僕の職業は“妻の夫”です

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自分の欠点を改善させる努力をしていきました。


すると、

色んなことがどんどん上手くいくようになりました。


会社で働くことが楽しくなり、

信頼してもらえるようになったし、


今まで重たかった自分の『家』とも向き合い、

将来のことを考えられるようになったし、


滞っていた人生の流れが、

一気に円滑に動き出すようになったんです。


「あ。自分の人生って楽しい♪」


と思えるようになりました。


「この人がいるなら、僕の人生は楽しくなる」

「この人と“家族”になりたい」


と、以前は家族嫌いだった僕が、そう思ったのです。


女性の持つスゴさの一面を実感した瞬間です。



「結婚してください」


2年前、二人で初めてデートした

思い出の観覧車の中で、僕は言いました。


差し出した指輪を、照れ笑いしながら

彼女は受け取ってくれました。


観覧車から見えた夜景の美しさを、

僕は忘れることはないでしょう。

(彼女はどうかわかりませんが……)


振り返ってみると、


 一度 転落して、

 とことんまで人や自分を恨んで

 どうしようもない状態になっても、


 男は、女性と接することで、

 飛躍的に成長することができる。


そんな大切な経験ができたのです。



「ああ、生きていて良かった……」


彼女と結婚してからの生活は本当に楽しく、

また両親や家とも向き合える日々になっています。


実は、子どもが授からず、

自分が不妊症だと発覚したのですが、


それでも、二人で明るく治療にあたって、

もうすぐ子どもが生まれようとしています。


 独りが二人に……

 そして、二人が三人に……


そうやって新しく命が増えていくことに、

僕は何とも言えない喜びを感じています。


「男の本当の幸せって何だろう?」

 と問われたなら、僕はこう断言します。


「女性とお付き合いをし、自分を磨き、

 結婚して子どもを授かることだ」


と。



だから僕は、

家族をつくる喜びを教えてくれた妻に感謝し、

彼女を大切にしていきたいと思っています。


また、彼女は今

ある夢を目指して頑張っているので、

そのサポートもしたいと考えるのです。


女性が自由に

社会で活躍できる時代になりました。


これからの男は、

大切な女性が社会で活躍する手助けも

できるようになるべきだと思います。


 僕の考える“次世代の男”とは、

 家族を大切にしながら幸せを高め、

 妻の可能性を開く役割を担うこと。


そんな“男”の形、

「職業=妻の夫」と言える形が

世の中にあってもいいんじゃないかと、

僕は思っています。


できれば、多くの人に

「家族をつくること」

「家族と過ごすこと」の

素晴らしさを伝え、


「職業=妻の夫」な“次世代の男”が

増えることを願っています。



ここまでお読みくださって、

本当にありがとうございます!!

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