言葉が通じない女性と会ったその日から同棲をし続けて学んだ3つの事

私は現在フリーランスで仕事を行っているのだが、縁があり北京で行われるプロジェクトに参画することとなった。英語でのコミュニケーションに問題はないが、中国語は全く話せず、勉強する気もない。中国と言えば食品偽装、大気汚染等多くの問題を抱えており、日本から進んで中国、特に北京に行きたがる人は少ないだろう。ただ、だからこそ私は今回の仕事を受けようと思えた、誰もやらないのであれば自分がやってやろう、というモチーベションがココロから沸き上がっていくのを感じた。

しかし、その私の気持ちを試すかのように中国へ渡航するまでに大きな問題が立ちはだかった。私は今回日系企業のプロジェクト参画で北京に向かったのだが、これがギリギリになって観光ビザで働いてほしいと要望があったのだ。実は労働ビザを発行するには企業からの招聘状が必要であり、これなくしては労働ビザは下りないと言われている。そして今回お世話になる日系企業は元々中国人スタッフを探していたのだが、要件に見合う人材がおらず、私に話が回ってきたという裏事情があったようだ。人材を見つけられない辺りに、中国における日系企業のプレゼンスの低さを感じざるを得ない。そこで、ビザなしで中国に15日間滞在し(日本人であれば可能)、入国後に(観光)ビザを取得し追加でもう1ヶ月滞在、ビザ期限が切れた後は一度他国へ抜け再度中国に戻ることで再び観光ビザを取得して欲しい、ということであった。...なるほど、調べてみると外国人に対する1年間の中国滞在可能日数(観光ビザで)に関して制限はなく、一度他国に抜けると再度観光ビザを取得するのは簡単なようである(延長回数は1訪問1回のみ)。

ただ、中国のビザに関しては地域によって、もっと言えば対応するスタッフによって大きくルールが異なるようで、怪しまれ目をつけられると入国できない危険性がある。これは…さすがに不安だ、とっても不安だ。何か方法はないのかと調べてみると、GYC旅行(http://www.sankyobusiness.com/china_visa/china_visa.htm)という、ビザ代行会社を見つけた。サイトにもでかでかと出張命令書(招聘状)不要!と書かれているが、私が調べた所だとここの代行会社のみこのようなサービスを行っているらしい。問い合わせてみると、招聘状がなくとも受入先企業の企業名、住所、担当者、連絡先が分かれば労働ビザを発行してくれるというのだ。期間は6ヶ月の労働ビザでビザ費、代行費用合わせて15000円、そして招聘状がない場合追加で10000円(忘れてしまったため正確な金額ではない)が必要だ。少々高い気もするが、中国が話せない、そして短期で態度の悪い私が中国の移民局でビザ延長を行う事は、トラブルを引き起こすこと必至なので、渋々ながらお願いすることにした。

代行会社に足を運ぶと流暢な日本語で中国人が対応してくれたのだが、話を聞くと、コネ社会と言われる中国だけあり、政府関係の要職に知り合いがいるとこんなサービスもできるということらしい。申請後、4営業日で無事ビザは発行された。ただ、一度も中国への渡航履歴がないとマルチではなくシングル(一度他国へ抜けるとビザ失効)のビザ発給になってしまうので、この点は注意したい。

飛行機は渡航4日前とギリギリでetour(http://www.etour.co.jp/)経由でデルタ航空を予約したが、東京-北京片道22,590円(2014年3月下旬)程で予約出来た。マスコミのPM2.5報道のおかげだろう、渡航者が少なくとても安く購入することができた。ただその当時、いつ日本に戻るのか、そもそも本プロジェクト後日本に戻るのかもわからない状態であったため、復路航空券は予約せず向かい、入国審査で多少不安はあったものの無事入国することができた(以前フィリピンに向かう際、片道航空券のみ握りしめ成田へ向かうと搭乗さえ許されず、しぶしぶ正規料金で復路航空券を買わされた経験があるので、復路の有無は国によって異なる、要確認)。一方、荷物検査は他国に比べて厳しく、バックに入れていたライター、小型のハサミ等は没収されてしまった。

