ゲイのおっさんにお持ち帰りされた話

3 / 4 ページ


思い出に残る性行為体験談など、欲しがっていない情報のシャワータイムだ。

大学生時代に体育会系の部活で、ゲイの先輩に命令されてそっち系の性行為をしたことが始まりだったということも聞いた。


そういえば僕の寝る布団がない。




にー
あの、僕どこで寝ればいいんですかね?
おっさん
大丈夫。そこ(ソファ)で寝たら布団に運んであげるから。

まぁ!なんて安心なのかしら!

明日から警備会社の契約を解除して、あなたにお願いするわ!




・・・。

そんな提案に同意するバカがいるか!


にー
いやいや、僕、寝る場所もわからなかったら落ち着いて飲めないですよ!
絶対教えてください。

おっさんはしぶしぶ布団をリビングに持ち出してきた。




2個。


あんたもここかい!!!


気を使ってか、布団はL字に並べた。


にー
僕、そっちのケないですからね!!!無理矢理とかしないでくださいね!!!
おっさん
そんなことしねぇから大丈夫だよ。安心しろよ。

発言と言い方はシブイ。

これでゲイじゃなかったら、安心して頼れる社会の先輩なのだけど。


寝場所を確認したところで、またリビングでワインを飲んで・・・ゲイトーク再開。

きっとゲイトークがしたくてしたくてしたくてしたくて、

したくてしたくて、たまらなかったのだろう。

止まらない。

お巡りさん、この蛇口壊れてます。




ただし、このおっさん、確かに無理矢理とかちゃっかりとかはしてこなそうだ。

社会的地位も守らなきゃいけないだろうし、もめごとは避けたがるだろうし。

ましてや警察沙汰なんてことになったら、

おっさんの人生が終わってしまうからね。


このおっさんはそんなリスクは犯さない。

そうはいっても、話しの最中、僕は何度も手を出してくるなよと念押しした。

万が一にも隙を狙ってくる気持ちを残してはいけない。

そう。もはやこれは戦(いくさ)なのだ。




※ おことわり

この先のおっさんのアクションは気持ち悪さアップするので、

苦手な人はこのあたりで読むのやめることをオススメします。

それを覚悟のうえで読んで、文句言わないでね。




夜中の3時になり、そろそろ寝ることにした。

パジャマを借りて電気を消してお互いの布団に入る。

L字だから、僕が縦に寝て、おっさんが僕のあしもとを頭にして横に寝ることになる。

そう、これもまた戦の始まりだ。

これまでが空中戦だとすれば、これから先は地上戦。

一層気が抜けない展開となる。



真っ暗ななかでも、寝際に続くゲイトーク。

際立ってゾワッときたのが、この発言。


にー
へー。そういうもんなんですね。(棒読み)
おっさん
私はね、口でしてあげるのが好きでね。




おっさん
この前の若い男の子なんてね、元気でさ、そういうケは無かったみたいなんだけど、口で3回もいったからね。


これはキツイ。


にー
はあ。




そして、見ないように気づかないようにしていたが、やはりどうしても確実におっさんがしてることがある。




話している最中、暗闇のなか、

おっさんの布団の中央あたりが、小刻みに上下に動き続けているのだ。




・・・そう!


しているのだ!


週2回のうちの1回分を!


今。


ナウ。


ジャストナウ。


バイマイサイド。

手を出してくるなよと、さらに5回ほど念押しして、

僕は寝た。


その日見た夢は、笑えることにおっさんに追いかけられる夢だった。

おっさんがマンション内で襲ってきて、僕は逃げ惑いながらこっそり警察に電話して通話中のまま携帯を隠しておき、警察の助けを待った。

マンションに警察がきておっさんは捕まった。

僕はおっさんの家(ゲイスハウス)を出た。

しかし、捕まったはずのおっさんが帰路に着く僕を追いかけてくるではないか。



無表情で走ってくる。

目的はおっさんの好きな、口ですること。

なぜか遊園地のなかを走ったり、色んなところに登ったりして逃げるが、

著者の近未来なぞなぞ なぞQさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。