大学受験に失敗した話(小学校編1)

うちは母親が厳しくて、小学1年生の時からものすごく勉強させられた。学校の宿題以外に、母親が買ってきた教材を毎日やらされていたのだ。そのおかげで、小学校で習う算数は小学4年生くらいで一通り学び終わってしまった。
6年生の教材が終わった日、あぁやっと勉強から解放されるぞ、と思っていたら、母親が中学受験用の算数の問題集を買ってきた。マジかよ、と思ったが、まぁうちの母親が勉強せずにいることを許してくれるはずもなのは薄々気付いていたので、そうかそうかと思いながらその問題集をやっていた。なぜ中学一年生の教材ではなく、中学受験用の教材なのかと疑問に思う事はなく。
その教材は1年以上やっていたように思う。中学受験用の算数ってめちゃくちゃむつかしいのだ。当時4年生の僕にはかなりでかい敵だった。もちろん当時は小学校ではほとんど100点しか取ったことがなかったが、その教材は最初のうちは本当に一問もわからなかった。それまでは母親が勉強を教えてくれていたのだが、その教材に入ってからはちゃんと教えてもらった事はなかった気がする。たぶん母親もあんまりよくわかってなかった。
その問題集と悪戦苦闘しているうちに、僕は小学6年生になった。夏休みに入る頃、両親が俺に「中学受験をする気はないか」と尋ねて来た。僕はその頃、例の問題集とも互角に戦えるようになり、けっこう天狗になっていたので、すぐに「やる!」と返事をした。ここまで母親の思うつぼだったと思う。
とりあえず志望校を決めようということになった。実は父親が愛知県で2番目くらいの中高一貫校出身で、はじめはそこを目指そうと思っていた。僕は小さい頃から剣道をやっていたのだが、そこを卒業すると、卒業生だけが入会できる剣友会に所属することが許されると知って、憧れていたいたのだ。しかし、いろいろ調べているうちに愛知県には魔境のような男子校があると知った。今から考えると人生のかなり大きな分岐点だったと思うが、僕はその男子校を目指そうと思ってしまった。思ってしまったのだ…

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