「負けない投資家」になってほしい。大岩川源太が経験と知識を詰め込んだ一冊、株式投資のトリセツともいえる書籍を出版。本書に込めた思いを語る
はじめまして。岩永勝美(株式会社源太塾、代表取締役)と申します。私は、株式市場に携わって43年になります。その間、個人営業、株式ディーラー、事業法人・金融法人で経験を積み、大岩川源太という通称で26年前に独立して「源太塾」を設立しました。現在は、個人投資家の育成に注力しており、不確実な株式市場で翻弄される多くの個人投資家に「負けない投資家」になってほしいという思いで活動しています。
このたび、初心者や結果が出ていない方々のために、私の経験と知識を詰め込んだ「株式投資のトリセツ」ともいえる一冊『大岩川源太の株トレード基礎技術―ワンランク上を目指す独習ガイド』を出版しました。今回は、この本を出版した背景と私の思いについてお話させていただきます。
株式市場の仕組みを把握することで、長期的な投資の成功につながる
これまで株式市場は、いくつもの暴落を経験してきました。例えば、1987年のブラックマンデー、2000年代初頭のITバブル崩壊、そして2008年のリーマンショックです。これらの大規模な市場崩壊のたびに、多くの個人投資家が市場から退場を余儀なくされました。
一方で、株式投資への関心は急速に高まっています。証券保管振替機構のデータによると、2024年3月末時点での個人株主数は1,525.9万人に達し、前年から36.2万人増えました。特に、新NISAがスタートした2024年の前半だけで30.7万人が新たに市場に参入しており、前年同期と比べると、ほぼ2倍のペースで増加しています。
しかし、情報があふれる現代では、投資家がマスコミやインターネットのニュースに振り回されがちです。そのため、短期的な市場の動きに過敏になり、冷静さを欠いた判断で資金を減らしてしまうこともあります。また、「簡単に儲かる方法」を追い求めるあまり、株式投資の基本を見落とす人も少なくありません。
株式投資で成功したいのであれば、まずは市場の仕組みをしっかり理解することが大切です。そして、同時に大事なのは「自分自身を知る」ことです。自分のリスク許容度や投資の目的をしっかりと見極め、感情に流されず冷静に判断することが、長期的な成功につながります。
私がこれまで『株の常識』と思っていたことを知らないまま株式売買している方が多いと感じていました。この本は、私の基礎知識をまとめたものを作りたいというスタッフたちの熱意から始まりました。
始まりはダイヤモンド社との出会い。本書に込めたのは、個人投資家が「常勝者」になるための知識
初めてダイヤモンド社の担当者さんとお会いしたのは、2022年の8月のことでした。どのような本を作るのか、構成はどうするのかといった打ち合わせが始まりましたが、まずは私がこれまでに作成した講演資料や動画を見てもらうことになりました。特に「ただしい株の基礎」というシリーズ講座の動画は、本書の骨子を伝えるうえで役立ちました。この動画からインスピレーションを得て、必要な要素を整理し、ようやく本の目次が出来上がりました。
私が本書に込めたのは、個人投資家が真に「常勝者」になるために必要な知識です。個人営業時代には、人が動くタイミングや、金縛りにあったように動けない状況を経験し、また株式ディーラー時代には「一定のルール」に基づく売買における心理的な圧力を体感しました。さらに、事業法人や金融法人を管轄する中で、両者の微妙な動きの違いや、決算という壁に直面する運用の難しさも学びました。
これらの経験を通じて、私は「市場の癖」とでもいうべき、外資系の動きや信託からの年金運用の注文時間、さらには投資家心理に影響を与えるさまざまな要素を理解することができました。そして、この知識こそが、個人投資家が市場で勝ち続けるための鍵であると確信しました。
投資結果に影響を与える「主体者の行動」と「時間軸」。技術的な側面を指南
本書の執筆において、最も時間をかけたのは「主体者の行動」と「時間軸」に関する部分です。市場での行動パターンやそのタイミングがどのように投資結果に影響を与えるのかについて、詳しく書きました。執筆を進めるうちに、相手の心理を探る技術や、投資を行う際の予備知識、そして定石とすべき技術的な側面が強調される内容となりました。これらは、講演会では時間の関係で話しきれなかった内容ですが、本書を通じてしっかりと伝えられたと思っています。
試行錯誤を繰り返し、2年の歳月を経て出版へ。「株式投資の基礎」を伝えるための本書が完成
私は、日頃からライブ配信やセミナーで、リアルタイムに市場を分析しながらトレーダーとしての実践的な知識を伝えています。そのような限られた時間の中での執筆は、文章を書くことが得意ではない私にとって大変な挑戦でした。
特に、「株式投資の基礎」をしっかりと伝えるために、あれもこれもと盛り込みたい内容が増えていき、結局、出版までに2年もの時間を費やすことになりました。
ダイヤモンド社の担当者さんや関係者の方々は、私の膨大な要望に応えるために、多くの調整を重ねてくださいました。途中で何度も方向性を見直し、試行錯誤を繰り返しながら、ようやく形にすることができました。
株の常識を学ぶことで市場へ挑む。「独り立ちできる個人投資家」の育成を目指して
株式投資は小手先のテクニックではなく、『株の常識』で勝つことが本物であると考えています。何故、株式市場で失敗するのかが分かれば、どうしたら儲かるのかも必然的に分かります。
私が目指しているのは、「独り立ちできる個人投資家」を育成することです。株式市場の変動に惑わされることなく、自分自身で判断し、リスクを適切に管理できる投資家を増やしていきたいと考えています。まずは、本書を手に取っていただき、私がこれまでに培ってきた『株の常識』を学んでください。そして、日頃のライブ配信やセミナーでお話しする内容と併せて、投資に対する理解を深めていただければと思います。
これからもセミナーやスクールを通じて、効率の良い投資の方法や考え方を伝えていきます。市場の状況は常に変化しますが、基礎をしっかりと固めることで、どんな状況にも対応できる負けない投資家になることができます。
投資家の方達が、この本をきっかけに独り立ちし、自信を持って市場に挑んで資産形成していけることを願っています。
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