スタートアップ(ベンチャー起業)と言う魔法の言葉に騙されてはいけない
初めまして、まず最初にIT系のベンチャー企業で、
働いていた私の経験談を語りたいと思います。
在籍は約7年。「得た物」と、「失った物」を伝えて
読者さんのこれからの就職の手助けになれば幸いです。
実際に経験して解った事を書きたいと思います。
◆失った物編◆
① 「就労が安定しない」
社員を守る制度が当時無かったなぁと。
また大企業と違って、人を守ろうと言う意識で働いてないので、
去る物追わず、来る者拒まず、と言った社風でした。
つまり人間関係が手薄になり、ビジネスライクな友人しか出来ないって所が大きいかな。
昔の小学校と一緒で、転校が決まってる奴と仲良くする人はいないでしょう?
あと現場で突然、
上司「君、もう次の日来なくていいよ」
そんな事もよくあります、
それくらい厳しい会社も逆に存在するって事です。
※また厚生年金や、健康保険も任意の会社が多く、個人が負担するところが大きくなりやすいです。
② 「就業時間∞」
就業時間や健康問題は常に悩まされると思います。



そんな言葉に騙されても、
正直毎日眠いし頭痛いんで、
どうでもいいです。
1日16時間労働は当たり前で、月に1日休みがあればいい方です。
私は会社に泊まり込みで、仮眠の5時間を除いて他はすべて就業時間となってました。
定時帰り、自由な時間などをすべて犠牲にして、何か得る物があるとしたら、
会社と自分の成長でしょうか?(笑)
笑ってはいけないのですが、成長と言う言葉は自己犠牲の上で会社が大きくなって何かあなたは得る物はありますか?
対価を求めるとしたらお金ですが、それすらベンチャー企業で満足できる額は貰えないでしょう。
そんな中で、仕事が楽しいから賃金や睡眠が無くても、俺はやるんだ!
これが、
「社畜>戦士>天才」
このようにステップアップする可能性もあります。
どうなるかは、すべては冒険(ベンチャー)なのです、その先に「宝箱」があるかにかかっています。
※宝箱を開ける権利は、経営者であって、あなたでは無い事もあります、気を付けてください。
③ 「すべて自己責任」
ベンチャーではすべて自己責任です。
過労で倒れようが、何しようが会社は守ってくれませんし、訴えたとしてもどうにもなりません。
交通費、会議代、タクシー代も自分で支払ったり・・・
すべて自分の行動が、すべて結果に結びついてきます。
賃金交渉から、現場の選択、果ては健康管理、休みの申請などもすべて自分の采配であり
体調を崩したら当たり前ですが怒られますし、就業が出来ない人間を
例外なくベンチャーはクビにします。
④「転職が出来ない」
一番気を付けて欲しいのはここです。
4つの例を参考に考えて見て下さい
・就職編
大学⇒ベンチャー企業◎
大学⇒大企業◎
・転職編
大企業⇒ベンチャー企業◎
ベンチャー企業⇒大企業×
ようは、後戻りが出来ない選択を自分で取ってしまってると言うことです。
名もなき企業で働いていた人間を、再就職の場で人事の方はどうみるか?
痛いほど、転職経験をすると解ります、単に怪しい人物にしか映りません。
※これは筆者に人間的な魅力が無かった事も、一因であると付け加えておきます。
⑤「プライベート」
当時、付き合っていた恋人、友人、家族などは時間が無い以上
関係を持続させるのは非常に難しいです。
特に結婚を考えていた彼女に、
彼女「仕事と私どっちを取るの?」
んな映画みたいな事を言われても・・・
後々気が付きますが、
会社はあなたの幸せを考えてくれませんよ。
人生に取って大きな選択肢は、自分自身で決めるべきです。
※結婚の方が仕事なんかより、全然正しい答えだったって事です。
⑥「濃すぎる人間関係」
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