52人生の岐路 / 帰り方が分からない
静岡駅に着いた私たちは、鈍行の窓口にいた。
「どうやって東京まで帰ったら良いのか」聞いていたのだ。
昼。
静岡駅近くの金券ショップで乗車券のみを買っていた。
極力、安く済ませたかったから。それだけだった。
けれども、その選択が良かったらしい。
運行情報をtwitterを通じて得ていたとき、
・定期を持っている人
・台風より前に乗車券を買った人
は、振替輸送により、新幹線を利用できるらしいという事を知った。
本当かどうかは分からなかった。
だから、窓口で取り合えず、聞いてみたのだ。
そうしたら、静岡→新富士まで新幹線で行けることが分かった。
自分たちが購入した切符は、8月半ばのものだったため。やったね。
そのため、鈍行の切符を持ちながら、新幹線の改札に行き、ホームへ。
高校生の帰る時間帯と重なったため、定期を持った高校生が異様に多かった。
通学、通勤なんて、もっとか。
新富士までは、新幹線で30分ほどでした。
そこからは、鈍行で。
と、すぐには行けず。
新富士から富士までは距離があるらしく、無料のシャトルバスで送迎。
バスの回転数が早いとはいえ、駅で待っている人は多かったなぁ〜。
富士からは、熱海、東京と乗り換え、彼の家まで帰ってきました。
そうだ、総武線は仕事帰りの時間帯と被り、ものすごく混んでいた。
緊張だったり、疲労だったり。1日がとても長かった。
家に着いたら、20時過ぎでした。
静岡駅で買った駅弁が、私たちのお腹を満たしてくれました。
はじめて自分のお金で駅弁を買っただけに、とても美味しかった。
彼も満足していて良かった。
この日は二人とも爆睡でしたね。
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