もしもの時に「備えていない⼈も備えられる」。1955年創業の株式会社清和が手軽で安価でおしゃれな防災グッズの開発に挑戦した理由

包装資材製造・販売会社である株式会社清和は1955年に日本茶向け袋の製造・販売からスタートした会社です。創業後まもなく、当時はまだ新しい通信販売という方法で日本全国のお客様へ商品をお届けすることを始めました。その後、市場の変化に対応した包装資材の製造・販売を続けることでノウハウを蓄積し、 現在、食品をはじめとする様々な商品を包むパッケージとして幅広くご利用いただいています。

高度成長期が終わり、環境問題がクローズアップされる現代、当社は、オリジナル商品を既製品として常時在庫し 「必要なときに、必要な数量をお届けする」というコンセプトで、お客様の課題を解決するという経営理念のもと「未来にやさしい、地球にやさしい」をキーワードに、SDGｓに取組みながら「変化（チェンジ）」と「挑戦（チャレンジ）」を続けています。

当社は包装用品分野での長年の経験や知識を活かし、2023年9月1日　防災の日に、防災・アウトドアに向けた“もしものとき”に備えるブランド「bistock」（ビストック）https://www.bistock.jpを⽴ち上げました。bistockは、もしもに備（bi）を蓄える（stock）を組み合わせた造語。⾝近で誰もが備蓄できる防災・アウトドア⽤品を既存の製品や技術をベースに防災の目線でチューンしたものを展開します。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000123346.html

災害は予測不能。日常に取り入れられるデザインこそが重要だと気づいた

全国調査の結果で「災害が発⽣し避難が必要になった際に、避難⽤の持ち出しバッグなどといった、すぐに持ち出せる避難グッズを⽤意しているか」への回答の半数以上（57.8%）が「ほとんど⽤意していない」「全く⽤意していない」と回答している状況で、⽤意していない理由として、「何をして良いか分からないから（47.4%）」「お⾦をかけたくないから（19.6%）」という結果がみられました。

※〜2023年度 家庭の防災対策実態調査〜（ミドリ安全）

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000011153.html

現代社会では、自然災害や緊急事態が予測不能であり、いつ、どこで、どのような状況が発生するかわかりません。大切なのは新技術だけでなく、防災に便利なものを知ってもらい、備蓄してもらうことです。しかしながら、優れた防災グッズやアウトドア用品を所有しているだけでは不十分です。もしもの時にすぐにみつかること、手に取れること、使いやすいものであることが必要ですが、身近にあっても生活に馴染むデザインでなければ日常的に取り入れることができません。

自然災害や非常事態に備える必要性がある現代の課題があるなか、私たちは防災グッズやアウトドア用品のオンラインショップ「bistock」を立ち上げ、この課題に応える決意をしました。

簡単なこと、自身に近いこと、日常に馴染むデザインであること、というコンセプト

「bistock」のコンセプトは、この理念に基づいて「easy」、簡単なこと、「near」、自身に近いこと、「stylish」、日常に馴染むデザインという3つの要素を重視しています。

当社の包装用品分野での長年の経験や知識を強みに、お客様が緊急事態に備えることをより魅力的で簡単にするため、デザインやアイデアの側面で市場に存在する商品との差別化を図り商品の開発に挑戦しました。

アウトドアアクティビティと防災の融合：新しい防災グッズの誕生

近年、自然災害が増加し、南海トラフ地震のような未知の災害も予測が難しく、これに対処するためには常に備えが必要です。この背景から、個人としての防災意識を高めるため、アウトドアアクティビティと防災を結びつけた新しいアイデアが生まれました。

アウトドア活動には、サバイバルの要素が含まれており、自然環境での生存力を高めるためのツールやアイテムが使用されています。これらのアイデアを防災グッズに組み込むことで、一般の人々も自身を守る手段を持つことができるのではないかと考えました。

デザイン性の重要性も忘れてはいけません。防災グッズは日常的に使用しないものであるため、デザインが魅力的であることは、人々が購入し、使いたいと思う要因です。そのため、アウトドアに精通した協力先からのアイデアやデザイン案を取り入れ商品化を進めました。

しかし、一番の悩みは、当社の既存品とのコラボレーションや、既存品の特徴を生かした商品作りでした。防災グッズとしての機能性を保ちながら、アウトドアアクティビティに使えるアイテムにすることは、バランスをとる難しい課題でした。そのため、発想を転換し新しい商品が既存の防災グッズとは一線を画し独自性を持つものとなるよう、デザインと機能の両面で工夫を重ねました。

さらに、市場に既存の防災グッズが多く存在する中で、私たちの商品がどのように防災グッズとして差別化できるかを真剣に考えました。これには継続的な試行錯誤が必要であり、他の競合製品にはない機能や特長を打ち出すことが不可欠でした。

結果として、アウトドアアクティビティと防災を結びつけた新しい商品が誕生しました。

自然災害に備えるだけでなく、アウトドア愛好者にも喜ばれるアイテムとして、自然災害への備えとアウトドアの楽しさを組み合わせた新しいアプローチが未知の災害に備える一助となり、新しい防災グッズの可能性を広げること信じて、引き続き商品開発に取組んでいきます。

