鼻炎でお悩みの方にシェアしたかった私の手術話。レーザーではなく切除の体験談です。

4 / 4 ページ


▼9日目

院内を多少歩けるように。階段を半分のぼると動悸、息切れ。休み休み過ごす。


体内の血が少ないので動くとすぐ足りなくなり、心臓ポンプが頑張りまくるのを体感しました。弱い人の気持ちが良く分かりました。元気に生きてるってすごいことなんだな



▼10日目

退院。階段はきついがある程度歩けるように。鉄分の薬などをもらう。


なんか…すごく遠くから帰って来たきもち…
ただいま世界



▼退院から三日後

この頃確かガーゼ抜き

再出血した右も止血して5日ほど経つので、鼻奥〜副鼻腔のガーゼを抜く作業。※5

グロいので省略!読みたい人は※5へ。後悔しても知りませんよ…


B級ホラー級。男性はよく失神するって。
「うひゃぅぁあああ」てなりました※5



▼退院から一週間後

経過チェック、左カサブタの除去作業



▼退院から三週間後

経過チェック、右カサブタの除去作業など。問題なし



以後、カサブタと粘液の固まったものが時折喉側や鼻から排出され、だんだんと鼻通りがよくなっていった。自分で取ってはならず、自動排出されるのを待つとのこと。少しずつ減ったが、完全に出なくなるまで2〜3ヶ月かかったような。血液量が差し支えなく戻るまでは、普通の生活では一ヶ月位、激しい運動の場合1ヶ月半位かかった。



普通は、一週間入院したのち、退院後一週間経ったらガーゼ抜きして終わり。

私は再出血となってしまったため、再入院やこまめに病院に行くことになった。




6)一年経って----------------------------------------------------


2013年2月時点で手術からは一年二ヶ月近く、カサブタも取れ鼻通りが良くなってからは一年弱となる。

◆鼻通りは良好、生活も改善された。(上記メリットにも挙げた通り)

◆鼻奥の急激な腫れによるずきずきした痛みが激減した(むずむず、くらいの小さな痛みのようなものは寒い空気を吸った時など未だにある)

◆それによる悪化の頭痛も滅多にでなくなった

◆ずっと鼻が悪いだけだと思い込んでいたが、残っている咳があり、気管支が弱かったことが露呈してきた※6




----------------------------------------------------

【3】上記、文中の「※」事項(補足や余談です)

----------------------------------------------------



※1…副鼻腔について

人間の顔の中には空気の通り道があり(治療を始めてから知った!)そこが粘膜の腫れなどで空気の通りが悪くなると細菌が繁殖し膿みが溜まる。いわゆる蓄膿症。風邪などで急性の場合もあれば、鼻づまりで慢性的な人もいる。基本の治療は、自然治癒となるが、ひどい場合は膿みを吸い取る手術などがある。



※2…歯がずれた経緯

元々、前歯が一本少し曲がって生えてきた(歯並び気にならない程度)→高校生の時に虫歯で近所の町医者に神経抜かれた→以後なにもなかったが将来色が少し悪く(黒っぽくなると言われた)→二十代半ば、別の病院に別の虫歯でかかった際、色が悪くなっていたその歯を保険適用で洗浄できるとおすすめされやった→そのせい?か、仕事ストレスで体も弱っていたからか、以後根っこが膿んでしまうことに。→9ヶ月くらい?一〜二週間に一度通院して膿みに対し薬を入れてもらうが改善なし→ずっと腫れ続け膿みも出て、急激に歯がずれてしまった時期あり。抜歯でインプラントしかないと言われる→自分で根管専門医を探す(根管治療は、歯医者的に手間かかっても保険制度で料金変わらないため疎かにされがちと知る)→保険適用外の専門医だったが数ヶ月予約待ちの名医。一発で直してもらう。→以後安定していたが、元に根がなく弱い状態であるため、場所の近い鼻奥の手術での極端な炎症によりまた動いてしまった模様。(歯が重なってしまい、他の歯のズレにも影響しているため矯正などを検討)→矯正して安定!



