ベジタリアンになったきっかけ

「お肉を食べるために、あなたは動物たちを殺せますか?」

私は今、ワーキングホリデーでニュージーランドで生活をしています。とても素朴で、自然が美しくて、私にとって、とても過ごしやすい国です。都市でも日本ほど大きくなく、ちょっと車を走らせればそこには素晴らしい自然があり、自然と人との距離が近いことを感じられます。町から出ると、牧草地が広がり、鮮やかなグリーンがずーーーっと続き、そこにはニュージーランドの代名詞・・・羊がいたるところで見られ、同じように牛もあちこちで見られます。このように、のどかで、治安もよく、フレンドリーな人が多いためか、世界各国から旅人が集まる国でもあります。そんな環境の中、私は何人かのベジタリアンとフルータリアン、ビーガンの人たちに出会い、彼らの考えを聞く機会に恵まれました。

ある1人のベジタリアンの友達からの質問に、私は衝撃を受けました。その質問が ''Can you kill animals just to eat??''(「お肉を食べるためだけに、動物を殺せる?」)でした。恥ずかしながら、私はこのとき初めて、お肉は元は生きている動物だったんだと自覚したのです。お肉はスーパーマーケットに行けば手に入る、「商品」の一部と考えていた自分に気づいたのです。想像は膨らみ、私は羊や牛のことを思い出しました。私は彼らを食べていたのです。彼らは人間に食べられるために育てられている・・・という事実に気づき、違和感を覚えました。私はお肉を食べることを否定したいわけではなく、もっと知るべきだと思ったのです。命を奪って食べているという現実、消費者は自分の手は汚さずして、動物たちが殺される瞬間を見ずして、食べているという現実・・・これに気づいたことが私の中で大きなきっかけになりました。「商売」のために育てられる動物たち、それを当たり前に消費する私たち。人間の利欲のために、コントロールされ、ときには化学薬品を用いて不自然な成長を促される。そのような話をしてから、自然とお肉食べたーい!という気持ちは無くなっていきました。




著者の下野 佳代さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。