☆滅ぼし物語☆2期1章
⌛️8:29
ソル「あ、始まる」
(キーンコーンカーンコーン....)
チャイムの音が混じる中、ソルは小さな声で呟くとともに先生が教室に入ってきた。
先生「えー、いまから出席を取る。・・さん、・・さん......」
少しざわついていた教室も先生が来るとさすがに静かになる。出席を取り終えるとともにすぐ授業が始まると告げて教室を出ていった。
4話 完
5話(授業)
先生が教室を出た直後にまたざわざわしてきた。余程暑いのか、クラスメイトのほとんどはうちわで顔へと風をおくっている。
ハルト「すぐに授業かよ、嫌だなぁ」
ソル「俺も同じく」
⌛️8:35
軽い話を続けているとすぐに先生が再び教室の中へと入ってきた。
先生「じゃ、国語の授業を始める、教科書の.....」
面倒くさいと思いつつ、ソルは普通に授業を受ける。他のクラスメイトも大半は同じような感じだった。
*********
先生「では、国語の授業を終わる。」
国語が終わってから数学と理科が続いた。理科の授業が終わった頃には既に昼過ぎだった。
5話 完
6話(授業終了)
昼休みになり、外の中庭でソルとハルトは一緒にお弁当を食べた。今日のお弁当は冷凍食品が多いから母にはなにかしら用事があったのだと感じた。
ソル「昼休みももうすぐ終わりだな」
ハルト「休み時間は何故かいつも早く終わるよな」
ぶつぶつと言いつつ教室に入っていくと午後の授業が始まった。
**********
(キーンコーンカーンコーン...)
先生「じゃあ、帰りのホームルームを始めるぞ」
チャイムの音とともに帰りのホームルームが始まる。今日は先生からの話しはなく、いつもより早めの下校となった。
先生「さようなら」
クラスメイト一同「さようならー」
朝からのきつい暑さはすっかりなくなって日がゆっくりと沈んでいくのがわかる。帰りのホームルームが終わってソルとハルトは学校を出た。
6話 完
7話(下校)
ソルとハルトは学校を出てから楽しく会話をしながら天野沢高校前駅へと歩いて向かう。駅に着くと改札を通り駅のホームへと移動する。数分待つと電車がやってきた。
ソル「じゃあ、電車に乗るぞ」
ハルト「あぁ」
ちなみにハルトもソルと同じ川沢駅だった。電車に乗車してからも話しが途切れることはなかった。
アナウンス「川沢駅に到着〜」
車内のアナウンスを聞いてソルとハルトは電車を降りた。
ハルト「ソルは家に帰ってからも暇?」
ソル「そうだけど・・・」
ハルト「なにもないならお前ん家行っていいか?」
ソル「なんでだよw」
川沢駅を出て、ソルとハルトはソルの家に向かった。ハルトの家はソルの家にほとんど近い場所にあって、帰りはいつも一緒に帰って来ている。何故か登校の時はソルよりいつも遅く来るのだが。
ソル「まぁ、あがって」
ハルト「お邪魔します。」
家に到着すると、ソルはハルトに入るよう促した。毎日ではないが暇な時はいつもこんな感じだ。アミィは外出中らしく、家にはいなかった。
ハルト「お前の部屋に行くぞ」
ソル「おいおい、少しはまてよ」
ソルは靴を素早く脱いでハルトとともに部屋の中に入った。窓は開けっ放しにしていたので涼しげな空気が漂っていた。
7話 完
8話(あの時の剣)
部屋の中に入ったソルとハルトはそれぞれカバンを部屋の隅に置いて腰を降ろした。
ハルト「お前の部屋きれいに片付いてるな」
ソル「まぁ、週2回掃除してるし」
部屋には本棚やベットなどが目立つように置いてある。要らない物は全て押し入れにしまってあるため、部屋はスッキリとしている。
ソル「・・・ハルト、なにもすることがないから俺が12の時に体験したことを話そうか?」
ハルト「何それ?聞きたい!」
ソルは魔界に連れ去られたところから魔王を倒したところまで話した。ハルトは唾をゴクリと呑みながら話しを集中して最後まで聞いてくれた。
ハルト「悪い夢だったんじゃないの?そんなことありえないよ」
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