※3…CT画像

サージセンターの時に撮ったCT。夏の時期で安定している状態でも、健常者(上)に比べ自分(下)は極端に鼻の奥が狭いことが分かる。特に右にぐっと曲がっていて狭い。これでも、自分では鼻で息が出来ていて調子がいい時期だと体感していた状態。そういう時でも、いつもどの先生にも「ひどく腫れている」と言われていた。涙。。

よく見ると右の副鼻腔に影がありますね…この時も副鼻腔炎気味だったのかも?^^;


※4…救急搬送の時の余談【※微グロ注意】

気温が低く渇いた空気だったため、傷口が開きやすかったのかも?(ぷつっといったのかも)帰宅直後の出血はガーゼをつめて止血、しばらくして止まったので、そのまま就寝。しかし夜中3時過ぎ、突如出血で目覚める。体温が上がり血流がよくなったせいで出血か??かなりどばどば出て一向に止まらない。抑えようにも、鼻の硬い骨が邪魔で奥が抑えられない。ガーゼをつめて止血するしかできないが、止まらない。喉に流れてきてしんどいので、洗面所で吐き続ける。出血量が多く止まる様子がないので、このペースはまずいと思い、夫に救急車を呼んでもらう。洗面所が血だらけでホラー映画状態に。出血から30分くらいで救急車は来たものの、どこに搬送するかが問題に。夜中4時近く、近所の病院を当たるがこの時間でこの場所で耳鼻科がなかなかない。救急隊員も詳しくないため、一向に止血もできず、搬送先確認を流血しながらずっと待つ。喉から吐き続けるので呼吸が乱れてしんどい。粘液まじりなので、絡んで、吐きにくく辛さが増す。結局、術後間もないから手術した病院へ、ということになり、八王子〜千駄木まで長距離搬送。この時点で出血から一時間半ほど。搬送では、救急車の振動でより止血しにくく出血が増し、揺れの中、吐く姿勢をとるのが辛かった。空が白々と明けてきた早朝にもかかわらず、高速道路の渋滞に巻き込まれる。結局一時間半程かかり、「あと300Mです」の言葉を聞いたあたりで体力が限界に。目の前が暗くなってきたのでまずいと思い、「目の前が暗くなってきました、そろそろ倒れます」とアラートを上げる。意識が遠のいた時に病院着、目の前が見えなくなっていたが音は聞こえ、病院の担架か何かに移される。足を上げてもらって視界が戻る。その時の血圧は上が60切るか切らないか位で、危ない状況だった模様。手術で出血した後で、さらに出血してしまったので、0.8〜1ℓ近くは出したもよう。輸血手前だったようです。自分では2ℓ以上吐いていると思っていた。粘液まじりだったためで、これにより極度の脱水状態にもなっていた。一瞬目覚めたのが7時頃。動けないくらいの状態。その後病院が始まり、O先生の診察の裏で寝ていたようで、どんな客さんでもどんな些細な質問でもきちんとお答えしていてすごいと朦朧の中思った。次目覚めたのが13時過ぎ。まだ歩けない状態。再入院することに決め、車椅子で運ばれ、病室へ。夕方にはトイレにいけるくらいになったが、血が少ないため歩くだけで動悸、息切れ。夕方、会社へ連絡。追加で休みをいただく。以後、一ヶ月は動悸息切れの日々。血が少ないため、酸素を運ぶのに心臓ポンプが大急ぎで動く状態。血液量が差し支えなく戻るまでは、普通の生活では一ヶ月位、激しい運動の場合1ヶ月半位かかった。



※5…ガーゼ抜き、これも蛇足ですが【※グロ注意!!!】

自分で、ジェリービーンズ型のあのステンレスのトレイを持たされ、先生に鼻奥からピンセット系のものでガーセを引きずり出されます。何と、片方の副鼻腔に7枚ずつ!十数cmのガーゼが詰め込まれているとのことで…血と粘液まじりのガーゼは、どろどろ状態で重みもあり、相当グロく、頭の奥から臓器を引きずり出されるような感覚…!

よく失神する人がいるから危なかったら言ってね〜
! (えっ 危なかったらって言われても!)
男性が多いんだよね〜
!!(この状況で突然そんなこと言われても!)


