ゲームアプリで遊べる好きなアーティストのNFTトレカが登場！NFT限定カードを集めたり、販売すること

　8,800万ダウンロードを突破した世界的な人気を誇るリズムゲームアプリ「SUPERSTAR」シリーズの最新作「SUPERSTAR EBiDAN」に新機能「NFTトレカ」が公開されました。「NFTトレカ」はシリーズ初となるNFTトレカ機能が加わるアップデートを行い、EBiDANメンバーの限定NFTカードをアプリ内で獲得することができます。獲得した限定NFTカードはゲームプレイに使用することはもちろん、Rakuten NFT「個人間マーケットプレイス」での閲覧や売買ができます。今回の取り組みについて、「SUPERSTAR EBiDAN」を運営するDalcomSoft Japanのケビン氏、岡田氏と「Rakuten NFT」の南部氏、永井氏が対談を行い、新機能の開発に至った経緯について話しました。

写真の左から、楽天グループ株式会社の永井翔一朗氏（NFT事業部）、南部龍佑氏（NFT事業部ヴァイスジェネラルマネージャー）、株式会社DalcomSoft Japan社の崔大憲氏（ケビン、代表取締役兼プロデューサー）、岡田翼氏（SUPERSTARシリーズ運営ディレクター）

■「SUPERSTAR」シリーズ、「Rakuten NFT」それぞれのサービスについて

Q. グローバル8,800万ダウンロードというのはすごい数字ですが、「SUPERSTAR」シリーズについてご紹介をお願いします。

ケビン：「SUPERSTAR」シリーズはアーティストのオリジナル音源をゲームで遊べるリズムゲームです。2014年に「SUPERSTAR SMTOWN」を皮切りに「SUPERSTAR BTS」、「SUPERSTAR JYPNATION」などKPOPアーティストを中心に展開をしてきました。

　最近、米国ではレディー・ガガ、アリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュなど、アメリカのPOPアーティストが集まった「The SuperStar」をリリースしました。また、アジアではBGYO、BINIなどフィリピンのアーティストで構成された「SUPERSTAR PHILIPPINES」もローンチし、世界各国で現地アーティストの「SUPERSTAR」シリーズを展開しています。

南部：世界的に人気なアーティストが多く揃ってますね。版権の獲得も非常に大変だと思いますが、すごいです！

ケビン：そうなんです。「音楽がある全ての国や地域で、現地のアーティストとともに展開したい」という思いのもと、US、シンガポール、そして日本に現地法人を設立し、できるだけ多くのファンに「SUPERSTAR」の楽しさを伝えたいと考えています。

　特に日本では、JPOPアーティストとのタイアップに力を入れており、JO1、INI、DXTEENの楽曲が楽しめる「SUPERSTAR LAPONE」と、スターダストプロモーションに所属する若手男性アーティスト集団・EBiDANの公式リズムゲームアプリ「SUPERSTAR EBiDAN」を展開しています。ファンの皆様からは、好きなアーティストの音楽を聞きながらゲームが楽しめる点と、お気に入りのメンバーのカードを集めて楽しめる点に高評価をいただいております。

Q. 「Rakuten NFT」はどんなサービスですか？ご紹介をお願いします。

南部：「Rakuten NFT」は楽天グループ株式会社が運営する、NFTマーケットプレイスおよび販売プラットフォームです。楽天IDがあればどなたでも簡単にNFTを購入したり、フリマサービスのように二次販売をすることができます。ブロックチェーンサービスの難しいところをなるべく感じさせず、誰にとってもわかりやすいサービスとなることを目的としています。ブロックチェーンを使ったサービスですが、クレジットカードで支払うことができますし、「楽天ポイント」も使えます。公式のデジタルグッズの販売にも力を入れており、多くのお客様が弊社のサービスを使って、偽造改竄が不可能で公式証明がつくNFTとして、デジタル商品を、販売しています。

■　新サービスNFTトレカについて

Q. 今回「SUPERSTAR EBiDAN」ではシリーズ初となる「NFTトレカ」の新機能が導入されたと聞きましたが、詳細について教えてください。

ケビン：NFTトレカはブロックチェーンの技術を活用した、NFTトレーディングカードの略称です。今回、「SUPERSTAR EBiDAN」では「Rakuten NFT」と連携することで、このNFTトレカをアプリ内でアイテムとして装備したり、他のユーザーと売買し、トレーディングすることができるようになりました。

岡田：先日、11月30日に初めて公開したNFTトレカは「EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023」の本番中に「SUPERSTAR EBiDAN」のためだけに撮り下ろした写真を使用しています。NFTトレカは1メンバーあたり100枚限定（さくらしめじのメンバーのみ各200枚）で、世界中に100枚しか存在しない超貴重なNFTトレカとなっています。

　イベントが始まったばかりではありますが、すでに多くのファンがNFTカードを獲得し、ゲームで遊んだり、「Rakuten NFT」マーケットプレイスで売買したり、コンテンツを楽しんでいただいております。

ケビン：ブロックチェーンの技術は難易度も高いので、弊社独自では実現できなかったと思いますが、「Rakuten NFT」様と協力することで今回の新たな展開を実現することができました。

■　「Rakuten NFT」との連携により実現したEBiDAN NFTトレカの企画の経緯

Q. 今回の「NFTトレカ機能」が生まれた経緯を教えてください。

ケビン：「SUPERSTAR」は、アーティストの音楽が楽しめる「リズムプレイ」とアーティストのカードを集める「カードコレクション」がメインコンテンツとして存在します。

　今回のNFTトレカはその「カードコレクション」をさらに進化させたものだと考えています。最近日本では、「推し活」という言葉もあり、アイドルグループを応援するファンが多いと思いますが、世界では好きなアーティストを応援活動をする集団を「FANDOM」といい、エンタテインメントの業界では大変注目を集めています。

　我々が今まで多くのアーティストとタイアップし「SUPERSTAR」シリーズを展開してきた中で分かったのは、「FANDOM」活動としてアーティストのカードを集めたり、交換したりすることが非常に活発に行われていることです。その中でブロックチェーンの技術で生まれたNFTカードは、唯一無二のアーティストのカードをファンが所有し、交換することもできる本当に魅力的なシステムだと思いました。但し、現在NFTを所有するためには暗号資産のウォレットが必須だったりと、まだ世間には浸透していないのが現実だと思います。しかし、「Rakuten NFT」では楽天IDを持っているユーザーであれば、ウォレットも不要でさらにクレジットカード決済や「楽天ポイント」でもNFTを購入することができるので、「SUPERSTAR」との連携には優れたプラットフォームだと思いました。

南部：ありがとうございます。Web3.0技術を一般的で誰にでも使えるようにするという理念のもとに、今お話いただいたクレジットカードや「楽天ポイント」でも購入できる仕組みを整えてきましたので、ご評価いただいたことが大変うれしいです。

　今回の取り組みは、ブロックチェーンビジネスの観点からいえば、ひとつの革新になっているのではないかと思っています。従来のブロックチェーンを使ったゲームは、最初からブロックチェーン用のゲームとして作られていることが多く、同時にplay-to-earnと呼ばれる仮想通貨をプレーヤーに分配する仕組みを持っていることが基本でした。その結果ブロックチェーンゲーム「ゲームをプレイしてお金を稼ぐ」という新しいユーザー体験をもたらしました。これは素晴らしい仕組みです。しかしながら、ゲーム内容として単調だったり、ゲーム内仮想通貨を多く稼ぐことばかりが着目されたり、ウォレットサービスの連携など始めるためのハードルが高くて簡単にできなかったりと、大きな一般的な広がりを持つことができるようになったとは言えない状況です。

　このような状況のなかで、楽天ではブロックチェーンの面白さを活かしながら、もっと使いやすく、もっと簡単にブロックチェーンのメリットを享受できるような方法はないかと考えるようになりました。そのひとつの答えが、今回導入していただいた、外部プラットフォームとAPI連携ができ、プラットフォームのアイテムやデータをNFT化できる「Rakuten NFT Convert」です。この仕組みを使うことによって、ブロックチェーンの開発基盤や技術者を保有せずとも、サービスの一部をNFT化してデジタル資産として販売したり、購入したNFTをサービスの一部として取り込むことができるようになります。いわばWeb2.0とWeb3.0の壁を取り払うこの仕組みは、ゲームを楽しんでいるユーザーの皆様にとってコレクションや価値を実感する楽しみを増やすだけでなく、多くのゲームやメタバースの事業者様にとっても、簡単にWeb3.0サービスへと自社サービスを移行することができるというメリットがあります。

　「SUPERSTAR EBiDAN」ではこの仕組みを使ったタイトルとして、ファンの方々に唯一無二のアイテムを集める喜びや交換する楽しさを、使いやすく安全な仕組みを提供することでサポートいたします。

■　開発プロセスを振返って苦労点、こだわり、エピソード

Q. 両社間で共同開発を行う中、苦労した点などがあれば教えてください。

永井：楽天としても外部のサービスと連携するのはチャレンジングでした。プロジェクトマネジメントにおいて、歴史も考え方も違う2社間で進めるのは手探りの連続でした。しかし、厳しい状況だったからこそ、実際には誰も後ろ向きになることなく、ワンチームで進められたことは大変重要なことだったと思います。開発は、日本とインド、英国の3か国で行われましたが、会社やチームの隔たりなく協同で課題に立ち向かえたことは大きな収穫になりました。

　一方で、技術的には、リアルタイム処理されるゲームアプリと、非同期処理が基本であるブロックチェーンサービスをどのように組み合わせて同じ動きをさせるかという点は難しく、一番苦労した点と言えると思います。

岡田：一番苦労した点は、SUPERSTARシリーズ初の試みということもあり、いかにユーザー様にわかりやすくお楽しみいただけるかと言う点です。

　企画面ではアプリの新機能としてどのように実装するかを市場調査や楽天様や社内での、度重なる協議を経てようやく完成させることができました。

　また、デザイン面ではSUPERSTARシリーズを象徴する最高グレード「R」のデザインは「NFT仕様」のデザインにこだわり、世界有数のNFTトレカとしての特別感をより感じていただけるSUPERSTARシリーズ初の特別デザインとなっています。

　開発面では、NFTを知らないEBiDANファンに向けて、わかりやすくお伝えするための直感的なUI・UXやヘルプでの機能説明に力を入れております。

■　NFTトレカを「SUPERSTAR EBiDAN」で入手する2つの方法

Q. 今回「SUPERSTAR EBiDAN」で発売されたNFTトレカの入手方法を教えてください。

岡田：今回のNFTトレカの入手方法は2つあります。1つ目の方法は、「SUPERSTAR EBiDAN」アプリ内で11月30日（木）から開催中の「NFTトレカ抽選会」で、応募チケットを獲得し、抽選会に参加することで世界中に100枚しか存在しない各EBiDANメンバーの超貴重なNFTトレカを入手することができます。

※ゲームでNFTトレカ抽選会をチェック（ https://superstarebidan.jp/store ）