うつ・不眠症・ひきこもりだった主婦が3日間で715キロを下る、カナダの世界規模のカヌーレースで世界3位になった話

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<ひきこもりでネガティブで、そんな自分が大嫌い>

ユーコンリバークエスト。

カナダのユーコン川、715キロを、

ほぼ不眠不休で3日間で下る、世界規模のカヌーレース。

こんなアドベンチャーレースに、自分が参加するなんて、思いもしなかった。


そもそもの始まりは、夫がある起業家の人たちとつながっていたこと。

その起業家の人たちは、今回のユーコンリバークエストやサハラマラソン、キリマンジャロ登頂、などなど、さまざまなアドベンチャーレースに参加していた。


昨年のユーコン完漕報告会に行ったときのこと。

報告会の終わりに、「来年の女性参加メンバーを募集しています」と声があった。

自分には関係ないと思って黙っていたら、今回のリーダーである「みなちゃん」という女性より、

「出ましょうよ~」と誘いがあった。

もちろん断り、笑って曖昧にごまかした。


なぜ断ったのかというと、いろんな意味でハードだからだ。

まず、お金がかかる。日数もかかる。

あと、なんといっても、人とそんなに長い時間、一緒にいたくなかった。

人と関わりたくなかったのだ。


そのときの私は、ネガティブだった。

公私ともにがんばりすぎて、約1年間苦しんでいた不眠・うつ病からやっと開放され、

リラクゼーションマッサージサロンを独立開業したものの、色々とうまくいかず、

派遣で、フルタイムでコールセンターの仕事をしていた。


コールセンターの仕事は特にやりたいことではない。

やりたくもない仕事をやって、同僚と下らないおしゃべりをして愚痴を言って、そんな毎日にうんざりしていた。

そして、プライベートでは、これといって特にハッピーなことがなかった。

それまでいつもポジティブに振舞っていた私は、ネガティブな自分には価値がないし、誰からも受け入れてもらえず、愛されないと思っていた。


それに比べて、この起業家の人たちの集まりは、とてもポジティブに見えた。

全員が起業して、成功していると思っていた。

起業していない人たちも、やりがいのある仕事をして、成功していると思っていた。

実際は、決してそんなことはないのだが、そのときはそう思い込んでいた。


「この人たちと私は違う」


だから居心地が悪くて、関わりを避けた。

断ってからも、度々、夫を始めとした色んな人たちに参加を勧められた。

その度に断った。断り続けた。


悶々とした毎日が続く中、ある日、一人の男性が、夫を通じてあるセミナーの無料体験会に誘ってきた。


女性限定「女性性コミュニティ Our Garden 女性として生きる歓び」

さほど興味はなかったが、無料だし、引きこもりが続いたので行ってみることにした。

女性オンリーなら、起業家の人たちの集まりに比べて、それほど居心地が悪くないだろうと思った。


セミナー自体はためになったし、楽しかった。

しかし、最後に有料セミナーの案内があって、なんだか気持ちが覚めてしまった。

「そうだよね、ボランティアでやってるわけじゃないもんね」

当時、相当やさぐれていた私は、申し込みする気もなく、そそくさと帰った。


帰りのエレベーターで、一緒にセミナーを受けていた女性と一緒になった。

「申し込みするんですか?」と私が聞くと、彼女からは、

「はい、申し込みしましたよ~」と、当然のように返ってきた。

どうやら、以前に申し込みしたみたいだ。


彼女は帰りに「フェイスブックで友達申請するので、名前を教えて欲しい」と言ってくれた。

彼女とフェイスブックでつながり、早速メッセージが届いた。

すぐに返信した。なんだか、すごく嬉しかった。


家に帰り、夫に早速「どうだった?」と聞かれた。

「今日のセミナー自体は良かったけど、有料セミナーを申し込む気はない。

興味ないし、高い。そんなお金ない。」と答えた。

夫は、有料セミナーの案内チラシを見て、

「この内容でこの金額なら、安いよ。何より、コミュニティに入れるんだよ。

そこでできる仲間は、なにものにも代えがたいよ。お金は、貯金から出せばいいじゃん」

と言ってくれた。


それはまさに、彼が起業家の人たちとつながり、実感していることだった。

そう言われて気にはなってきたものの、「いや、やっぱりいい。申し込まない」と断固拒否していた。

それから数日。やっぱり気になってきたので、夫に改めて「申し込みしようかな」とつぶやいてみた。

「うん、しなよ」と、背中を押してくれた。

次の日の夕方、思い切ってお金を振り込んだ。




<新しい仲間との出会い>

有料セミナーは、期待以上だった。

まずは男性性と女性性(男性らしさと女性らしさ)を理解し、その中で、調和を学んでいく。

自分の内面と向き合う。両親との関係について深く考える。

その中で、ネガティブな自分を受け入れるということをした。

また、それまで多かった、完璧主義や「~でなければならない」という価値観を、少しずつ手放せるようになった。

気持ちが楽になり、家庭で、職場で、友人の間で、次第に居心地がよくなっていった。


男性性と女性性の特徴の一つとして、

男性性が「与える」、女性性が「受け取る」というものがある。

これは、狩猟時代に、「男性が捕ってきた獲物を家族に与える」、

「女性はそれを受け取る」という由来からきている。

「受け取る」とは、「受け入れる」ということだ。


セックスについても同様である。

「男性が与える」「女性が受け取る」。


そして、「自分が望む方向に進む」ためには、

「受け取る」というアプローチをすれば、ストーリーは進んでいく。

逆に、拒絶して受け取らなければ、ストーリーは止まる、ということを学んだ。


そんなこんなで、だんだん自然体に振舞えるようになり、

今まで拒否してた自分を受け入れられるようになり、

毎日がとても楽しくなってきたのである。


その頃、私はコールセンターの仕事を辞め、

リラクゼーションサロンを再開した。

コミュニティの女性たちが、数人来てくれて、

フェイスブックなどで紹介してくれた。

こちらが何も言わなくても、そうしてくれて、

とても嬉しかったし、感謝だった。

「仲間っていいなあ」と素直に思った。


ユーコンリバークエスト参加を表明したのもこの頃。

「受け取る」ことをしようと思った。

1年近く拒否し続けてたのに、それでも誘い続けてくれるみなちゃん、夫や周囲の人たちに感謝した。


そして今年4月上旬、参加メンバーの初顔合わせに行った。

メンバーは、リーダーのみなちゃん、ジョナサン、トマスキーさん、ゾロくん、はるかちゃん、

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