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医学博士・原敏之が自然界に存在する「電界」の健康への作用に着目して99年 世界初の電位治療器「ヘルストロン」の誕生秘話と展望 ~健康寿命10年延伸を目指し、人生100年時代のセルフケアをサポート!~

著者: 株式会社白寿生科学研究所


「健康を通して人類の幸福を実現する」を理念に、大正14年に創業した健康総合企業、株式会社白寿生科学研究所(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 原 浩之)は、今年で創業99周年(ハクジュ)を迎えます。創業者である医学博士・原 敏之が発明した世界初の電位治療器「ヘルストロン」の製造・販売が始まったのは1964年。これまでの累計販売台数は100万台以上にのぼり、長きに渡り愛され続けるロングセラーとなりました。時代の変化のなかで、健康長寿を願う方々を魅了してやまない「ヘルストロン」の誕生秘話や今後の展望についてお伝えいたします。

人生100年時代 ~健康寿命10年延伸を目指し、セルフケアをサポートする医療機器「ヘルストロン」~

当社は、白寿(99歳)までいかに健康で長生きするかを科学する、白寿生科学研究所として事業をスタートしました。その根底にある理念は、創業者であり医学博士・原 敏之が考える、自然に逆行しない生き方を唱える「白寿健康哲学」です。これは「食事・運動・精神」の三位一体の健康的な生活習慣により、本来人間に備わっている身体を安定した一定の状態に保とうとする力(恒常性)に働きかけることで、未病段階で健康を取り戻し病気の予防を目指すセルフケアの考え方であり、それをサポートするのが電位治療器「ヘルストロン」です。


「ヘルストロン」は、現に身体に生じている症状に投薬や手術により直接アプローチをする西洋医学に基づく対症療法ではなく、自然治癒力に働きかけ身体本来の状態を整えることで治療を目指す、東洋医学に基づく根本療法をコンセプトとした医療機器です。そのため、症状を部分的に改善する局所療法ではなく、全身療法による医療機器であることから、頭痛、肩こり、不眠症、慢性便秘の4つの症状への緩解効果が認められています。1964年の販売開始以来、時代の変化のなかでも、セルフケアをサポートする医療機器として、健康長寿を願う方々から多くのご支持をいただいてまいりました。


今日、人生100年時代を迎え、2040年に100歳以上の人口が30万人になると予想されるなかで*1、疾患の大部分を占める生活習慣病・高齢化疾患への対応として、治療からセルフケアを通じた予防へと重要性がシフトしています。日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性が8.7年、女性が12.97年(2019年)となっており*2、政府は2040 年までに男女ともに健康寿命を3年以上延伸し(2016年比)、75歳以上とすることを目指しています*3。また、その目標の実現のための「健康寿命延伸プラン」において、「自然に健康になれる環境づくり」の活用を柱として掲げ、セルフケアの重要性が示されています。


白寿生科学研究所は、これからの人生100年時代において、病気の予防がさらに重要性を増す社会環境のなかで、セルフケアの重要性を啓発するとともに、新たな時代の要請に応じた「ヘルストロン」の提供を通じて、人々の健康寿命10年延伸の実現を目指してまいります。

電位治療器「ヘルストロン」について

累計販売台数100万台を超える、60年以上のロングセラー電位治療器

「ヘルストロン」は、創業者・医学博士である原 敏之が「病弱な母を何とか健康にしたい」との想いから開発され、1963年に厚生省(現・厚生労働省)から医療機器として承認された、世界初の電位治療器です。頭痛、肩こり、不眠症、慢性便秘の4つの症状が緩解効果として認められており、60年以上に及んで愛されるロングセラー製品である「ヘルストロン」は、医療機関・福祉施設への導入4951箇所(2024年1月時点)、国内外個人への販売を含めて、累計販売台数は100万台以上に上っています。

自然界に存在する「電界」を活用した電位治療器

ヘルストロンは「電界」のなかに身体を置くことで治療する医療機器です。「電界」とは、電圧がかかっている空間のことを示しており、帯電した物体の回りに自然に存在しています。身近な例では、送電線などの電力設備だけでなく、家庭電化製品の周りにも発生しています。また、地球上では、地表と上空約100キロメートルにある電離層との間に130V~270Vの「電界」が形成されており*4、これを享受することで私たちは自らの体内に持つ電気バランスを保ち、様々な生体機能を正常に働かせることで、本来あるべき健康な身体でいることができます。


