NYという街。

初めてこの街に来たのは2012年。
英語も喋れないのに、
一人で偵察にきてみた。
すぐに、気づいた。
ああ!ここあたしに合ってるなって。
街を歩けば、ユダヤ人の人が小さい帽子被ってたり、デリのおじちゃんが道端で礼拝してたり、個々がそれぞれ自分の文化、自分を尊重して生きていた。
衝撃だった。こんな場所が世界にあったのか。。。自然と涙がででいた。
幼い頃から変人と言われて育ち、物心ついた辺りから自分でも、自分は人と少し違う、と気付き始めた。
それが罪悪感に変わり、いつも人と一緒でなくてはならない。少しでも自分らしさを出せば嫌われてしまう。と思うようになった。
周りを気にして、人と自分をいつも比べていた。
そんな時に訪れたNY...
みんなが堂々と自分を尊重して生きていた。自分らしくいることは、悪いことではないんだ!
わがままではないんだ。そう心から感じた。涙が止まらなかった。
ここなら自分らしく生きて行ける。
確実にそう思った。
住み始めて一年が過ぎたが、個々が尊重されている反面、ここではクレイジーなくらいがちょうど良い。
どうやって自分の個性を押し出していくか、あたしには、英語というハンデがあったので、見た目で人を引きつけよう!そう考えた。
アメリカ人がイメージするアジアンガールを真似した。
山口小夜子さんをイメージした、切れ長のアイライン、黒髪パッツン前髪。
やはり、アメリカ人にはウケた。
地下鉄や道端であなた何してる人?
とか、今度一緒に作品作らない?など、話しかけられる事もあった。
日本にいた頃は、どうやったら目立たずにいられるか、いつもそんな風に考えていた。
今は、逆だ。どうやったらここで目を止めてもらえるだろう?どうやったら、ただのアジア人女に目を向けてもらえるだろうか?と考えるようになった。
あなた、クレイジーよね。ビッチよね。なんてアメリカ人から言われた日には褒め言葉として受け止めた。
自分をブランド化して、創り上げられる街。それがNYだ。
対象としてる人、演出したいイメージ。自分を一つの作品として創り上げていく。まだまだ自分は未完成だがNYは本当に正直な街だ。
挑戦したい、やりたいことがない。
負けず嫌い、自分に自信がないなど
そんな想いを抱えてる人には是非一度は住んで欲しい街です。
あっ、一つ言っておくと正直英語が喋れないとか、何かしらのスキルを持ってなければこの街では通用しません。
存在していないも同然の所から、自分を創り上げていくんです。
日本人特有のハングリー精神で。
興味ある方は是非NYへいらして下さい。

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