御多出横
常識を超える発想とこだわりから生まれた唯⼀無⼆のオーディオシステム『TINA AUDIO(チナオーディオ)』。「音の仙人」と呼ばれる創業者の開発秘話
常識を超える発想とこだわりから生まれた唯⼀無⼆のオーディオシステム『TINA AUDIO(チナ...
8min read
株式会社エンビジョン
クリエイティブで社会課題解決に貢献したい。2年の構想を経て、デザイン会社がクリエイティブカンパニーに生まれ変わるまでの軌跡
クリエイティブで社会課題解決に貢献したい。2年の構想を経て、デザイン会社がクリエイティブカンパ...