このように身近に存在する「電界」を人工的に応用して治療電圧を高め、短時間で電界を身体に作用させようと設計されたのがヘルストロンです。「電界」は電極と電極との間に形成され、電極間の距離が近く電極数が増えるほどより安定した強い電界が形成されることから、当社では身体全体を包み込む電界形成にこだわった製品づくりを重視しており、ヘルストロンの治療電圧は2000V~12000Vとなっています。「電界」による治療は、空気のように優しく身体を包み込む非侵襲性(生体に傷をつけない)の治療のため、小さな乳幼児から高齢者まで老若男女を問わず使用でき、けがを負ったアスリートやリハビリテーションに通われている方にも活用いただいています。


ヘルストロンの開発秘話

「病弱な母を自らの手で治したい」との想いが開発の原点

ヘルストロンは、創業者である医学博士・原 敏之により開発されました。敏之の少年時代、仕事で昼夜多忙を極めていた母は、それが原因でひどい頭痛や不眠、肩こりに悩まされ寝ることもままならず、みるみるとやつれていきました。当時の医療ではなす術がなく、医師からも匙を投げられる始末。唯一の望みが理学療法でしたが、当時は研究が進んでおらず治療として活用できるレベルに達していない状況でした。そこで、「理学療法で母を自らの手で治したい」との強い決心で、敏之は当時開設されたばかりの長崎医大理学療法科で、物理療法を確立するための研究に没頭することになります。そんななか、転機となったのが、ドイツの医学誌に掲載されたとある記事との出会いでした。「生物の生命と電気」と題されたその記事をヒントに、電圧を人体に作用させる電界療法が作れるのではないかと考えます。研究を進めていくうちにそれがやがて確信へと変わり、昭和3年(1928年)にテスト機として、100万ボルトのヘルストロン1号機を完成させることになります。

息子を信じて疑わない、母に支えられた成功物語

ヘルストロン1号機が完成した当時、その安全性を証明し、世に広く認知を図るために、公開実験が行われました。しかし、予備実験として誰もいないところで空中放電を行ったところ、爆裂音とともに青紫色の閃光が走り、会場は騒然となります。参加を予定していた被験者も恐れおののき辞退する顛末となり、原博士自ら被験者となることを名乗り出るも、周囲の誰もがスイッチを押すことを躊躇し、公開実験が頓挫しかける事態へと発展します。そんな時、被験者として名乗り出たのが、原博士の母・古登(こと)でした。公開実験の行く末を心配し同席していた古登は、皆が止めようとするも頑として応じず、「私は息子を信じています」として被験者となります。こうして公開実験は無事に行われ安全性が証明され、長年割れるような頭痛に苦しんでいた古登はその晩から頭痛が取れ、よく眠れるようになったと伝えられています。ヘルストロンの誕生には、病弱で苦しむ母を何とか治したいという息子、そして、その息子を信じて疑わず自ら被験者を引き受けた母との母子の愛が隠されていました。

地道な研究開発 科学的解明を遂げ 国に認められる

100万ボルトのヘルストロン1号機の公開実験は、大きな話題を呼び世間にも注目されることになりましたが、メディア、学会、社会への浸透・実装化はなかなか進みませんでした。昭和4年(1929年)からは福岡総合病院にて、一般患者の通電治療が開始されますが、当時はまだヘルストロンに関する理論的な裏付けが少なく、アカデミックの世界でも理学療法は新たな領域であり、当時の最先端をいく発明であったため、無理解・偏見も根強くありました。そして、戦中の動乱を経て、戦後になり、原博士は、医療機器としてのヘルストロンの社会的確立に動き出します。世のなかに電位治療器という概念が存在せず、旧厚生省との折衝に難航するなか、原博士は生体に及ぼす効能効果の理論的、科学的解明のために地道な研究を一からスタートさせ、安全性・有効性に関するデータを積み重ね、昭和38年(1963年)に旧厚生省(現・厚生労働省)から初の電位治療器として承認されました。テスト機の開発から35年の歳月を経て、ようやく人々の手に届く電位治療器として、世のなかに登場することになりました。

