【第8話】一人の理学療法士が85歳のおばぁちゃんと蝶ネクタイブランドを設立するお話。
母の死と結婚。
皆さん、ご機嫌よう。
最近は1週間に一回のペースで執筆を続けている。
これもみんなの応援と、編集局長の度重なる締切コールのおかげだと思う。
これには感謝してもしきれない。
さて、草刈との出会いにより、リハビリの世界にはまる決意をした堀山。
この先、どう成長し、どのようなセラピストに育っていくのだろうか。
そして主題である蝶ネクタイは何話で登場するのであろうか。
今日はそんな堀山が一人の人間としてステップアップした日のことを綴りたいと思う。
さて、読者の皆さんにはお伝えしていなかったが、堀山は愛知県出身である。
現在の職場も愛知県である。
愛を知る地、愛知県である。
12年連続交通死亡事故ワースト1の地、愛知県である。
愛のある運転を知れ!!
愛知で生まれ育った堀山が理学療法士の礎を築いた(学生時代を過ごした)地は、愛知ではなく、神戸であった。
神戸で大学生活を過ごした堀山は、当然のごとく神戸での就職を考えていた。
港町神戸、おしゃれな町神戸、電車の便がいい町神戸、女性が綺麗な町神戸。
それが決め手であった。
しかし、大学4年生のある日、その考えを覆す連絡が堀山のもとに届く。

こうして、堀山はおしゃれな町神戸を離れ、くるまな町愛知に戻る決意をするのであった。
堀山には、大学時代から付き合っていた彼女がいた。
母に残された時間が少ないと知った堀山は、彼女との結婚を決意した。
もちろん、今は結婚し、その彼女が妻となっている。
このSTORY、妻も読者の一人であるため、あとで怒られないように言っておく。
妻はとても美人だ。
芸能人に例えるならば、志田未来。
正確に例えるならば、リロ&スティッチのスティッチ(化け物)
当時はまったゲームで例えるならば、キングボンビー(by 桃鉄)だ。
妻へのプロポーズ大作戦の話は、書くと長くなるので、別の機会にさせてもらう。
すごく聞きたい!という方はコメントください。
結婚を思い立った翌月、堀山は友人の協力のもと付き合った記念日にプロポーズを終えた。
しかし、堀山は悩んだ。
1年目のペーペーである自分が、今はリハビリの勉強に全てを注ぐべき立場である自分が、結婚などにうつつを抜かしてよいのであろうか。
先輩方にどういう顔をすればよいのだ。
受け入れていただけるであろうか。
悩んだ結果、翌日、朝礼で発表することにした。
業務連絡が一通り終わったあと、緊張しながら挙手をした。


なぜだ!!!!
こっちは緊張して発表している。
一大事と捉え、勇気を出して発表した!
たしかに堀山のアイデンティティー=笑いなのはわかる。
でも!!
真面目な発表でしょうが!!
この先半年、職場内での流行語が時期尚早となり、いじられ続けることが確定した。
そんな一年目の冬のある日の出来事。
タイトルが気になって読んでくれた方には申し訳ない。お気づきの方もいるかもしれないがこのSTORY、もはや私の仕事を振り返る場になってきている。ブランドのブの字も蝶ネクタイの蝶の字も出てこない。ブランドの結果がどーしても気になる、そんな早合点な方には公式サイトをご覧いただきたい。(tsutau 公式サイト http://cocohale2012.wix.com/tsutau)
続く
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