にゅるにゅる〜〜ずるずる…べちゃっ



!!!!!!!!!!(うぎゃぁああああああ)

まさに脳というか頭の奥からなんか臓器を引きずり出されるかんじ!粘液と血で身体の一部化してるもんだから本当にそんな感じ!!

B級ホラーのようで、あの感覚は忘れられません。が、自分は割と平気でした。出てきたものも、ガーゼとは思えない、血と粘液でどろどろのグロ物体。大量。。

インパクト大でした。これ確かに男性倒れるかも。



※6…気管支について

子供の頃気管支炎になったことはあったが、鼻同様、そんなに気にしていなかった。普段から痰が絡みこんこんと咳をしていたり、(無意識も多く家族からの指摘あり)風邪が長引いた時は止まらない咳になったりすることがあった。夜にむせて起きたり、など。近年、普段の咳は、鼻づまりにより鼻水などの粘液が喉に流れるせいだと思っていて、もちろん手術により大幅に改善されたが、時折こんこんするのは未だなくならなかった。それらは結局、そもそもアレルギー持ちであるため気管支自体も常に炎症傾向にあったことが分かった。長引いた咳も喉の一時的炎症と思っていたが、やはり気管支の炎症によるものと推測される。2013年1月、かなり悪化し、病院へ。具体的症状としては、突然明らかに気道が狭まり、粘液も沢山出て息苦しくなることがあり、恐怖を感じる状態が時々起きていた。病院で喘息に以降しつつあるという診断を受け、一度きちんと直すために喘息薬(吸入と服用)で対応中。アレルギー体質なので、常に気をつけなければいけないと再認識した。(特に鼻〜気管支が弱いため、風邪などには注意、寒い空気を吸い込んで喉を冷やさないようマスクの着用なども大切)


最後に、手術の説明書きなどもご紹介。先生が書いてくれたもので、こういう手術をしました。




以上、長々失礼しました。

ご参考になれば幸いです!


ちなみに、三年以上経った今も調子いいです♬
あの悪夢のような頭痛が起きることはなく、ごくまれに小さくずきずき。頭痛薬対応で仕事や家事がこなせる範囲。喘息のほうもすっかりなくなり全体的に元気になった気がします!


2016年だからぼちぼち5年!元気!当時の苦しさが嘘のよう。季節の変わり目や冷暖房直風など危ないなと思った時はマスクでガード。変なとこに体力消耗しなくなったせいか風邪も引きにくくなりました。ありがたや。

2019年はじめ、7年が過ぎたところですがお陰様で元気です。敏感だった鼻の奥も、年々強くなってきたのか?鼻呼吸に慣れてきたのか?寒暖差や副流煙などの刺激にも強くなってきたように感じます。そのため小さな頭痛なども起きにくくなりました。人間の再生&対応機能かなあと勝手に思っております。

呼吸で酸素を取り込むことは、人間という生物のあらゆる機能の原動力になるものだなと、今でも体について知れば知るほど実感します。その重要性に気づくのは遅かったですが、気づけて本当によかったです。

呼吸はあまりにも当たり前のことで、喘息と違い鼻づまり程度では、息ができている以上なかなか重要視されないですが、(自分もそうでした)当たり前で気づかなかった不自由が改善したことは、それこそ人生にとって大変意味の大きいものでした。

呼吸が整うと身体機能が安定するので、それだけで全身に行き渡った酸素により各所が安定します。当然、その影響は精神面にも出てきますし、気分も安定しやすくなります。

こんな当たり前のことが、鼻一つで叶わない人が大勢いて、知らず知らず私生活や仕事で足を引っ張られ、パフォーマンスを発揮しきれないのは大変残念なことです。能力が低い訳ではなくて、そもそもハンデがありすぎる、同じ土俵に立てていない可能性があるわけで。

呼吸自体が正常にできるようになったら、姿勢一つで息の入り方が全然変わるのでピラティスなどもおすすめですし、睡眠時無呼吸症候群なども気にすると良いと思います。私自身ピラティスは10年以上やっており、睡眠時無呼吸症候群は検査もしてみました。それについてもいつかシェアできたらなと思います。

本記事は気づいたら沢山の方からアクセスがあり、改めて、どなたかのお役に立ったら幸いだなと思いました。心より。

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者の横平 明日香さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。