半世紀以上愛され続けるヘルストロン3つの秘密

【愛される理由①】普遍的な健康の悩みである4つの症状を“座るだけ””寝るだけ”で緩解させる治療法

ヘルストロンの緩解効果として認められている頭痛、肩こり、不眠症、慢性便秘の4つの症状は、時代背景に関係なく、健康に関する普遍的な悩みであると言えます。また、電界により空気のように優しく身体を包み込む非侵襲性(生体に傷をつけない)の治療であり、“座るだけ””寝るだけ”で治療ができるという利便性から、老若男女を問わず、家族全員で使用できることから多くの方にご支持をいただいています。また、自分のために購入した方の多くが、次は家族のため、用途に応じて別の型の購入など、リピーター購入が非常に高い点が特徴です。

【愛される理由②】研究基盤のうえに品質と安全性を追求、生活様式の変化に対応する多様なラインナップ

当社は、世界初の電位治療器を発明したリーディングカンパニーとして、コア技術である電界形成の研究に力を入れており、全身を包み込む電界形成にこだわった製品づくりを重視しています。電極間の距離がより近く電極数がより増えるほど安定した強い電界が形成されることから、シングル電極方式ではなくマルチ電極方式を採用するとともに、全身を包み込む頭部電極は他社製品にはない特徴の一つです。また、ヘルストロンは医療機器における品質マネジメントの国際規格である「ISO13485」の認証を受けたプロセスで開発・生産を行い、国際水準の品質と安全性を担保しています。こうした医療機器メーカーとしてのモノづくりへの姿勢が、ロングセラーとしてのヘルストロンの信頼性につながっています。


また、医療機器としての本来の機能に加え、時代の要請に応じてご家庭で使用いただきやすいよう多様なラインナップを揃えていることも、多くの方にご支持をいただいている理由の一つです。ヘルストロンの販売当初は箱型形状のものでしたが、現代的な生活様式にも溶け込みやすいよう、椅子と電極本体を一体化させた椅子式タイプを開発。よりスタイリッシュで日常生活でも使用しやすい快適さも追求した製品開発を進めまいりました。現在は、治療電圧が高く短時間でより効果的に電界を浴びることができる椅子式タイプ、治療電圧が低く睡眠中に長時間使用することで治療電圧をジワジワ浴びることができる寝式タイプの大きく分けて2つのタイプを販売しています。

【愛される理由③】毎日約7万人が訪れる、全国450店舗での地域密着型のサポート体制

ヘルストロンは、すぐに効果を感じられる方や効果を感じるまでに一定期間が必要な方など様々であるため、しっかりと効果を実感し安心して購入いただけるよう、ヘルストロンを無料体験(1日20分)できる施設として、全国450カ所に健康推進拠点として「ハクジュプラザ」を運営しています。また、当社は、白寿まで健康で充実した生活を過ごしていただきたいとの願いから、「一生のお付き合い」の精神でお客様とのつながりを大切にしています。ヘルストロンのご購入後も、製品のアフターケアに加えて、市民公開講座「健康イキイキ講座」を開催しているほか、ハクジュプラザを通じて健康生活も継続的にサポートしています。ハクジュプラザに通っていただくことで、外出のきっかけとなり、悩みを聞いて励ましてくれるスタッフや友人ができたといったお声もいただいており、こうした多くのヘルストロンファンのお客さまにより支えられてきました。現在、ハクジュプラザには、1年間で計1,400-1,800万人のお客さまにご訪問いただいています。“人”と”笑顔”をつなぐ地域コミュニティーとしてのハクジュプラザの機能を今後も強化・拡大してゆくことで、健康寿命延伸のために政府が掲げる「自然に健康になれる環境づくり」を後押ししています。

ヘルストロンの変遷

1964年の製造販売以来、累計109機種のヘルストロン(製造許可取得数)を世に生み出してきました。

今後のヘルストロンの展望

白寿生科学研究所は、電位治療器のリーディングカンパニーとして、これまで培ってきた研究基盤をもとに、コア技術である安定した電界形成技術をさらに発展させるとともに、新たなライフスタイルに合わせた製品づくりを追求してまいります。また、ヘルストロンのプラスチック素材の一部に100%再生樹脂材を採用するなど環境にも配慮したモノづくりに努め、人にとっても環境にとっても好循環が生まれる製品を積極的に開発してまいります。


