第2話『はじめに うつ病と離婚の苦しみ』 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話

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前編: 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話
後編: 第3話『【第1章 うつ病を発症するまで】 小学校のいい思い出』 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話

 あなたは、うつ病の辛さを味わったことがあるでしょうか?うつ病というのは本当に苦しい病気です。体が動かない、不安が止まらない、自殺を考えてしまうなど、様々な症状が心身共に現れます。「こんなに辛いなら、もう死んでしまいたい!」、そう思わされるのがうつ病の辛いところです。




 離婚も本当に苦しいですよね。結婚した当初はあんなに楽しく、「生涯この人と暮らすのだ」「子供を産んでより良い人生にしたい」「家族という単位で幸せを手に入れたい」と、そう思っていた人も多いのではないでしょうか?




 しかし、障害というのは突然やってくるものです。人生では、自分が予期していなかったできごとがいきなりやってきます。前準備がなく、当の本人は、そんな恐ろしいことが起こるなんて思いもよりません。そして、「まさか自分に降りかかるなんて」と、誰もが思うのです。


 しかし、それは現実です。現実は受け止めなければいけません。過去は変えられませんから、苦しみを抱えながら未来を歩んでいくしかないのです。1人になった僕は、本当に本当に辛い思いをしました。


 しかし、将来が暗いことばかりではありません。もちろん明るいことばかりでもありません。未来というのは、明るいこともあり、暗いこともあるのです。それは過去も一緒で、今まで辛いことも楽しいこともたくさんあったのではないでしょうか?


 もし思い出せないとしたらそれは忘れているだけです。過去には、絶対に良いことも悪いこともあったはずです。ですから、未来も必ず楽しいことと辛いことがこれからも両方やってくるはずです。






 人生はよくできています。ですから、もし今うつ病で苦しんでいる人、離婚で苦しんでいる人がいたとしたら、近い将来、楽しいことがやってきます。それは間違いないと思います。辛いことのあとには、必ず楽しいことがやってくるはずです。


 だから、決して諦めないで、今日という日を懸命に生きていってください。うつ病に負けたっていい。離婚に苦しんだっていい。次の明るい未来が来ることを信じて、ただただ淡々と生きていって下さい。僕たちの仕事は生きることです。生きることこそが人生です。




 うつ病と離婚という二大不幸を背負った僕は、本当に自分はダメだと自己嫌悪しました。自分を哀れみました。自分を蔑みました。しかし、ただ指をくわえて待っているだけでは人生は好転しませんでした。うつも回復途中のまま職場復帰をし、毎日体調不良に襲われながら、気力の出ない体にムチをうって出社していました。復職当時はそれはもう辛くて、毎週休んでは病院へ行き、薬を飲んで休んでいました。今思い出してもあれほど辛い思いをしたのは、なかなかありません。




 しかし、なんとか出勤しているうちに、体もだんだん慣れ、仕事もこなせるようになってきました。離婚の悲しみはあるものの、仕事をすることでその辛さを忘れ、目の前の仕事を処理することに神経を注ぎました。前回と同じようなことにならないように、ぶり返しにも注意しました。仕事はゆっくり行い、なるべく納期の厳しくない仕事を回してもらいました。人間関係も以前問題があった人とは離れ、安心の置けるメンバーになりました。周りの優しさに助けられ、なんとか仕事を続けることができました。



 そして、それと平行して、僕はうつ病に悩んでいる人たちのために、うつ病克服専門心理カウンセラーの仕事を開始しました。僕の本当の望みは、僕と同じように欝で苦しんだ人たちの心を癒す支えとして活動することでした。


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