【商品ラインナップ】

（丈夫な紙製ストレージボックス）

もしもの時に、そのまま持ち出せ、押し入れにいれずともオシャレな佇まいの強度のある「丈夫な紙製ストレージボックス」は、さまざまな用途に使えるよう丈夫さを求めて設計したダンボール素材のストレージボックスです。通常のダンボールより厚い素材を使用し、負荷がかかる場所は2重になる構造に設計。紙製とは思えないほどタフです。持ち運びを考慮して持ち手となる穴も持ち運びには便利なポイント。通常の使用ではそうそう壊れることはありませんが、ローコストな紙製という特性を活かして、数シーズン使い切ったら交換するというような使い方も可能です。

「丈夫な紙製ストレージボックス（ホワイト　WHITE）」には多少の水分に耐えるコーティングを施しています。もちろん通常のストレージボックスとしても使用可能ですが、アウトドアウエアの収納・持ち運びなど、屋外シーンでもご使用いただけます。また、丈夫さを活かして防災グッズの収納ボックスとしてもおすすめです。2Lのペットボトルや備蓄食料、その他防災グッズをまとめて収納しておくと安心です。

デザインもbistockのワンポイントロゴとメモを記入するグリッドだけのシンプルかつ普遍的なデザインで流行に左右されません。複数を並べて配置しても圧迫感が無く、統一感がある雰囲気に仕上がります。カラーはインテリアとしてどんな雰囲気にもマッチする「WHITEホワイト」や、落ち着いた雰囲気でアンバーな配色とインテリアと相性がいい「GREEN　グリーン」(撥水性なし）の品揃え。インテリアや好みに合わせてセレクトできます。

（枕元に備える　防災ライト）

災害時、より危険度が高まる時間帯が夜間だと言われています。

停電し、真っ暗闇の中では避難どころか、周囲の危険を把握できないからです。「枕元に備える防災ライト」は最も身近に備えることができる防災グッズの一つです。BOOK型のボックスのデザインは生活の中に溶け込み、枕元など身近に備えておいても何の違和感も感じない存在感があります。

ブック型ボックスの背表紙ラベルには蛍光灯や太陽光を照射すると暗所で発光する蓄光素材を使用しています。ボックスを開けると、折ったら発光するサイリウムライトが入っており、暗闇の中でも足元や周りを照らしてくれます。サイリウムライトの発光時間は6～8時間。最低でも朝までは光源を確保できます。しかも、防塵・防水。災害時でも壊れにくいアイテムです。

ボックス内には災害・避難カードも同封。事前に自身の情報や家族の連絡先、避難所の情報などを記載しておくことで、緊急時により適切な行動をとることが可能です。ボックス内に予備のメガネや衛生用品など災害時に必要になるものを一緒に備えておけます。枕元や本棚などベッドサイドに安心を備えておける防災グッズです。

（どこでも使える　簡易ランタン）

「どこでも使える簡易ランタン」は最も手軽に光源を確保できる防災グッズです。半透明のチャック付き外装袋とサイリウムライトがセットになっており、折ったサイリウムライトを外装袋に戻すことで半透明の外装がサイリウムライトの光を拡散してくれます。袋の中を水で満たすことで、屋外でも風に吹き飛ばされることなく、光の拡散力もさらに強まります。サイリウムライトの発光時間は6～8時間。最低でも朝までは光源を確保できます。しかも、防塵・防水。災害や野外の使用でも壊れにくいアイテムです。

夜間の災害時、停電時などの光源の確保や避難行動時の照明として、キャンプ、車中泊の照明、常夜灯としてなどさまざまな場面で活躍の機会があります。

サイリウムライトは火も電力も必要ありません。熱や煙の発生などもないのでテントの中や室内でも安心してお使いいただけます。推奨期限は生産から4年、防災用として管理しやすいのも特徴です。その他キャンプギア、車の中など、暗闇での“もしも”に備えておきたい防災・アウトドアグッズです。

（3種のエコカトラリー）

「3種のECOカトラリー」はエコな素材（紙＋PP）を使用したスプーン、フォーク、先割れスプーンがパッケージングされたカトラリーセットです。通常の使い捨てカトラリーと比較して、厚めでしっかりした構造のためストレスなくお使いいただけます。それぞれ個包装されているので、備えておいても衛生的かつ、電子レンジにも対応と熱にも強いためどんな料理でも利用できます。

（使い捨て 簡易保冷袋　２枚セット）

例えば、ソロキャンプ。ちょっとの食材や飲料を持ち運ぶ。例えば、ピクニック。お弁当や冷たい飲み物を持っていきたい。

「使い捨て簡易保冷袋」はそんな“簡易”な保冷シーンに役立つアウトドアグッズです。見た目は、余計な装飾がなくどんなシーンでも邪魔しないクラフト素材の紙袋ですが、内側のアルミ蒸着フィルムにより撥水性、保冷性（保冷剤を併用）があります。クーラーボックス、クーラーバッグなどの準備や持ち運び、使用後の洗浄の手間を省き、なおかつ見た目の違和感がない便利な保冷袋です。

「もしものとき」は、いつやってくるか予測不可能です。しかし、「もしものとき」に備えることは私たちの責任です。そのために、私たちは「bistock」というブランドを通して、お客様が安心して備えることができるツールを提供し、非常事態に対する意識と準備を高めるお手伝いをします。

私たちは、安心と日常に溶け込むスタイリッシュな商品を提供し、お客様が自分自身と愛する人々の安全を守ることができるよう、今後も定期的に新しい簡単で、安⼼して、使える、プロダクトを追加していく予定です。

bistock（ビストック）https://www.bistock.jp