【今後の展望①】コア技術である電界形成技術を活かした製品づくり

現在、家庭用電位治療器「ヘルストロン」の最上位機種では、6箇所の電極配置によるマルチ電界方式を採用し、最大治療電圧12000Vを実現しています。今後も、当社のコア技術である治療電圧の高さと安定した電界形成にこだわった製品開発を行ってまいります。

【今後の展望②】多様なライフスタイル、ニーズに合わせた製品づくり

これまで約半世紀にわたり、常に時代の要請に応じて、新たな生活様式にも溶け込みやすいヘルストロンを開発してまいりました。多様化する現代人のライフスタイルの変化にあわせて、ユーザー視点に立って気軽に使いやすい製品(低電圧/ポータブル)も、今後積極的に開発してまいります。

家庭用電位治療器「ヘルストロン」のラインナップ


価格帯(税込):264,000〜1,320,000円

販売チャンネル:

・全国にある直営店450店舗の健康ステーション「ハクジュプラザ」https://www.hakuju.co.jp/

・公式通販サイト「ハクジュネットプラザ」https://www.hakuju.net/


「ヘルストロン」を生み出す研究開発体制~電界の生体への作用に着目した基礎・臨床研究~

当社では、生命の本来持つ生体機能の研究に注力しており、近年は超低周波(ELF)電界の生体への作用に注目しています。基礎データや臨床データを収集・検証し、新しい技術を生み出すための基盤研究を着実に進めていくことは、電位治療器メーカーとしての使命と考えており、当社は、こうした取り組みを1940年代から今日まで継続しています。これまでに公開された論文数は、延べ40本以上に上ります。現在も、さまざまな研究機関と提携しながら、生殖系・免疫系・内分泌系・神経系における電界の作用点の探索と機能解析、効果の最適化のための電界デザインに取り組み、超低周波(ELF)電界研究の最前線を進んでいます。(*当社の研究開発に関する詳細は、こちら:https://corp.hakuju.co.jp/research_development/


*1 内閣府「ムーンショット目標7 2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」 https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub7.html (2024年6月6日 参照)

*2 厚生労働省「第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部 資料1 2040年を展望した社会保障・働き方改革本部のとりまとめについて」https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000513520.pdf (2024年6月6日 参照)、厚生労働省「第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部 資料4 健康寿命延伸プラン」https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000514142.pdf (2024年6月6日 参照)

*3 厚生労働省「第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部 資料4 健康寿命延伸プラン」https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000514142.pdf (2024年6月6日 参照)

*4 アーヘン工科大学 EMF-PORTAL,「自然の静電磁界」,https://www.emf-portal.org/ja/cms/page/home/technology/static-fields/natural-static-fields(2024-02-13 参照)


株式会社白寿生科学研究所について

株式会社白寿生科学研究所は、「健康を通して人類の幸福を実現する」を企業理念として、大正14年に創業にした健康総合企業です。創業以来、すべての人に白寿(99歳)まで健康で過ごしほしいとの願いから、身体を自然な状態に保つことで健康維持を目指す「白寿健康哲学」の普及を使命としてまいりました。1963年に厚生省(現・厚生労働省)より承認を受けた世界初の家庭用・医療用電位治療器「ヘルストロン」は、累計100万台以上のベストセラーとして、約5,000か所の医療機器・福祉施設にも設置されています。また、当社の健康哲学の一つである「バランスのとれた食事」、「ゆとりある精神」を実現するため、健康食品・サプリメントの製造・販売や、リクライニング・シートを導入した世界初のクラシックホール「Hakuju Hall」を運営し、人々の健康のトータルコーディネートを目指しています。現在、全国450店舗で運営している健康ステーション「ハクジュプラザ」では、ヘルストロンや健康食品・サプリメントの販売を行うとともに、地域に根ざした健康情報発信拠点を目指し、地方自治体との連携強化を推進しています。


【会社概要】

会社名:株式会社 白寿生科学研究所

代表:代表取締役社長 原 浩之

本社:東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5

電話:03-5478-9161(代表)

創業:1925年(大正14年)

設立:1964年(昭和39年)

資本金:1億円

従業員数:255名(グループ従業員 約1,000名)

事業内容:家庭用・医療用電位治療器及び健康食品などの開発ならびに製造販売




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