「お腹の子は、無脳児でした。」~葛藤と感動に包まれた5日間の記録~

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後編: 「お腹の子は、無脳児でした。」最終話 ~妊娠498日の約束~

のちのち、ネットで調べた記事には、

” 一般的に、医者から

中絶を勧めることはほとんどない。

ただ、無脳症の場合だけ、

唯一医者が中絶を勧める病気である。

それ程、無脳症というのは、

絶望的な病気である。 " と書いてあった。


頭の中で整理を全く出来ていないし、

現実に心が追い付いてないし、

そもそも全く現状を理解できていない。


「じゃあ、奥で入院する日を決めてね。」

と別の部屋に。


一人でボーッと考える。


でも、何を考えたらいいのかわからなさすぎて、

結局何も考えずに座っていた。


受付に戻ると誰もいない。


ボーッと待って、お金払って、車に戻って、

すぐ夫のはんちゃんに電話をした。


声を聞いた瞬間に、号泣。

話さなきゃと思っても、

とりあえず、溜まってた涙が全部流れた。



夫の7月7日

理由なんて、ない。



「大事な話があるから、

電話に出られるようにしておいてね。」と、

妻のはなちゃんからLINEが入った。


昼休み。丁度、店内でチキンクリスプの包み紙を開けるところだった。


数分すると、電話が掛かってきた。

もちろん、はなちゃんは号泣していた。

一通り話を聞いた。

みんなの読んで良かった!