人を捉えるもの

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大学4年の秋の頃です。 


私は、その時教育関連のイベントに参加していました。


就職活動が終わって一段落していたので、少しお金を使って、自分のやりたいことに参加してみたいと思っていた時期のことです。




イベントは自然の囲まれた施設で2泊3日の日程が組まれており、120名ほどの参加者が集まった大きな規模のものでした。


講師の方も5人ほどいて、立ち替わりで講座を開いてくれるのです。





二日目の午後だったでしょうか。


講師の方がシェアリングサークルという、講座というのでしょうか、ふりかえりの時間を設けて頂きました。




シェアリングサークルというのは、上からみて円の形に人が座り、自分の思っていることを自由に話し合う時間のことです。決まりは、他の人が話しているときは、自分は話に入らないということだけ。他は何を話しても自由です。




通常は何かの課題に取り組んだ後、そのふりかえりとして、何があったとか、何を感じたかを話し合うのですが、そのときはシェアリングサークルがメインで、テーマ自体何を話してもいいということでした。




私は特に話したいことはなかったので、ゆっくりと気持ちを落ち着けて、その場の空気にとけ込むようにしていました。


その場は室内でしたが、わたしの前には大きな窓があり、木々の緑と木漏れ日が、とても眩しく見えていました。




色んな話が始まっては終わりました。


そのときその女性は話し始めたのです。




彼女は、学校の先生をしている方でした。

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