父が家庭を放棄した

                          

これは、俺が物心つくかつかないか、という時期の話


だが、これが家庭をどんどん崩壊させるスタートになった

それは、父が突然家に一銭のお金も入れてくれなくなったこと




なぜ父がそうなったかは、実は分からない

父は再就職で、小さな工場で勤め始めたのだが

なぜか家庭に一銭のお金も入れてくれなくなったのだ


その真実は知らないまま、もう一生聞く必要は無いべ

そう思ってはいるのだが

多分、母が父を責めたのだろう

結構プライドの高かった父には、それが精神的に効いたのだろう、と思う


なにはともあれ

食事代も、養育費も、あらゆる支出を払ってもらえないのだから

家は成り立たない


そこで、母は決断する

「子供たちは、私が守る」


そういって、自分の食い扶持は、子供の食い扶持は自分で守る

そう固く決心し、託児保育付きの会社を捜し歩く


そして、ゴルフ場で就職が決まり、

俺はそこで預かりながら、母は働くことになった




この母の決断に、俺も、姉も助けられた

そして、私がビジネスをやろうと思った要因であった


「妻や子供に余計な苦労はさせたくない」

そう強く考えるきっかけになった


今でも忘れない

恐らく俺の記憶はこれが最初だったのかもしれない


始めて保育所に預けられて、必死で泣いた。「ママ、ママーーー」


その泣きじゃくる子供を背に、仕事に向かう母の背中は

一体どんな思いだったんだろうか・・・・


つづく・・・・


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