無事北京空港に着いたのが平日の22h20、ホテルを事前に予約するのを忘れていたので、とりあえず電車で多くの路線が走っている駅へ向かおう(おそらく中心街なのでホテルも多い)と乗り込むも、途中の路線乗り換え中に終電がなくなってしまった。実は北京の終電は平日だと23h00頃と早い時間に終わってしまうのだ(Metro Beijing Subwayというオフラインでも使える北京の電車経路、時間を調べられるappを事前にダウンロードすることを強くお勧めする(https://itunes.apple.com/us/app/metro-beijing-subway/id435348307?mt=8))。

やむなく地上へ出ると、夜なのに一面真っ白に霧がかっていた。寒い時期程大気汚染は悪化してしまうらしく、まだ肌寒い3月下旬はPM2.5全盛であった。周囲の人は大げさなマスクを付け、大声で談笑していた。中型のバックパックにコンパクトに荷物をまとめてきたとは言え、いでだちで外人とバレ、一瞬でタクシードライバーに囲まれてしまった。自分がどこにいるのかもどこに向かえばいいのかもわからず、とりあえず安いホテルに行きたいと伝えるもよく伝わっておらず、おじさんに半ば無理矢理4500円(250元)と割と高いホテルに連れてこられてしまった(タクシー代金は言い値で1700円(100元)、これは割高。普通であれば4分の1の値段で行けた)。ホテル到着後、ドライバーはホテル従業員と話しており、おそらく私の支払ったホテル代金に応じたいくらかのフィーをもらっていたのだろう。それで高いホテルか...と肩を落としながら部屋に向かい、北京での夜を迎えた。

このホテル代金は北京ではなかなかに高いのではと思う。北京で働く中国人の平均月収は日系企業に勤めていても10万円程度からスタートしていく。食費は、お世辞にも奇麗とは言えないローカルなお店で450円程(25元)なので月27000円(1日2食*30日)、アパートは安くても月20000円程度(ルームシェアで)する。水道光熱費、携帯通話費等で月5000円、電車代2100円(一回35円*往復*30日)なのでこれだけで約57000円である(2014年9月現在)。これだけの生活費がかかると、手元に残るお金もそんなに多くないだろう。外側から見た中国は経済的に大きく発展し、日本の高度経済成長時のような活気を感じるが、その甘い蜜を吸っているのはごく一部で絶対的多数である一般市民にその感覚はないようである。

話を戻すと、これから毎日ホテルから出勤しようと考えていたのでさすがに1日4500円は高いということで、次の日は他のホテルに移ることにした。ただ、ネットで検索しようにもgoogleは使えず、yahooは使えるがストレスを感じる程遅く、baiduは比較的早いが英語、日本語キーワードでの検索では期待する情報を得られない。そこで、VPN(仮想ネットワーク的なもので中国政府の検閲を逃れる縫合)を契約することに。Blue Surface(http://bluesurface.bolab.net/)というサービスが1週間無料で使え、そこそこ早かったのでその後6ヶ月契約(6050円)でサービスを継続使用している。中国のウェブサイトを見る際もVPNを使う事で大分早くなる。これは中国訪問時に必須のサービスである。

さて、VPNにより無事ググることができ、次の日からは三里屯という日本で言う六本木的な街にあるBeijing Huatong International Youth Hostelというホステルに泊まることにした。ここはファッションモール、KTV、クラブが立ち並ぶ一等地まで徒歩3分と最高の立地ながら8人部屋で1日875円(50元)という格安の値段であった。別料金ながら洗濯サービス、朝食等もありここは大変お勧めできる場所である。滞在中はホステルということもあり、多くの旅行者も泊まっており、毎日仕事から戻るとベランダでは欧米人が毎夜お酒を飲んでは騒いでおり、夜の時間を潰すのに困る事はなかった。しかし、ホステル住まいも10日程が過ぎ、このままここに滞在してもいいかなと思っていた頃、従業員にここには2週間しか滞在できないと言われてしまったのだ。おそらく、観光ビザ延長の際に、仮住まいの住所証明を警察署で取得する必要があり、その面倒までホステルで見れないというところなのだろう。

どのように女性と運命的な出会いをしたか、続きは以下ブログにて。

http://iammoralist.com/2014/09/17/hello-world/

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