「青い星には」プロローグ



____ズザザ...と、無刻みな音がする。
_________暗い。
目を開けることがなくても分かるこの感覚。
何なのだろうか。
いや違う。目を開けることが≪こわい≫のだ。

はっきりと言っておこう。
この物語を、読むべきではない。
その手に触れている、次のページは、できればそのまま動かさずに本を閉じてほしい。

それが、私の結論だ。

気持ちが悪い。無意味だ。汚い。
なんで私は、≪この世≫に生まれたのだろうか。_______

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