日鉄物産システム建築の中高生向けインターンシップ活動レポート
日鉄物産システム建築株式会社は、株式会社類設計室の教育事業部が運営する全日制のフリースクール『類学舎』と連携し、当社の協力会社である有限会社ars(アーズ)と共に、中高生4名の職業体験インターンシップの受け入れを行いました。
今回実施したインターンシップは短期間の職業体験ではなく、1カ月間にわたり企業が実際に取り組む仕事に関わり、社員と一緒になって仕事の面白さや人との関わりを学ぶプログラムです。この活動を通じて、社会貢献及び人材育成の場として協力すると共に、若者ならではの自由な発想や価値観に触れることで、当社にとっても新しい視点や刺激を得ることができるのではないかと考えました。
< インターンシップ活動レポート>
①オリエンテーション
初日はみんなで挨拶をしつつ自己紹介からスタート。最初は緊張の表情が見られたものの、すぐに打ち解けあった様子でした。最初に当社からの会社紹介を行い、インターンシップの課題のコンセプトやゴール、チームワークで気を付けるポイントについて説明しました。
□インターンシップの課題
工事現場では「安全看板」や「注意喚起の音声」が風景化してしまいがちだが、作業員に改めて認識してもらうにはどのような工夫ができるか、若者の視点で問題を解決する具体策を導き出してほしい。
②工事現場の見学
2日目は工事現場の見学に向かい、作業風景や周辺環境の現地調査を行いました。実際に掲示されている注意喚起の表示や安全看板を確認して、課題のヒントが得られたようです。現場の休憩所やトイレの清掃も実施しました。
③定期ミーティング
定期的にオンラインで進捗確認のミーティングを行い、各人の作業内容の確認をしながら、直接説明が必要な時は類学舎へ出向き対面でもサポートを行いました。特に音声案内で録音する言葉については、どのようなものが受け入れられやすいのか頭を悩ませており、たくさんのアイディアが生まれ議論が交わされていました。
④インターンシップ成果発表会
インターンシップ最終日は成果発表会を実施しました。最初はたくさんの関係者を前にみんな緊張している様子でしたが、パワーポイントを使ったプレゼンも堂々としており、学んだ知識を存分に活かした発表を見せてくれました。結果は大成功です。最後にインターン生に感謝状の授与と記念品を贈呈しました。
□インターンシップの成果物
依頼した安全看板・音声メッセージの成果物
・安全看板デザイン : 7種類
・チーム目標のデザイン : 4種類
・四ない運動 : 4種類
・音声アナウンス : 43種類
<インターンシップ参加学生の声>
・自分の生活がこんなに多くの人たちに支えられているなんて知らなかった。
・新しいアイディアを考えていくうちに、物事を前向きに考えられるようになった。
・仕事は1人ではできないこと、そして情報を共有することの大切さに気づきました。
・一緒にいてくれる仲間の存在に助けられました。そして仕事の大事さ、ありがたさ
を感じることができました。
<インターン受け入れを振り返って>
インターン期間中に学生のみなさんから「なぜ建築の仕事を選んだのか」「この仕事のやりがいを教えてほしい」「仕事をする上で最も大切なことは何ですか」といった、するどい質問を受けることがありました。これらに答えることは、私たちにとって業務の意義や取り組む姿勢について振り返る良い機会となり、当社としても大変有意義な場となりました。そしてインターン生から送られてくる日々の日報には、各自が悩んだり、励ましたり、励まされたりしていることが細かく書かれており、お互いの意見を尊重しつつ、より良いものをつくろうとする純粋な姿にも心を打たれました。私たちもこの姿に見習うべき点が多いと感じており、改めて初心に戻り日々の業務に向き合っていきたいと考えています。
<インターンシップ実施概要>
実施期間:2023年5月15日~2023年6月9日
参加人数:計4名(高1、中3、中2、中1)
主 催:株式会社類設計室 「全日制 類学舎」
実施内容:
・約1ヶ月間のインターン期間中は類学舎にて課題に取り組む
・毎日の活動内容を「インターン日報」にまとめて学生から各々報告
・週に2回のオンライン会議にて業務内容の伝達・報告等の進捗確認
・初日のオリエンテーションは、株式会社arsの事務所にて開催
・最終日の成果発表会は、当社関西支店大会議室にて実施
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