言葉(外国語)の壁の超え方 ~喋れなくても何とかなる。知らぬうちに理解できるようになる人との接し方~
中国だったら漢字を書けば通じることもあるが、ここで言う筆談は『イラスト談』の事。
そう、絵を書くのだ。
~実際の例~
■ フランスで道に迷った時
迷ってホテルに帰れなくなった。辺りは薄暗く、道行く人も少ない、、、
自転車で通りかかった女性に「エクスキュゼ モワ(ちょっとスミマセン)」と声を掛けた。
フランス語は殆どわからなかったので、その後に英語で尋ねると、、、「Non non non....」と言いながら、手を降り、去ろうとしてしまった。
すかさず引き止め、紙と鉛筆を取り出した。
そこにホテル、川、橋を書いた。
かなり下手な上に目の前でささっと書いたので、何の絵かも意味不明だったようだが、必死に説明した。
2本線を書いただけの川の中に魚の絵を書き、泳ぐ真似をしたら、川だとわかってくれた。
こういうプロセスがしびれるほどに面白いんだよな~
橋に関しては、書きながら英語でブリッジと言っても通じなかったので、フランス語っぽく適当に「ブリシェ」とか自分で考えだして言ってみたものの、やはり合っていなかったりした(^_^;)
しかし、川が認知されると、それに伴い、橋も認知された^^
自分はホテルの近くに橋があることは覚えており、その橋までたどり着きさえすれば、帰れると知っていたのだ。
『この男性は橋までの行き方を聞いているのか』とわかってくれたその女性は、顔つきもにこやかになり、喜んで教えてくれた。
もちろん、フランス語だったので殆ど言葉はわからなかったが、身振りを見ていれば右、左、右とかはわかった。
そして無事に辿りつけたのだ!Merci Beaucuop!(どうもありがとう!)
身振り手振りはかなり重要!
既に前文でも紹介したが、コミュニケーションツールとして、身振り手振りというのは伝える力が物凄く大きい。
運転中に助手席から右のほうを指しながら、「ここ左!」と言われても、普通は右に曲がるだろう。
自分がカナダで電話で苦労したのも、身振り手振りが見えなかったからだ。
日本人は話す時に体を使うことが少ないが、外国の方と話す際、意識してボディランゲージを利用してみることをオススメする。
仲良くなったら、言葉さえいらない、、、
最後に、コミュニケーションをとる方法はいくつもあるが、、、
やはり重要なのは心のふれあいだと思う。
言葉さえいらない、、、こんな状況すらありえるのだ。
目を見るだけで分かり合える。表情や素振りだけでわかる。
これは恋をしたことがある人ならば分かるだろう。
自分はカナダでホームステイをしていた時に、このような相手に出会った。
「言葉が通じても通じなくても、そんなのはどうでもいい!
ただ横に居たいんだ。」
ホームステイの項で先述した『ホストとの会話すらも凌ぐ、物凄くモチベーションを高めるような出来事』というのは、この事だ。
『恋をするように生きる』
(ココで言う恋は特定の人に対してという意味ではなく、人生に対してというような意味)
これが自分の生き方であり、すべての行動基準なのだが、そのような行動基準が生まれたのは、こういう心躍るような、ワクワクするような体験が元になっている。
自分が何て言っていいかわからないなと辞書をペラペラめくっていると、横から「こういうことを言っているの?」とか聞いてきてくれる。
自分で話すのは難しくても、相手が言ってくれた意味はわかったりしたので、「そうそう、それが言いたかったんだよ^^」みたいな感じでどんどん会話も成立したのだ。
そして、「悪いね、英語はまだイマイチちゃんと喋れないんだ(^_^;)」と伝えると、彼女はこう答えてくれた。
「え?!十分ちゃんと話せているじゃない!」
これは当時の自分からすると大きな驚きだった。
「あれ?もう自分は十分話せるの??」
たしかに、流暢に話せてはいなかったが、彼女と共におしゃべりを楽しんだり、カナダでの日常生活は何とかできていた。
「う~む、、、いつの間にか喋れるようになっているのか、、、、まぁ、ちょっとだけだけど^^」
自分の心が軽くなったのを感じた。
こういう心のふれあいが、コミュニケーションの本質を私に教えてくれたのだ。
このSTORYで伝えたいこと
本当に学びたいのか?
コミュニケーションを取る手助けになるもの
■ ポケット辞書;これさえあれば大丈夫との安心感を与える
■ イラスト談;絵は万国共通!
■ 身振り手振り;言葉よりも強い影響力
結局一番大切なのは、お互いに心を通わせる事
■ 現地語を少しでも話せるだけで、相手がコチラを向いてくれる。会話はまずはそこから!
■ お互いが通じ合えば、言葉さえも不要になる♪あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
著者の室田 泰文さんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます